ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

加地 学 陶展

2011年08月18日 20時37分05秒 | 企画展・うつわ
 
 
北海道 留寿都村から
加地 学さんの うつわが届きました。

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大きく分けて 2種類の うつわ。
 
 
薪で焚く 蛇窯で焼いた「焼締め」

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同じ土でも、窯の中の置き位置で
様々な色で 焼き上がります。
鮮やかで、透明感のある黄色い うつわは
とても難しいそうです。

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赤い色が多いですが、グッと締まった黒も 趣があり
ぼくは 好きです。

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もう1種は、石炭を燃料にした窯で焼く「粉引き」

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北海道 江別市で、自ら手掘りしてくる粘土をベースに
作陶している加地さんは、焼締めも 粉引きも
同じ粘土を使っています。
最近は 北海道の別の地の粘土も試しているそうです。
今回も 新しい粘土の うつわを1点だけ持ってきてくれています。
 
 
今年に入り、石炭での焼成に熱心に取り組んでいるようで
今回届いた うつわも 粉引きが目を引きます。

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鉄分の多い土のようで 表面に滲み出ています。
鉄分の滲み量は、皆さんの好みもあると思いますが
ぼくは、この位出ているのも 好きです。
 
 
湯呑は シンプルな筒状もありますが
このラインに 惹かれます。

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白化粧土と透明釉をかける粉引きといえば
白いうつわを思い浮かべる方も居ると思いますが、
加地さんの探究心でとても粉引とは思えない
色味が出ている うつわも あります。

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表面の色は、ぱっと見ただけだと
焼締めかと思ってしまいます。
内側は、粉引きの化粧土はかけないで
釉薬がかかっていますが、この艶は
石炭で 焼成することによって出てくるそうです。
 
 
本日、売れてしまいましたが
この急須も 粉引きです。

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ちょっと びっくりですね。
 
 
重ねて焼く時の目跡、加地さんのは やさしい感じです。
焼締めは、もみ殻の目跡

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粉引きは、うつわ同士が付かない様に
小さく丸めた 土の跡

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酒呑みには たまらない とくり

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一点一点、趣があります。

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ぜひ手に取って じっくりと見てもらいたいです。
 
 
学生時代には、ボクシングで
インターハイに出場した事のある加地さん
37度を超えた 本日の さいたま市で
朝、ランニングも こなしたそうです。
スポーツマンらしい 爽やかな 加地さんの笑顔と
北海道の大地で 生まれた うつわたちに
会いに来て下さい。

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 加地 学 陶展

 2011年8月18日(木)~8月29日(月)
 11:00-18:00  8/23火曜休み
 作家在廊日 8/18(木)・19(金)・20(土)・21(日)・29(月)
 
 
 
 
 
 






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