高木ユキさんの水無月のしずく
秩父の小鹿野に工房を構える高木ユキさん。
以前は、久保ユキさんの名前でご紹介したこともありました。
高木さんは、ボロシリケイトガラスという耐熱ガラスを使い、バーナーワークにて制作されています。
耐熱ガラスと言われてもピンとこない方も多いと思いますが、理科の実験などに使ったビーカーなど、直火にも耐えられるガラスで、とても強く、アクセサリーのように塊状になっていると、木の床などに落としても割れる心配が少ないんです。
代わりに、加工する時は、非常に高熱を加えないと加工できないので、2000度になる酸素バーナーを使い制作されています。
しゃべり口調や人柄も穏やかな高木さん、作品も主張しすぎないで、身に着ける人に寄り添うイメージがあり、シックな服からナチュラル系の服まで、幅広く合わせることができます。
現在、子育ての真っ最中で忙しくされており、秩父以外で新作がこれだけ並んでいる機会も少ないので、ぜひ ご覧いただきたい。
会期中の在廊は終了してしまい、お会いすることはきませんが、作品に触れてただければ、人柄が伝わると思います。
水無月のしずく
あるぴいの銀花ギャラリーにて
6/10(月)迄