私は、子供のころ、まだ家にテレビがないときから、夏の行事である全国高校野球甲子園大会を、ラジオで聞いておりました。
今日の新聞のスポーツ欄に、甲子園のライバル、生涯の友と言う記事が目に留まりました。
熊本地震で被災した球児が先導役を務める開会式を見ながら、20年前の決勝戦に思いをはせていた。
松山商(愛媛)と熊本工が延長戦にもつれる大熱戦を演じた。
10回裏、松山商の右翼手がサヨナラの生還を阻止した「奇跡のバックホーム」で知られる。
本塁でタッチアウトになった熊本工の星子崇さん(37)と5月に再開した。
野球ファンが集うバー「たっちあっぷ」を、熊本市中心部で経営している。
「本心は死ぬかと思いました」。
すぐ携帯に電話が入った。
「大丈夫か?」。
松山商の主将だった今井康剛さん(38)からだった。
「着信履歴を確認したらあいつが最初だった。うれしいね。気にしてくれて」
同じ大会に出場した選手はライバルであり、生涯の友になる。
大切な思い出と友情が、今夏も生まれる。
(編集委員・安藤嘉浩)
今日の新聞のスポーツ欄に、甲子園のライバル、生涯の友と言う記事が目に留まりました。
熊本地震で被災した球児が先導役を務める開会式を見ながら、20年前の決勝戦に思いをはせていた。
松山商(愛媛)と熊本工が延長戦にもつれる大熱戦を演じた。
10回裏、松山商の右翼手がサヨナラの生還を阻止した「奇跡のバックホーム」で知られる。
本塁でタッチアウトになった熊本工の星子崇さん(37)と5月に再開した。
野球ファンが集うバー「たっちあっぷ」を、熊本市中心部で経営している。
「本心は死ぬかと思いました」。
すぐ携帯に電話が入った。
「大丈夫か?」。
松山商の主将だった今井康剛さん(38)からだった。
「着信履歴を確認したらあいつが最初だった。うれしいね。気にしてくれて」
同じ大会に出場した選手はライバルであり、生涯の友になる。
大切な思い出と友情が、今夏も生まれる。
(編集委員・安藤嘉浩)