昨年世間を騒がせた「号泣議員」こと野々村竜太郎元県会議員の印象的な記者会見から一年が経ちました。
彼自身のキャラクターや言動などが注目され、日本中また海外にまでこの話題が広まったことは兵庫県民として恥ずかしいというかあきれたというのが正直な思いでした。
しかしこの事件をきっかけに議員の政務活動費に世間の注目が集まり、結果としてその使い道が良い方向へ向かっていくようなったのではないでしょうか。
兵庫県では今まで公開請求をして一枚につき10円払ってコピーをいただくしかなかった各議員の収支報告書と会計帳簿がホームページ上で閲覧可能となりました。
同じように市議会のページ上に政務活動費収支報告書が会派別ですが見られるようになりました。
ただこれらには個々の領収証が添付されているはずで将来はそれらも閲覧できるようになるかと思います。
市民が誰でも見ることが出来るという事で、ごまかしや曖昧なお金の使い方が出来なくなります。もちろんそれは現在までもそうあるべきだったのですが、朝日新聞によると昨年度は総支給額約4億9600万円の約23%にあたる約1億1500万円が返還されたということは・・・・ですね。
海外視察も支出が控えられたと記事にありますが、当然これまで視察か観光かという疑惑はあったわけですが、本当に議員活動に必要なことなら堂々とお金を使って問題はないのですから、そうでないものとの区別はやはり一般市民の感覚を持っているかという事なのではないでしょうか。
せっかくの公開なので是非目を通して見て下さい。