はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

AMD環境でAC駆動を考える その10 ~ Ryzen 5700GにてcTDPを試してみた

2022-03-19 09:30:26 | 低消費電力APU

みなさん、ご無沙汰しております。絶賛記事停滞中であります。
巷では、コロナも6回目の流行も落ち着きつつ?ある中で世界情勢も不穏だったりしております。
まだ3回目のコロナワクチンの通知がこない、はぴです。

Ryzen APUシリーズのcTDPが魅力的で弄るつもりだったんですが、メインPCやノートPCで事足りるようになっていました。
フルで時間を確保するのをサボっていたわけです。言い訳はいっぱい・・・

低消費電力でそれなりの高性能なCPUを探すにインテル製も強力なライバルがいるとは思います。
でも、グラフィックス性能の優秀さではAMDも負けていません。
今年にはグラフィックスにRDNAコアを搭載するRembrandtなRyzen 6000シリーズがモバイル向けにお目見えします。
可能であればデスクトップにも発売されてほしいものです。・・・それはRyzen 7000シリーズになるでしょうか?

で、Ryzen 5700GにてcTDPを変えてみて性能と消費電力がどうなるのかザックリと調べてみました。

ちなみタイトルで自分のブログを探してみたら「AMD環境でAC駆動を考える その9 A12-9800EでAC駆動を目指す!
という5年前の2017年の記事からになるという更新さぼってました申し訳ありません。
それ以外の記事では、「低消費電力APU」で似たようなことをやっておりました。こちらは2年前。
Zenコアで低消費電力なRyzen EmbeddedというAPUでAC駆動なコンパクトPCが出来てしまいます。

それで主に音楽再生とラジコ再生を目的に亡Abee社のADIVA PCに組み込んだ自作PCは快適で現役です。

さて今回はRyzen 5700Gを使ってcTDPを変えてみた時の性能とシステム消費電力です。

測定環境
CPU: AMD Ryzen 5700G
MB: ASUS ROG STRIX B550-I GAMING BIOS 2603
MEMORY: TRIDENT Z RGB 3200GHz(16-18-18-38)
STORAGE: PLEXTOR PX-512M9PGN+
PSU: CORSAIR SF450
OS: Windows 10 Pro



この状態でCPUとメモリとSSDで電源と必要な配線をすればOS入れて完成します。
S-ATAケーブルでSSD接続しなくて良いだけでもすっきりですね。



cTDP設定をするにあたり、UEFI設定での項目がややこしいところにあります。
「Advanced」 - 「AMD CBS」 - 「NBIO Common Options」 - 「SMU Common Options」タブにある
「System Configuration AM4」という項目で設定するのですが、名称も少し変わっています。
1. 35W COMMERCIAL and CONSUMER - System Config 1
2. 45W COMMERCIAL and CONSUMER - System Config 2
3. 65W COMMERCIAL - System Config 3
4. 65W CONSUMER - System COnfig 6
5. AUTO
と5項目があり、65W設定については「COMMERCIAL」と「CONSUMER」の設定があります。
今回は消費者という意味のCONSUMERで65Wでの設定を行いました。
また、都合cTDPを3回変更することになるんですが3回目のUEFI設定画面で必ずハングアップしました。
その時はCMOSクリアを行い復帰して変更しています。

CINEBENCH R23の測定については、これ標準設定で約10分間ぶん回すようになっているんですね。
シングルとマルチそれぞれ10分間ほど、合計20分間かかります。cTDP設定があるので3セット^^;
無効にも出来たみたいですが、後になってわかりました。

cTDP35W CINEBENCH R23の結果

CPU SCORE(Multi) - 11185pts
CPU SCORE(Single) - 1498pts

cTDP45W CINEBENCH R23の結果

CPU SCORE(Multi) - 12184pts
CPU SCORE(Single) - 1510pts

cTDP65W CINEBENCH R23の結果

CPU SCORE(Multi) - 13594pts
CPU SCORE(Single) - 1492pts

cTDPの設定によりマルチコアの性能が良くなります。
シングルコアの性能は概ね同じ性能。




cTDP35W 3DMARKの結果

3DMARK Fire Strike SCORE - 3971
    Graphics - 4377
    Physics   - 22133
    ALL        -  1358
3DMARK Time Spy SCORE - 1583
    Graphics - 1389
    CPU     -    7654

cTDP45W 3DMARKの結果

3DMARK Fire Strike SCORE - 3974
    Graphics - 4372
    Physics   - 23747
    ALL        -  1356
3DMARK Time Spy SCORE - 1585
    Graphics - 1388
    CPU     -    8161

cTDP65W 3DMARKの結果

3DMARK Fire Strike SCORE - 4007
    Graphics - 4420
    Physics   - 26518
    ALL        -  1348
3DMARK Time Spy SCORE - 1585
    Graphics - 1385
    CPU     -    8777

3DMarkの結果はcTDPを変えても変化なく「あれ?設定変わってない?」とも思いました。
上記のcTDPそれぞれの3DMarkの内訳をみてみるとcTDPを35W,45W,65Wと設定するに従いCPUスコアが良くなっていきます。
しかしGPUスコアはcTDP設定では変わらないことから3DMARKスコアに影響を与えないものと推測されます。



cTDP 35W FFXIV暁月の終焉ベンチマーク

1280x720 高品質(デスクトップPC)       7121 やや快適
1280x720 標準品質(デスクトップPC) 10368 快適
1920x1080 高品質(デスクトップPC)     3813 設定変更を推奨
1920x1080 標準品質(デスクトップPC) 6196 やや快適

cTDP 45W FFXIV暁月の終焉ベンチマーク

1280x720 高品質(デスクトップPC)       7150 やや快適
1280x720 標準品質(デスクトップPC) 10496 快適
1920x1080 高品質(デスクトップPC)     3813 設定変更を推奨
1920x1080 標準品質(デスクトップPC) 6187 やや快適

cTDP 65W FFXIV暁月の終焉ベンチマーク

1280x720 高品質(デスクトップPC)       7059 やや快適
1280x720 標準品質(デスクトップPC) 10614 快適
1920x1080 高品質(デスクトップPC)     3782 設定変更を推奨
1920x1080 標準品質(デスクトップPC) 6160 やや快適

ファイナルファンタジー(FF XIV)暁月の終焉ベンチマークでも、3DMARKの傾向を引き継いでいます。
1280x720標準品質(デスクトップPC)での結果は、cTDP設定で35W,45W,65Wと変更するに伴いベンチマークの結果も良くなっています。
どの結果も10000台を越えて「快適」判定。
それ以外の解像度では、cTDP設定を変えてもGPU性能が変わらないことからベンチマークに大きな差がみられません。
1920x1080標準品質(デスクトップPC)が6000台の「やや快適」になり、フルHDで一定程度のゲーム性能を持つことがわかります。





cTDP設定で一番影響を受けるのがこの消費電力でしょう。
CPU性能を抑えることによって消費電力を下げるようにしており、GPU性能はそれほど変えていないように思われます。
概ね
cTDP 35W システム消費電力 80W以内。
cTDP 45W システム消費電力100W以内。
cTDP 65W システム消費電力130W以内。
ACアダプタ駆動は十分考えられる消費電力です。
cTDP 35Wの設定ともなると余裕をもって動かすことが出来ます(発熱は別ですが^^;)。




実際にケースに組み込んだRyzen Embedded V1605BはCPUファンがあっても温かくなっています(熱くはないです)。
もちろん熱暴走などの心配もなく動かしているので排熱を考えつつPCケースに組み込みましょう。
今回のベンチマークを基準にして他のAPUやGPUも測定していく予定(未定)です。


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Abee社製、ADIVAのケース改造 GIGAIPCのmITX-1605Aを搭載してAudio PCにする

2021-10-23 20:57:31 | オーディオPC AMD

みなさん、こんにちははぴです^口^/

まぁ、オーディオPCについて停滞気味の更新をしておりました。
オーディオPCケースの中でADIVAのケースが気に入ってしまったのですが、
以前Abee社製のオーディオPC「ADIVA」を改造し~というか背面に一般的なMINI-ITX用のバックパネルが取り付けることが出来るよう開口部を開けた工作~マザーボードを仮組したりして遊んでいました調整していたのですが、つまりはほぼほぼ放置しておりました。
工作は寸法をきちんと合わせ、ハンドニブラーでパチパチと削り取っていく。最後はやすり掛けでサイズ調整をする以外に神経を使いました。

このADIVA(このバージョンの場合K10)にはASUS J1900I-CというMINI-ITXマザーが搭載されています。
ADIVAが発売されたのは2015年4月と6年ほど前。いまの低消費電力なCPUやマザーと性能は比べるべくもありません。
新しくMINI-ITXマザーをこのケースに取り付けるには高さ制限があります。
このADIVAケースにピッタリなものはGIGAIPC mITX-1605Aを選択しました。
その基礎的な性能はこちらです。
Zen 3コアが登場している今、Zenコアの古めのシステム。NVMe SSDでのOS起動は出来ませんが、SATA M.2 SSDは使用可能ですし十分なパフォーマンスを持っています。Windows 11はインストール出来なさそうですがWindows 10は十分に動作可能。オーディオPCとして使用するには贅沢すぎるかもしれません。

AMD省電力APUのKabiniシステムでは省電力ですが性能が低すぎ、Intelの省電力CPUでは省電力ですがコアが少なく今更だし、魅力が薄い。



で、mITX-1605Aを使用しました。とどのつまり使いたかったわけです。
とにかく、マザーボード取り付け空間の高さに制限があり、同じRyzen Embedded V1605Bを使用するアドバンテック社のAIMB-228はCPUクーラーが高すぎて入りません。



配線状況を確認。ケースの内部は空間に余裕があるので取り回しは楽なほうです。
EPS4ピンの延長ケーブルが必要になります。
ファンレスではなくCPUクーラーがついていますが騒音等については検証の余地があります。



稼働状況では、CPUファンから音が出ます。
うるさい音ではなく近くで聞かないとわからないくらいの音でした。
ファンレスなAMD APUマザーが登場したらうれしいですね。



上部に見えるのがADIVAケースの内部ステーです。mITX-1605AのCPUクーラーの低さ・コンパクトさがわかるかと思います。
バックパネル部の高さよりも低く抑えられています。




GIGAIPCのmITX-1605Aは電源端子が4ピンEPS端子しか内部にありません(バックパネル部にはACアダプタ接続用のDCジャック12V~24Vがあります)。
今回ADIVAケースに搭載されている内部電源を流用したいので、次のパーツを使用しました。

「アイネックス ATX電源検証ボード」





すっきりしませんが、今回の配線にはなくてはならないパーツです。





ADIVAケースに搭載している内部電源から24ピン電源コネクタをこれに接続し、残りのEPS4ピンコネクタをマザーボードに接続するという変則接続。





EPS4ピンコネクタは短すぎたので延長ケーブルを使用。





先ほどのパーツは全面部のこの周辺のスペースに収めることが出来ます。





S-ATAコネクタは1つしかありません。





OS用にSATA M.2 SSDのWD RED SSDを使用します。





今回の構成として
1.OS起動用のS-ATA SSD(M.2 S-ATAスロット 2280 M.2 M-Key)
2.光学ドライブ用のS-ATA接続
3.データ用のSSDをS-ATA接続
を考えていたのでS-ATA接続が足りない状態になりました。

そこで、Mini PCIeスロットを使用することにします。
下の写真の中央部、上にあるのがMini PCIeスロット、下側にあるのが2230 M.2 E-Keyスロットです。





ここに、PM9172というMarvel 88SE9172チップを搭載するMini PCIeスロット用のSATA 2ポート増設カードを装着。
S-ATAポートを2ポート増設出来ます。





内部パネルを取り付けます。





データストレージ用に2TB SSDを接続。
内部パネルと一体化している2.5インチストレージベイに取り付けます。




改造したADIVAケースは内部のパネル部とマザーのバックパネルが干渉して重なってしまいます。
重なってしまいますがネジ止めは問題なく取り付け可能です。




ケース背面付近、ケースの内部を別角度から。
汎用のバックパネルを使用できるようにしたので数ミリの干渉が発生します。



マザーと上面パネルとの隙間。




マザーボード正面側に内部パネルと一体化した2.5インチストレージベイがあります。ストレージベイには空間に余裕がありそうですがネジ穴が1台分しかありません。
ストレージベイの下の空間に「アイネックス ATX電源検証ボード」が入り込みます。



マザーを横から観察。CPUクーラーの低さがわかるでしょうか?
ケースの内部上面とCPUファンとの間にはこの程度の余裕があった方が安心します。
むしろメモリのSO-DIMMの方が高いくらいですね。
ADIVAケースを流用するときにはマザーの高さ制限が厳しいです。搭載するMINI-ITXマザーを選ぶケースと言えます。



ストレージベイ付近。昨今SSDなSATAドライブが普及しているのでスリムな搭載になっていますが、高背なHDDドライブでも余裕で入る大きさです。





光学ドライブにはPioneerのBDR-TS04を換装してみることに。
スリムドライブでスロットインタイプとなると最新型も少なくむしろオワコン?な様相を呈しています。
オーディオCDからの再生やストレージへのデータ移行にはまだまだ必要。





ADIVAのケースは光学ドライブを取り付けるベイも厚みのあるしっかりした構造となっています。
PCケースの一般的なものと違い肉厚でゆがんだりたわんだりしません。





光学ドライブを取り付けました。





後ろに空間がありますが、スリットが開いていることから察するにケース後方部とマザーボードとの空気の流れを確保しているようです。
吸気・排気を考慮した構造となっているのでしょうか?




すべてのパーツを取付完了。





光学ドライブの接続コネクタ部には開口部があります。コネクタの通る必要最小限の大きさになっています。
全体的にフレームが肉厚な構造になっています。


全面パネル部は肉厚なアルミ素材です。




光学ドライブのEJECTボタンもほぼ合っていて使用に不都合はありませんでした。





消費電力についてですが、RADIKOを立ち上げてローカル局の「ながら聴き」をしてほったらかしにし、1~2時間の間隔をあけて測定してみたところ
① 30.1W
② 32.4W
③ 24.9W
と大体30W程度を消費していました。

また、電源ONからOSが立ち上がるまでに最大54.8Wの消費です。



発熱状況ですが、アンプとしてソニーのUDA-1をUSB DACとしてiFi社製の「NEO iDSD」を使用しております。
Ryzen Embeddedを使用したADIVAケースも触ってみるとそれなりに温かくなっていましたので気になりました。





FLIRONEにて撮影してみたところ、アンプのUDA-1よりケースからの発熱は少ないという結果に。
UDA-1の高温部で34.7℃を示していましたがそれよりは低いと思われます。

オーディオPCとしての使用では問題なさそうな気がしますが今後長時間使用してみてどう変化するかですね。




ここ最近はRADIKOを聴きながら作業していることが多いです。気が向いたらクラシック音楽を流しています。

ブログ放置気味で記事にするのが遅くなってしまいました。ちまちまとネタは集めているのですが更新がおろそかになっています。
2021年もあっという間に暮れゆきつつありますね。皆さんお体お大事に・・・

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SSD 980を使って8枚NVMe RAID0に挑戦!

2020-11-14 15:51:57 | AMD TR4関連

みなさんこんにちは。

第4世代のPCI-Eスロットは、現状AMDシリーズが採用しています。
このスロットはストレージの効果が最も高くついつい無茶な「RAIDの魅惑」に惹かれてしまうんです。
今回、SAMSUNGが最大Read性能7000MB/sの「980 PRO」シリーズを入手して、8枚のNVMe RAID 0に挑戦してみました。

AMDマザーにはGIGABYTE TRX40 AORUS XTREMEにRyzen Threadripper 3970Xを使用。



OS用にはSSD2枚を使用してのRAID 0構成。



当初は下の写真のように、
PCI-E RAIDカード
グラフィックスカード
PCI-E RAIDカード

とグラフィックスカードを間に挟んでベンチしてみたのですがRAID構成にしては劇遅の結果になってしまいました。
RAIDの速度が4GB/s以下に低下したのでPCI-E拡張スロットを跨ぐようなRAIDの構成は注意が必要です。



RAIDカードを装着するスロットは「x4x4x4x4」の設定にします。



NVMeRAID modeの設定は「Enabled」



RAIDは最大8枚のSSDでの設定に対応しているようです。SSD9枚以上の設定は無理でした。



AsRock HYPER QUAD M.2 CARD
PCI-E Gen.4に対応するカードです。



NVMe SSDをそれぞれのカードに装着。



今回使用したGIGABYTE TRX40 AORUS XTREMEマザーでは、下の写真のようにVGAカードを取り付けています。

RAIDの速度が4GB/s以下に低下したのでPCI-E拡張スロットを跨ぐようなRAIDの構成は注意が必要です。
このスロットには何も繋がないのが良いっぽい?





今回使用したAMDドライババージョンは9.3.0.167です。
後述の最新ドライバでの再起動でのOSトラブルなどはなくSSD8枚でのRAID構成で立ち上がります。


こちらは初期のAMDドライバ9.3.0.38



現時点で最新のこちらの9.3.206ドライバーではうまく動作せず!!
ドライバーをインストールした時には正常に起動するものの再起動をかけるとデスクトップ画面に到達しませんでした><;。
(2020年11月14日時点)
1つのPCI-EスロットSSD4枚までのRAID構成なら正常に動作する模様です。



つづいて、単体SSD x1(JBOD) ~ RAID 0 x8までのCrystalDiskMarkとATTO Disk Benchmarkの結果です。

(JBOD) SAMSUNG 980PRO x1(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  7026.87MB/s  Write 5015.85MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read  6173.64MB/s  Write 5019.49MB/s
Rnd4KQ32T16  Read     881.87MB/s  Write   759.41MB/s
Rnd4KQ1T1      Read       83.90MB/s  Write   320.67MB/s




(JBOD) SAMSUNG 980PRO x1(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

MAX Value[Read  6.34GB/s  Write 4.71GB/s]





RAID 0 x2 SAMSUNG 980PRO x2(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  12551.77MB/s  Write 9894.73MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read    6540.73MB/s  Write 7165.67MB/s
Rnd4KQ32T16  Read       886.40MB/s  Write   734.23MB/s
Rnd4KQ1T1      Read         74.55MB/s  Write   318.76MB/s




RAID 0 x2 SAMSUNG 980PRO x2(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

MAX Value[Read  12.09GB/s  Write 9.02GB/s]




RAID 0 x3 SAMSUNG 980PRO x3(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  18241.17MB/s  Write 14574.80MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read    6425.07MB/s  Write   7267.47MB/s
Rnd4KQ32T16  Read       891.63MB/s  Write     770.58MB/s
Rnd4KQ1T1      Read         72.05MB/s  Write     315.87MB/s




RAID 0 x3 SAMSUNG 980PRO x3(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

MAX Value[Read  16.38GB/s  Write 12.78GB/s]


RAID 0 x4 SAMSUNG 980PRO x4(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  16361.16MB/s  Write 16692.45MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read    8294.85MB/s  Write   7110.89MB/s
Rnd4KQ32T16  Read       924.51MB/s  Write     723.59MB/s
Rnd4KQ1T1      Read         74.11MB/s  Write     317.99MB/s



RAID 0 x4 SAMSUNG 980PRO x4(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

MAX Value[Read  14.84GB/s  Write 14.19GB/s]


RAID 0 x5 SAMSUNG 980PRO x5(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  18963.61MB/s  Write 20841.93MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read    8288.79MB/s  Write   6956.45MB/s
Rnd4KQ32T16  Read       914.34MB/s  Write     727.05MB/s
Rnd4KQ1T1      Read         67.10MB/s  Write     311.81MB/s



RAID 0 x5 SAMSUNG 980PRO x5(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

MAX Value[Read  17.79GB/s  Write 17.87GB/s]


RAID 0 x6 SAMSUNG 980PRO x6(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  18480.26MB/s  Write 19806.94MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read    7594.70MB/s  Write   7338.07MB/s
Rnd4KQ32T16  Read       879.03MB/s  Write     691.84MB/s
Rnd4KQ1T1      Read         69.39MB/s  Write     310.03MB/s



RAID 0 x6 SAMSUNG 980PRO x6 AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

MAX Value[Read  16.52GB/s  Write 15.96GB/s]


RAID 0 x7 SAMSUNG 980PRO x7(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  20424.02MB/s  Write 17992.85MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read    8500.64MB/s  Write   7065.30MB/s
Rnd4KQ32T16  Read       883.44MB/s  Write     717.18MB/s
Rnd4KQ1T1      Read         73.28MB/s  Write     311.24MB/s



RAID 0 x7 SAMSUNG 980PRO x7(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

MAX Value[Read  15.17GB/s  Write 14.89GB/s]


RAID 0 x8 SAMSUNG 980PRO x8(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  23317.02MB/s  Write 22414.22MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read    9207.30MB/s  Write   7410.39MB/s
Rnd4KQ32T16  Read       871.37MB/s  Write     688.80MB/s
Rnd4KQ1T1      Read         73.39MB/s  Write     314.95MB/s



RAID 0 x8 SAMSUNG 980PRO x8(AsRock HYPER QUAD M.2 CARD GEN4 x2 PCI-E x16(x4x4x4x4)x2)
AMD RAID Driver 9.3.0.167
ATTO Disk Benchmark 4.00.0f2

MAX Value[Read  15.69GB/s  Write 15.59GB/s]





CrystalDiskMarkのベンチマーク結果を折れ線グラフにしてみました。
おおよそSSD3枚構成までのRAID 0はリニアに性能が伸びて行きますが、それ以降性能は鈍化していきます。

8枚構成で22GB/sを超える性能となります。


動作が不安な点が一つだけあり、シャットダウンしても電源が落ちません^^;
それ以外は問題は見当たりませんでした。


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LIQTECH TR4 水冷クーラー、電蝕にて目詰まり使えなくなりました。

2020-10-17 16:47:16 | AMD TR4関連

えっと、みなさんご無沙汰しております・・・かれこれ1年近く放置状態のこのサイトですが。
私自身は生きております。
2019年の台風19号の猛威の爪痕が残る中、今年はそれ以上に大変な一年となっておりまして影響も多々ありますが、
元気にしておりました。
AMDのCPU系の元気な姿に支えられRADEONの不甲斐なさに涙し、NVIDIA GEFORCE 30系に喜んでおります。

そんな今年の自作パーツを弄っていた中、発覚したこと・・・

TR4水冷クーラーがお亡くなりになっていました(泣)

このENERMAX LIQTECH TR4水冷クーラーの「お亡くなり」は海外で話題になっていたようで「電蝕作用」により目詰まりを起こして冷却不能になるらしいです;;
確かにThreadripperが100℃に達する動作温度なんておかしいと思ったんですよ。
LIQTECH TR4の水冷ヘッドが触れないぐらいの発熱になってるなんて変だなと思っていました。

熱暴走しやすいとか性能が落ちるなど、”冷却能力が不足する”状態ならまだしも、完全に使えなくなった水冷クーラーはこれが初めてです。



こちらが水冷ヘッド部。
銅プレートなので冷やせそうな雰囲気だったんですが。
銅プレートヘッドの縁に見えるのは冷却液が漏れたからでしょうか?

冷却液が循環できない目詰まりをおこしています。



中身を分解している動画も見ましたが目詰まりになってしまう動作不良は怖いです。



分解して掃除すればまた使えるようになるかな?とも思いますが、水冷クーラーの評価は難しいですね。
ましてや、このENERMAX LIQTECH TR4水冷クーラーについてはおすすめできません!!なぜなら
購入した3個すべてのLIQTECH TR4水冷クーラーが電蝕目詰まりになっちゃったのです!!


さすがに1個くらいはLIQTECH TR4はまだ使えるかもと思っていたのですがすべてダメでした。ほぼ同時に購入したので同じように目詰まりした模様です。


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GIGAIPC mITX-1605A Ryzen Embedded V1605B搭載のMINI-ITXマザー 実力編

2019-12-23 14:41:32 | 低消費電力APU

こんにちは、はぴです。

Ryzen Embedded V1605B搭載のMini-ITXマザー「mITX-1605A」のベンチをサクッとまわしてみました。
NVMe SSDがOS起動用にインストール出来ず、SATA SSDへのインストールになります。
インストール自体も特にトラブルもなくWindows 10は問題なく起動します。

CPU-Zでの素性もモバイル系のRyzen APUであることが見て取れます。




メモリについては、DDR4-2400MHz駆動が標準のようです。
メモリのOCに関しては試していません。





内蔵GPUにはRadeon Vega 8 Graphicsを搭載。NCUは8基(SP512基)のVegaコアを搭載。最新のNaviコアではありません。





CPU-Zでのベンチマークの結果は、以下の通りです。同じAPUを搭載するUDOO BOLTをマルチで上回る性能となっていますが、近い性能地であり同等性能とも言えます。





GIGAIPC mITX-1605A Ryzen Embedded V1605B(Zenコア 25W) メモリDDR4-2400(Dual)
CINEBENCH R15 SCORE

OpenGL               51.84fps
CPU(Multi Core)  606cb
CPU(Single)         129cb





GIGAIPC mITX-1605A Ryzen Embedded V1605B(Zenコア 25W) メモリDDR4-2400(Dual)

ファイナルファンタジーXIV漆黒の反逆者 標準品質(デスクトップPC) 1280x720
SCORE  5915(とても快適)





GIGAIPC mITX-1605A Ryzen Embedded V1605B(Zenコア 25W) メモリDDR4-2400(Dual)

ファイナルファンタジーXV 標準品質 1280x720
SCORE     1901(動作困難)





CINEBENCH R15の結果は4コア8スレッドのZENコアを搭載するだけありmITX-1605Aはマルチで600ポイントをマーク。
同じAPUを搭載するAIMB-228は目も当てられない低い性能となっています。

UDOO BOLTよりも高い性能。mITX-1605AがMINI-ITXサイズのマザーなのでUDOO BOLTはサイズが小さく発熱を処理しきれず性能が落ちるのではないかと思われます。





FF XIVベンチはとても快適。1280x720という解像度であれば、十分に遊べる範囲かと思われます。





FF XVベンチでは、このクラスのAPUではそもそも「動作困難」なベンチ結果ではあります。
Ryzen Embedded V1605BのGPU性能はこのクラスでは高性能な部類になります。





最後に消費電力です。

GIGAIPC mITX-1605A Ryzen Embedded V1605B(Zenコア 25W) メモリDDR4-2400(Dual)
消費電力 Windowsアイドル時 24.5W
CINEBENCH R15実行時 42.4W
FF XV実行時 46.1W
FF XIV実行時 47.5W

最大で50Wを超えない値となりました。同じRyzen Embedded V1605Bを搭載するUDOO BOLTやAIMB-228は40Wを超えない程度で10Wほど高めの値です。
Athlon 200GEを搭載するMini-ITXマザーに近い消費電力ではありますが、性能はmITX-1605Aの方が高くワットパフォーマンスが良好となっています。





mITX-1605AはRyzen Embedded V1605Bを搭載するUDOO BOLTと似たような性能を追求する設計となっており、性能に比例して50Wを超えない程度の消費電力となっています。
UDOO BOLTは40W程度の消費電力ですがボードが小さいことを考えるとこちらも優秀なシステムといえます。
同じRyzen Embedded V1605Bを搭載するAIMB-228は消費電力が30W前半となっていますが、性能も大幅にスポイルされていて設計思想の違いがありそうです。

今回のmITX-1605AはAthlon 200GEを搭載するMini-ITXマザーと似たような(やや低めとも言える?)同等程度の消費電力です。
それでいて4コア8スレッドのZENコアを搭載するmITX-1605Aの性能はAthlon 200GEよりも高く、ワットパフォーマンスはAMD低消費電力系CPUの中では随一のAPUであると思われます。

GIGAIPC社はGIGABYTEからスピンオフした会社です。GIGABYTEマザーボードの設計のノウハウも持っている会社が製造したのがこのmITX-1605Aです。


今後、Ryzen Embedded Vシリーズを搭載するMini-ITXマザーがどんどん登場してほしいです。



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