はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

AMD環境でファンレス・AC駆動を考える その2 ファンレスケース(NT-ZENO3)

2015-02-24 08:36:02 | ファンレス AMD APU

こんにちははぴです^^
AMD環境でのファンレス・AC駆動を考える時間がやってまいりました(こらw)

回はA10-7850KのcTDPという面白い機能を使って消費電力と性能を少し計測してみました。

定格であるcTDP 95Wでの動作は消費電力が100Wを超えACアダプタ駆動にはちょっと重荷過ぎるようです。
cTDP 65Wや45Wでの動作が3DMarkベンチでの最高値としてそれぞれ90W弱、80W弱と良さそうな結果にw

そこで、私の独自見解としまして・・・
ACアダプタ駆動を考えcTDP 45Wでの設定が最も優秀であると考えました。


てか、これから紹介するPCケースおよびACアダプタが100Wであるという理由です、すみませんwww
ACアダプタで100Wを供給するには12Vで約8.3Aの電流出力が必要です。
150Wであれば12Vで12.5Aの電流出力が必要。

APUのファンレス駆動のために選んだケースがこちらっ!!!
「NT-ZENO3」ASKTek製2013年12月発売品・・・レア物???

ACアダプタ専用品の完全ファンレスを実現できるMINI-ITXケースとなっております。

しかしながらINTEL専用品ですのでご注意を!A10-7850Kが発売されたのは2014年1月14日ですので、このころはPiledriverコアのRichlandなA10-6800Kシリーズですね、消費電力は多く発熱も多いシリーズでしたのでこのケースには無理ですwww




開封~~~
本格的に開封するのは初ですwww
(CPU冷却部分を確認するためにパーツ類は開けてました^^;;;)




透明なビニール袋につつまれた本体w





全アルミ製が高級感を醸し出しています。





とは言うもののアルミ製なのは全面パネルと、両脇の放熱板、天板部で、マザーボードが入る中身の部分は鉄製です。
放熱用のスリットがそこかしこにあってファンレスのためのケースっていう雰囲気ですねwww

これに冷却ファンつけたら・・・怒られそうwww
でもな~AMDの石だしな~ファン無しで運用できるのかなぁ~^^;





両脇にある放熱板は、フィンもしっかりとしていて頑丈そうですが手でケースを持つときなど肌に引っ掛かりを感じます。
肌に触れる時のザサザサ感が怪我をしそうな不安にかられます。

ひっかき傷にはなりそうなので丁寧に扱うべきですねぇ^^;







このNT-ZENO3には、対応するACアダプタモジュールがありまして、NT-ZENO/DC100-D3およびNT-ZENO/DC60-D3です。
NT-ZENO/DC100-D3は100W程度の消費電力、NT-ZENO/DC60-D3は60W程度の消費電力。

低消費電力に関してはINTELのCPUに一日の長がありますねぇ~、半導体プロセスの最先端を行ってますからw
性能の割に消費電力が少ないというのメリットは大きいですwww




KaveriなAPUをファンレス駆動させるのですからNT-ZENO/DC100-D3の方が選択肢に入るわけです。が!
注意書きには
65W TDP以下のCPUおよびATOM CPUに最適らしいw
AMD CPUは最大瞬間電力が高いため65W以上のCPUは使用しないでね!!!
・・・ええ!!!65W以上?ってことは65W CPUはダメじゃん!@口@

ちょ、AMD CPUでは45WなAPUまたはその設定での使用が絶対条件ってことですねw
Richlandな45WのA10-6700Tでも発熱しいの電力もそれなりに食うで扱いにくかったなぁ・・・^^;





光学ドライブはスリムタイプの物が搭載可能です。
スロットインと、トレー式両方に対応しています。





さて、このNT-ZENO3のキモである、ファンレス駆動を実現するための物www
ヒートパイプとその仲間たち(アルミ押え板)





そして、これが前回の記事でもご紹介したCPU放熱部のブロック部分
CPUの熱を吸い上げる役目を果たします。
4本のヒートパイプがCPUと密着する構造になっていて熱を移動する効果は期待が持てます。





これをCPUクーラーの様にCPU上面に載せてCPUが発する熱を移動させる役目を負います。





こんな雰囲気にwww






そこで付属する固定具一式なんですがwww
まぁ、バックプレートとかリテンションパーツとかいろいろあるんですが・・・





みてお分かりのようにINTEL専用の部品ばっかりですw
AMDは忘れ去られた様子・・・(このケースの発売時期的にAMD CPUは無理と判断したんでしょうなw)


低消費電力駆動にはINTEL CPUが優れていると思います。
じゃ、素直にINTEL製使用して組めば?って思いますがあえてAMD CPUでの挑戦を受けて立っています(なんで?w)





バックプレートもINTELのオンパレードwww
INTEL専用で 775/1150/1155/1156/1366/2011互換の取り付けが可能www

AMDのマザーに取り付ける部品がありませんので何か考えなきゃならないwww
必要最小限の部品を使って取り付けるにはどうしようと考えました。

1.少なくともSocket FM2+マザーのバックプレートは鉄製なので頑丈だし使用する。
2.バックプレートに対応するネジはUNC No.6と呼ばれる規格のネジだが高さが低いので使用できないようだw

ということで、ネジとCPU放熱部のブロックを固定するための金具を手配することに。





というわけで、AMDに取り付けるべく専用のスペーサーを依頼しておいたのが去年の暮れのことwww
だいぶ遅れたな、この記事wwwww


SECC製でニッケルメッキ、厚みは2mmとそれなりに頑丈そうではあります^^;






入手した後に仮組したりしたところ、ねじ穴の位置が外側にずれていたため、ドリルで穴を拡大しておきました^^;
ネジ穴が外側にずれておりましたwww





これをですねw付属のネジでこのように固定www






Socket FM2+のバックプレートは流用するので、長さのあるUNC No.6を手配w
Socket FM2+のバックプレートとリテンションパーツに使われているネジはUNC No.6と呼ばれるサイズのネジが使用されています。

さらに、市販されている座金も購入(してありました去年のことwww)
バネ座金は使用途中でネジがゆるんでしまわないように購入しました。
スプリング形式のも探したんですが、CPUクーラーに使用されているような頑丈そうなものが見当たらなかったです。






気合が入りましたら、保護シールを剥がして心の準備をします。






グリスを塗ってCPUに取り付けます。






ネジに、バネ座金と丸座金を装着して、慎重に4か所を絞めつけていきます。





ここは正直わからないところです。今までの経験を思い出しながら絞めつけていきますが、解りません>w<
注文した板が曲がりすぎないように(壊れないように)していくだけですねw

この部分は専用品ではないので微調整が必要かもしれません。
今後の検証で様子を見ながらで行きたいと思います^^;





そのまま、マザーボードをNT-ZENO3ケースに取り付けwww
内部空間は余裕があるので取り付け自体は容易ですw






そして、ACアダプタ駆動のための内部電源回路部
ちなみオプションキットを使えばリモコンを使用して電源のON/OFFも出来るらしい。





ATX24ピンコネクタとEPS12Vの4ピンコネクタ、S-ATA電源が2個とペリフェラル4ピンとFDD系のコネクタが1個ずつ。
これにACアダプタとの接続コネクタが付きます。
必要最低限な機能は実現できますねwww





NT-ZENO3に電源回路を取り付けw
マザーボードの隣に取り付けました、ケース前面側ですねw
このケースだとマザーボードのバックパネル上部にも取り付けることが出来るようです。

電源部分がACアダプタで外部に追い出すので、ケース内部の空間は余裕があります。





そして、たとえばこんな形状で、ヒートパイプをケース両側まで沿わせます。






このヒートパイプから熱が移動がするんですから・・・相当な発熱しそうです^^;





なかなかに芸術的な配置になりますw
むしろATX電源ケーブルが綺麗じゃなくみえる++





最後にアルミの板を載せて固定します。
ヒートパイプと、CPU側のヒートパイプ面が密着するのでそこにもグリスを投入w





6角ナット6本で取り付けますwww






ここでハッと気づくwww
まんがいち拡張カードを使うときのためにヒートパイプの配置を変更www

すみません、取扱説明書にも拡張カード使用時の配置が説明されていました。


こちらが最終的に組み込んだヒートパイプw





この配置なら拡張カードも使用できます(ロープロファイルですがw)
ヒートパイプも拡張カードにあわせて湾曲しております。
20cm程度の長さのロープロ拡張カードまで入りそうです。





CPUクーラー・・・冷却ファンが無いのが新鮮です(AMD CPUでw)





取り付け完了!
六角ボルトで対角線上にキッチリ締めました。
締めすぎるとアルミ製なのでネジ穴が破壊されます!!




これがACアダプタ、結構大きいですwww
出力が12Vの8.33A、99.96Wと100W対応。





スロットインの光学ドライブも取り付けたかったのですが、まずはOS入りのSSDを取り付けて動作確認でもしてみましょうwww
ある程度実用性が見えた時点で(AMD APUで出来るのか???)光学ドライブも取り付けられれば良いんですが^^;





前回の記事でいれといたWindows 7を起動させました。
起動だけなら、全然逝きそう問題ない感じですw

WEBブラウジングや、簡単な作業(ってなんだw)くらいなら大丈夫そうです。


問題なのは高負荷なもの・・・ベンチとか、ゲームとかですかねw







あとは最大の難敵は夏場の高温負荷でしょうか^^;
快適なお部屋環境が動作必須条件となりそうな予感です。


 

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