昨日、介護保険運営協議会(池田慶一委員長)が開かれ、新たに任命した
15人の委員の皆さんに、3月議会に提案する介護保険予算案などを審議
してもらいました。
介護保険は2000年にスタートし、今年で14年目を迎えましたが、高齢化
がどんどん進み、今では無くてはならない制度になっています。
羽後町の平成25年度の高齢者は5435人で高齢化率は32.6%、人口の
3分の1が65歳以上の方々です。
そのうち約2割の1057人が介護認定を受けており、そのうち914人が
介護サービスを受けています。
25年度では17億円を超える決算になる見込みで、発足当初から10億円
ほど増えており、今後も増えることが予想されます。
介護保険料は発足当時1人当たり月額2741円だったものが、現在は4980
円となっており2倍近くになっていますが、県内市町村の中では平均的な負担です。
施設整備が進むと保険給付費がかさみ保険料などの負担が増える、という構図
になっており、そのバランスをどう図るかが課題です。
現在国では、第6期計画(平成27年~29年)に向けて大きな見直しを議論しています。
医療、介護などを一体的に行う地域包括ケアの実施と介護予防の市町村への移行、
高額所得者の2割の利用者負担導入など、我々地方に影響の大きい改正が
目白押しです。
消費税増税も決まっており、その理由が社会保障の充実なので、今後とも国の
動向を注視して、必要な意見は言っていきたいと思います。