昨日、町内の空き家など2棟が積雪により倒壊しました。
三輪地区の住宅と西馬音内地区の小屋ですが、いずれも隣に住宅があり、1棟は道路に倒れかかっているので、所有者が建物の除去を行います。
羽後町には住宅の空き家が300軒近くあり、そのうち危険な空き家が20軒ほどです。
所有者には雪下ろしの要請をしていますが、応じていただけない方もいて役場でも苦慮しています。
個人の所有物を勝手に処分する事はできず、「空き家特措法」はできましたが、行政による代執行も簡単ではありません。
空き家を取り壊す補助金もありますので、所有者にはぜひ利用して適正管理をお願いします。
大雪になると地域のかかえる問題がさらに表面化します。
すでにニュースで報じられていますが、羽後町で落雪と火災により2名の尊い命が失われてしましました。
先週も落雪により１名の方が亡くなられており大変な事態になっています。
誠に残念でなりません。亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
雪下ろしについては、１２日から羽後町建設業協会の協力で、町外から２０名の作業員の応援を得て作業が進められています。
気温が上がり屋根からの落雪が多くなっていますので、くれぐれも注意の上作業をしてください。
秋田県雄勝地域振興局が主催している「元気なふるさと・雄湯郷づくり県民運動」で、今年度は「明治地区寒中修養講習会実行委員会（大日向健吾委員長）」が表彰されました。
（写真、私の隣から大日向委員長、谷口事務局長、杉山振興局長）
寒中修養は以前地区の若者が集って真冬に行っていましたが、昭和３８年頃で途絶えていました。
７年前に再度復活し、過去６回、福祉講演や座禅会、写真展示やアトラクションなどで、老若男女が楽しい一日を過ごしています。
今年はコロナの影響で中止になりましたが、来年はぜひ実施したいと張り切っていました。
今回の豪雪でパイプハウスの倒壊など農業被害も甚大になっています。
7日現在でパイプハウス34棟の倒壊が確認されており、被害額は5000万円以上に上っています。
さらに倒壊で調査中のハウスも100棟ほどあり、推定被害額は1億2千万円余りとなっています。
(写真、自宅前の農業法人のハウスも潰れてしまいました。)
これは園芸用ハウスの被害であり、雪が深くて近づけない水稲育苗用ハウスもほぼ全滅の状態で、被害額がいくらになるのか予想もつきません。
今回の特徴は、気温が低く、ビニールを取った骨だけハウスの雪が落ちず、その重みで潰れていることです。
春に作付けが出来るのか、農家に大きな不安が広がっています。
行政サイドもできるだけの支援を考えたいと思います。
羽後町総合体育館の「第47回新春もちつき・みかんまき大会」行われ、今年一年の安全と健康をお祈りしました。
この大会は体育館が完成した翌年から開催されており、今年はコロナ対策を万全にして行われました。
例年通り100箱以上のみかんが企業、団体、個人から提供され、いつものようにみかんをまくのではなく、参加者に手渡す方法に変えました。
大雪の影響もあり例年より参加者が少なめでしたが、その分多くのみかんをゲットできました。
連日、雪下ろしに奮闘されている自衛官の皆さんに、道の駅うごから納豆汁などが提供されました。道の駅うごのFBから記事を引用させていただます。
(写真、指揮官の千葉中隊長と道の駅の小坂社長)
今回提供されたのは、納豆汁100人分とおにぎり250個、蕎麦つゆで煮込んだ煮卵いっぱいです。
寒さと重労働で凍えた身体に温かい納豆汁はしみ込んだようで、「おいしかった。ごちそうさま！」と完食されたそうです。
今朝7時半の朝礼で任務を終え撤収されましたが、私からも挨拶し、全ての町民を代表して感謝とお礼を申し上げました。
自衛隊の皆さん、本当にありがとうございました‼️
今日から、陸自弘前駐屯地の9隊81人の自衛隊員が増派遣され、昨日までの秋田駐屯地69人と合せ総勢150人で雪下ろしを実行してもらいます。
今日中に必要な家の雪下ろしを終了して、撤収する予定だそうです。
(写真、懸命に作業する自衛隊員。羽後町ホームページのFBより)
昨日は、西馬音内の蕎麦屋「彦三(ひこさ)」の店主猪岡専一さんから、手打ちそば200食の提供がありました。
一日中寒い中で作業した隊員は、コシの強いそばを「美味しい！」とおかわりしながら食べてくれました。
みかんなどの差し入れもあり、子ども達のお礼の手紙も届き感謝の輪が広がっています。
自衛隊の派遣で町民に安心感も広がり、心から感謝いたします。
6日付けで、羽後町に豪雪による災害救助法の適用が決まりました。県南7市町村が対象になります。これにより国、県から除雪経費などの支援が受けられる事になりとても助かります。
自衛隊による雪下ろしも本格的に始まり、7班体制で田代、仙道、田沢など積雪が多く孤立する可能性が高い地区を重点的に行っています。
私も田代地区の2ヶ所を訪れ激励して来ましたが、一人暮らしのお年寄りはとても感謝していました。
また、羽後町建設業協会とも連携して、県内他地区の建設業者から除雪応援隊が１7人ほど、１２日（火）から雪下ろしに入ります。
さらに、北都銀行でも他行から連休中に除雪ボランティアにきてくれます。
また、秋田県からは除雪ロータリーの貸与が決まり、除排雪に拍車がかかります。
色々な方々が応援してくれて本当にありがたいことです。
これまで災害とは無縁の羽後町でしたが、今回の豪雪災害対応で役場職員も貴重な経験をしています。
連休で雪下ろしをされる場合は、事故にはくれぐれも注意して作業してください！
災害派遣を要請していた自衛隊の先遣隊が到着し、今日（８日）から雪下ろしの活動を開始します。
羽後町に派遣されたのは、陸自秋田駐屯地第２１普通科連隊の千葉亮司中隊長以下約７０名の隊員です。
本隊は今日の朝に到着し、町活性化センターを拠点に、雪下ろしができない高齢者世帯を優先して実施します。
人命に関わる家を優先しますので、雪下ろしを希望する全ての世帯で行うわけではありませんので、何とぞご理解とご協力をお願いします。
豪雪に対処するため、羽後町でも昨日(6日)午前9時半に自衛隊の災害派遣を要請しました。
さっそく派遣受諾の知らせがあり、本日9時に先遣隊が役場に到着します。早ければ今日中に本隊が到着します。
また、羽後町建設業協会にお願いし、県内の沿岸部建設業者に雪下ろしの人員派遣を要請しました。
(写真、役場5階から見た西馬音内町部の様子。6日正午頃)
町内には高齢者や1人暮らし、障害者世帯など１０００軒ほどの雪下ろしが必要な家があります。
急激な降雪で命の危険や家屋の倒壊が懸念されており、すでに１名の方が亡くなっています。
除雪にも全力で当たっていますが、あまりにも雪が多く道路幅が十分確保できていません。
また、交差点でも見通しが悪くなっているので、事故防止のため町職員が出動して雪壁を崩す作業をしています。
一気には対応できませんが、住民の皆さんのこれまで以上のご理解とご協力をお願いします。
豪雪の中ですが、新年恒例の「羽後町消防団出初式」を行いました。
コロナの影響を考慮して参加者を限定し、各分団から10名以内の６０名程度とし内容も簡素化しました。
表彰では県知事表彰や消防協会表彰、町長表彰を合計８０人が受賞しました。
受賞者を代表して第４分団（新成）副分団長の高橋徹さんが受賞者答辞を述べました。
私からは「日頃の活動に感謝し、今回の豪雪を含む各種災害に迅速に対処する」ことをお願いしました。
会場も、総合体育館から活性化センターに変更し、観閲もなくしたコンパクトな式典で、短時間で終わり団員にもおおむね好評でした。
大雪に悩まされた正月休みも終わり、昨日は仕事始めの式を行ない今年の業務がスタートしました。
朝一に羽後病院、そして役場、特養の松喬苑と回って年頭の挨拶を行ないました。
役場では、今年一年を「変化を恐れず、変化に対応するチャレンジを行なう！」ことを訓示しました。役場の組織も4月から新しい課所に再編されます。これも時代の変化に対応した取り組みです。
コロナ禍を含め時代はどんどん変化しており、その変化に対応できなければ取り残される時代です。
「ダーウィンの進化論」にも通じる古今東西の教訓であり、自分自身にも言い聞かせた今年一年の計です。
まずは大雪に対応するため「豪雪対策本部（本部長町長）」を立ち上げ、目の前の危機に対応することにします。
今年の豪雪に対応するため「羽後町豪雪対策本部」を4日１０時に発足させました。
積雪が西馬音内で１７２㎝、田代で１８３㎝、仙道で２０３㎝と、正月明けとしては観測史上最大の量になっています。
(写真、久しぶりに屋根の雪下ろし。私の身長176cm近くあります。)
報告では、これまで雪下ろしなどで5名がけがを負い、2名が除雪機の事故でけがをしています。
また、農業被害ではパイプハウスの倒壊が３７棟で４５００万円、農作物被害が５００万円となっており、さらに増えそうな見込みです。
道路関係では七曲峠が倒木で通行止めになり、流雪溝も一部で使えなくなっています。
役場でも除雪に総力を挙げていますが、少し落ち着かないと排雪まで手が回りませんので、今しばらく我慢をお願いします。
大雪の中、第45回羽後町新春将棋大会が町コミュニティセンターで行われました。
今回は、ゲストに日本将棋連盟常務理事の森下卓九段と県連合会会長の山﨑将明さんを迎えて、金 易二郎杯全県将棋大会として開催されました。
(写真、あいさつする森下九段)
当初は30人以上の参加申し込みがあったそうですが、大雪で除雪作業や雪下ろしなどで参加者が半減してしまいました。
開会前に森下九段と名刺交換しましたが、藤井聡太二冠の活躍で将棋連盟は大変な事になっているそうです。常務理事は事務局長のようなもので、大変な苦労があるそうです。
大雪にもびっくりしていましたが、お話から人格者の一端に触れる事ができました。
大晦日から降り続く雪は3日間で1メートル以上を超え、除雪も限界に近づいています。
自宅周辺も写真のような状況で、正月早々のこれほどの大雪は最近では記憶にありません。
町の道路除雪も追いつかず、各地で道路状況が悪化しています。
除雪作業での人身被害も各地で発生しており、十分に気をつけて作業してください。
