日頃からたいへんお世話になっている人の案内で先日、奈良県高市郡明日香村で、
ものすごく綺麗に色ずいた紅葉を撮影しました。
まず訪ねたのは、「岡寺」です。このお寺のご本尊は、土で作られた塑像としては、
我が国最大の大きさで、お堂内でまじかに拝観できます。その大きさと木造とは
異なる質感は、見る価値がおおいにあると思います。
岡寺は、西暦663年(天智天皇即位から2年後)に草壁皇子がお住まいにされていた
「岡の宮」を仏教道場に改め、当時の仏教指導者であった義淵僧正に下賜されて
建立されたお寺で、創建以来1300年余りの歴史があります。本尊など多くの
国宝や重文が数多くあります。
訪ねた日は正に紅葉がピークだったので、数多く撮影しました。
次は昼食後に高松塚古墳に隣接する「中尾山古墳」を訪ねました。小さな古墳で
したが、ここも紅葉が非常に美しく感動しました。この辺りには、たくさんの
こうした古墳が点在しており、とても一日では訪ねきれません。
そして、天武天皇とその皇后で皇位を継承した持統天皇との合葬墳墓である檜隈大内陵
に行きました。とても静かなところで、ゆっくりと時が過ぎていくようでした。
天武天皇は、古代律令国家体制の基礎を築きました。そして、持統天皇がその志を継ぎ
自ら政治を行いました。
なお、持統天皇は、天皇として初めて火葬された人物としても知られています。
帰路に明日香村にある有名な石造「亀石」を見に行きましたが、木の陰が大きく写り込み
いい写真が撮れなかったのが残念でした。
たくさん撮影したので、動画を作成しました。
ご案内下さいました人に、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。