美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ The Way You Look Tonight (duet) を録音

2015-12-26 | Standards

皆様、今年もたいへんお世話になりました。

私の日記は、殆どが洋楽を歌ったものばかりで、それらの

ひどい私の歌を聴いて頂き感謝しております。

ジャズのセッションで歌ったり、ギターで弾き語りしたり、

カラオケで歌ったりして録音し、You Tube にアップしブログに

書いたのは、今年だけで46曲になりました。

宜しければ、今年最後の私のアップ曲を聴いてください。

洋楽がとてもお上手な女性にお願いして、デュエットして頂きました。

曲は、スタンダード曲として有名な The Way You Look Tonight

(邦題 : 『今宵の君は』)です。トニー・ベネットとフェイス・ヒル

(Faith Hill・・有名なカントリー歌手でスタンダード曲も巧い) の

デュエット・バージョンです。

では、この曲を歌うトニー・ベネットとフェイス・ヒルの2011年の

スタジオ・ライブの映像を。

 

マイケル・ブーブレもいいですよ。

 

この曲について、少し。

1936年(昭和11年)に公開されたフレッド・アステア主演の映画

Swing Time (邦題 : 有頂天時代)』のために ジェローム・カーンが

作曲し、ドロシー・フィールズが歌詞をつけました。

この曲はアカデミー賞映画主題歌賞を受賞しています。

ジェローム・カーンがドロシー・フィールズに作詞してほしいと

この曲をピアノで弾いて聴かせたら、あまりのメロディの美しさに、

ドロシー・フィールズが感動して涙を流してしまったという逸話が

あります。

映画 Swing Time は、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャース

が踊るすごく巧いダンスをふんだんに披露しており大ヒットしました。

映画で、この曲をフレッド・アステアが歌いました。

今から79年も昔に作られた曲ですが、現在もたくさんの歌手が録音

したりステージで歌っている不朽の名曲です。

映画『Swing Time』の素晴しいダンスシーンを。

このダンスはスウィング・ダンスとして現在も広く世界中で踊られています。

アステアは、このダンスでタップダンスやワルツなどを取り入れています。

このダンスには、チャールストンやリンディポップなど色々なルーティンが

あります。

ちなみにジルバは、元はスウィング・ダンスの一つのルーティンであるジ

ッターバグ (Jitterbug) を日本人に踊りやすくするためにステップを

アレンジしたものです。

 

The Way You Look Tonight の歌詞を。

Someday,When I'm awfully low
When the world is cold
I will feel a glow just thinking of you
And the way you look, tonight

Oh but you're lovely
With you smile so warm
And your cheek so soft
There is nothing for me but to love you
Just the way you look, tonight

With each word you tenderness grows
Tearing my fear apart
And that laugh that wrinkles your nose
Touches my foolish heart

Lovely,never never change
Keep that breathless charm
Won't you please arrange it
'Cause I love, you
Just the way you look, tonight
Just the way you look, tonight


いつか、ひどく落ち込んでいる時
世間を冷たく感じる時があっても
君の事を考えるだけで、ぬくもりを感じるだろう
今宵 いつものままの君を思い浮かべると

ああ、君は可愛くて、その微笑みはあたたかく
頬はとっても柔らかいから
僕にとっては君を愛するほかには、なにもないよ。
今宵 いつものままの君を

一つ一つの言葉にも、君の優しさが伝わって来る
僕の心配を拭い去ってくれる
君が、鼻にしわを寄せて笑うと
僕の愚かな心に触れるんだ

素敵だよ
決して、絶対に、変わらずにいてほしい
君の魅力に 息をするのも忘れるくらい
どうかずっとそのままでいてほしい
だって僕は君を愛しているから
今宵 いつものままの君を


♪ All The Way を録音

2015-12-13 | Standards

フランク・シナトラの代表作「All The Way」を歌って

録音しました。

下欄の動画は、私が歌ったもので、いつものように

下手ッピで恥ずかしいのですが、映像はノルウェイで

観測された、とても神秘的で綺麗なオーロラ

(The Northern Lights)の映像を使っています。


この曲は、1957年にサミー・カーンが作詞し、

ジミー(ジェームス)・ヴァン・ヒューゼンが曲をつけました。

シナトラに歌ってもらうために作られた曲です。

同年の映画「The Joker Is Wild(邦題 : 抱擁)」のテーマ曲

として、主演のフランク・シナトラが歌いました。

この曲をシナトラに提供しょうとした時の有名なお話があります。

サミー・カーンとヴァン・ヒューゼンは、エージェントのリリアン

と三人で、この曲をシナトラに聴いてもらうためにラスヴェガスの

ホテルにいるシナトラを訪ねました。

ヴァン・ヒューゼンがピアノで伴奏をし、サミー・カーンがこの曲を

歌いました。

サミー・カーンが歌い終わると、シナトラは「食事しょうか」と

だけ言ったそうです。

訪ねた三人にとっては昼食で、シナトラにとっては朝食でしたが、

豪勢な食事だったらしいです。シナトラはこの曲について何も

言わなかったのです。

食事を終えてシナトラと別れ、リリアンは泣きそうな顔をして

「どうしてこの曲を気に入ってくれなかったの?」と言いました。

するとサミー・カーンは「彼はこの曲を気に入ったよ」と言いました。

「どうしてそう思うの?」と彼女が聞くと、「気に入ったから気に

入ったのさ」とサミー・カーンは言ったそうです。

サミー・カーンがシナトラのために書いてアカデミー賞を受賞した曲、

「Three Coins In The Fountain」の時もシナトラの反応は、こんな

ふうだったんだよと。

もちろん、この曲もシナトラが吹込みしたレコードが、ミリオンセラー

となりアカデミー賞を受賞しています。

後の1959年にもサミー・カーンがシナトラのために書いた

「High Hopes」もシナトラがレコードをリリースして大ヒットし、

アカデミー賞を受賞しています。

では、映画「The Joker Is Wild」の中で歌うフランク・シナトラを。


次は、シナトラの生前の上記映画の映像などを使ってセリーヌ・ディオンが

デュエットする「All The Way」です。ライブ映像です。


<歌詞>

When somebody loves you
It’s no good unless he loves you
All the way
Happy to be near you
When you need someone to cheer you
All the way

Taller than the tallest tree is
That’s how its got to feel
Deeper than the deep blue sea is
That’s how deep it goes
If it’s real

When somebody needs you
It’s no good unless he needs you
All the way
Through the good or lean years
And for all the in between years
Come what may

Who know where the road will lead us
Only a fool would say
But if youll let me love you
It’s for sure Im gonna love you
All the way, all the way

だれかが、あなたを愛してくれるのなら
いつまでもずっと愛してくれないとだめだよ
あなたが誰かに励まして欲しい時は
いつまでもずっと そばにいてくれて幸せだ
と思うような人だよ

どんな高い木よりも高く登ったように
感じられる恋でなくては
どんなに深く青い海よりも もっと深く
本当の愛ならそれくらい深くなくては

だれかがあなたを必要としてくれるのなら
いつまでもずっと必要としてほしい
良い年も悪い年も
その間の年も 何が起ころうと
私達がこれからどうなるかは誰にもわからない
わかると言うのは愚かな人だけさ
でも、あなたを愛することを許してもらえるのなら
私はきっといつまでも愛し続けるだろう
ずうっといつも、いつまでも・・・

~ ♪ ★ ♪ ~ ~ ♪ ☆ ♪ ~

次の動画は、洋楽をすごく上手に歌われる女性にお願いして、

デュエットしてもらった動画です。


♪ Misty を録音

2015-11-26 | Standards

どなたでも、耳にした事のある超有名なスタンダード曲

「Misty」をジャズのセッションとカラオケで録音しました。

ジャズのセッションでは、自分のキーに合う楽譜を作って

歌わせて頂きましたが、練習もない、ぶっつけでの録音です。

発音がおかしい・間奏からブリッジ(サビ)に入る時に合って

いないなど、よくないです。


カラオケでも録音しましたが、うまく歌えずなかなか満足

出来ないでいます。カラオケによくあるmidi音のガイド

メロディが邪魔で嫌になります。

 

この曲は、1954年(昭和29)年に、ジャズピアニストで作曲家の

エロール・ガーナー(エロル・ガーナー)が、飛行機の中にいた時に、

メロディーが浮かび作曲しました。歌詞は、後にジョニー・バークに

よりつけられました。

 

この曲には、有名な誕生秘話があります。

エロール・ガーナーは、楽譜を書けない・読めない人だったので、

ひらめいた旋律を忘れぬようずっと口ずさみ、シカゴの空港に

着いてすぐホテルに飛び込み、そのホテルにあったピアノで作り

上げ、急遽借りたテープレコーダーで録音したと伝えられています。 

エロール・ガーナーは、独学でピアノ演奏をし、生涯に渡り楽譜が

書けず・読めなかった人でしたが、左利きであった彼の独特の

ビハインド・ザ・ビート」と呼ばれる奏法で有名になりました。

左手で強いビートを刻みながら、右手のメロディを若干遅れさせる奏法

(彼のクセと云われていますが)で、彼独特のビート感を出していました。

昔のジャズミュージッシャンなどでは、楽譜が書けない、読めない人が

多くいましたが、後世に残る名曲や名演奏・名唱を残していますね。

 

では、この曲を歌って世界中で大ヒットさせ、そのレコードがミリオンセラー

になったポピュラー歌手のジョニー・マティスのコンサート映像をご覧ください。

すごく鮮明で綺麗な映像です。


そして、作曲したエロール・ガーナーの映像も


その他、ジュリー・ロンドン、サラ・ヴォーンなどの名唱があくさんあります。

You Tube でこれらを聴く事が出来ますので、聴き比べするのもいいと思います。


歌詞は、「私を救い出せるのは、あなただけなの」と恋にとまどう少女の心を

歌った可愛らしい歌詞です。

<歌詞>

Look at me,
I'm as helpless as a kitten up a tree
And I feel like I'm clinging to a cloud
I can't understand,
I get misty just holding your hand.

Walk my way,
And a thousand violins begin to play
Or it might be the sound of your hello
That music I hear,
I get misty the moment you're near

You can say that you're leading me on
But it's just what I want you to do
Don't you notice how hopelessly I'm lost
That's why I'm following you.

On my own,
Would I wander through this wonderland alone
Never knowing my right foot from my left,
My hat from my glove,
I'm too misty, and too much in love.

ねぇ、私を見て!
まるで木の上でどうすることも出来ずに困ってる
子猫のよう
落ちないようにふわふわの雲にしがみついてる気分
なぜか分からないけれど
あなたと手を繋いだだけで、霧の中

私のところに来て!
千ものヴァイオリンが奏で始めるその調べは
きっとあなたが声を掛けてくれる「ハロー」
って声ね
あなたのそばにいると どんな時も私は霧の中を
歩いている気分になるわ

あなたなら私に「ついておいで」と言えるはず
でも、それは、私がそう願っているだけ
あなたは、私がどうすることも出来ずに途方に
暮れていることを気付いていないでしょう
私、迷子になって困ってるの
だから あなたについて行ってしまうのよ

私一人で
このおとぎの国で さまよっているだけなの?
右足か左足か 帽子か手袋かも
区別できなくなるほど
私は濃い霧の中、恋の中にいるの


♪ Tenderly を録音

2015-11-06 | Standards

Tenderly と云う曲は、1946年にピアニストでもあり

作曲家でもあったウォルター・グロス (Walter Gross) が

作曲し、ジャック・ローレンス (Jack Lawrence) が歌詞

をつけた曲です。

ウォルター・グロスがこの曲に歌詞をつけてもらうために

歌手のマーガレット・ホワイティングに作詞家の

ジャック・ローレンスを紹介してもらったと伝えられています。

でも、ウォルター・グロスは、この曲のタイトル Tenderly が、

曲名から「演奏しやすい」、「やさしい曲」だと言われると

思いなかなか同意しなかったのですが、しぶしぶ了解したとの

逸話は有名なお話しです。


作曲された翌年に、まずサラ・ヴォーンが吹込みしましたが、

それほどヒットせず1952年にパーシーフェイス・オーケストラの

伴奏でローズマリー・クルーニーが歌いレコーディングしたのが

大ヒットして、彼女の TV ショーのテーマ曲として使われこの曲を

一躍有名にしました。

                  (私が所有しているロージィのオリジナル盤です)     

     

ナット・コールの名唱もある、スタンダード曲がお好きな人なら、

どなたでもよくご存知の名曲ですね。 

 

又しても、厚かましく、こんな名曲を下手ッピな私が録音して

You Tube にアップしました。ジャズのセッションでは、何度

も歌っていますが、録音していなくカラオケです。カラオケは、

パティ・ペイジのバージョンしかなくキーが合いませんでした。

高音のところで声をのばすのが、かなり難しくぶつ切りにして

歌ってしまっています。

もっと「優しく」歌えるようにこれからも練習したいです。 

 

では、パティ・ペイジを。

              (私が所有しているパティ・ペイジのオリジナル盤です)     

いい動画がなかったので、自分で作りました。私が長年かけて

集めたレコードジャケットの画像を使っています。

著作権侵害の疑いはパスしています。

 

次は、ナット・コールで。

オスカー・ピーターソン(p)、レイ・ブラウン(b)、ハーブ・エリス(g)

のピアノトリオで歌っています。彼の TVショーでの貴重な映像です。

 

そして、最後はやはりこの人ですね。 

ロージィの愛称で親しまれていたローズマリー・クルーニー。

晩年のライブ映像がありましたが、やはり、一番最初のスタジオ

録音が一番いいと思いました。

静止画ですが、じっくり聴いてくださいね。

 

<歌詞> 

The evening breeze caress the trees tenderly

The trembling trees embrace the breeze tenderly

Then you and I came wandering by

And lost in a sigh were we

The shore was kissed by sea and mist tenderly

I can't forget how two hearts met breathlessly

Your arms opened wide and closed me inside

You took my lips you took my love so tenderly


夕暮れのそよ風がそっと木立に触れると

そよぐ木々はやさしく風を抱きしめる

あなたと二人で あてどなく歩きついて

やがて私達は迷ってため息をつく

浜辺は波におしよせられ 霧にやさしくつつまれる

忘れられない 息が止まるほど二人がときめいたあの瞬間

あなたは腕を大きく広げ 私を抱きしめ

私の唇と愛を とてもやさしくうばってくれた


♪ I'm In The Mood For Love を録音

2015-11-04 | Standards

優雅で甘いバラード曲『I'm In The Mood For Love』を

歌って録音しました。

動画は、パリの恋人達をイメージして作成しました。

パリの素晴しい建物や風景の画像を集めました。

私が旅行した時に撮影した画像も使用しています。

パリを旅行された事がある人なら、懐かしいと思います。


この曲は、アメリカの偉大なコンポーザーで数々の名曲を世に

残したジミー・マクヒュー(Jimmy McHugh)が1935年に作曲し、

ドロシー・フィールズ(Dorothy Fields)が歌詞をつけた、

エバークリーンなスタンダード曲です。

ジミー・マクヒューは、スタンダード曲が大好きな人ならよく

ご存知の

Don't Blame Me
On the Sunny Side of the Street
Exactly Like You
I Can't Give You Anything but Love

などは彼の作品です。

ドロシー・フィールズは、ジミー・マクヒューとコンビで彼が

作曲した曲にたくさんの歌詞をつけましたが、上記の曲の他にも

The Way You Look Tonight
A Fine Romance
Pick Yourself Up
I Must Have That Man

なども作詞しています。

ドロシー・フィールズとジミー・マクヒューは夫婦ではありません。

このコンビは有名ですが、それぞれが別のパートナーと組んでも

いい曲を出しています。

1936年のBest Original Songのアカデミー賞を受賞した

The Way You Look Tonight』は、映画Swing Time

(ジンジャー・ロジャースとフレッド・アステアのダンスを

ふんだんに取り入れた映画)のためにジェローム・カーンが

作曲し、ドロシー・フィールズが歌詞をつけていますし、

Pick Yourself Up』も同映画のためにこの二人が作っています。

こんなにすごいジミー・マクヒューとドロシー・フィールズが

作った『I'm In The Mood For Love』は、甘いバラード仕立て

にして恋に夢中になっている様子を歌いあげる素敵な曲です。

 

では、ナット・コールで。彼のTVショーでの貴重な映像です。


次は、私の大好きなティナ・ルイスです。

この人は女優さんでしたが歌も巧く、とてもセクシーに歌います。

この曲を収録したLPアルバムは、ウラニア・レーベルで録音され

ましたが、発売当時は通販専門のレコード会社コンサート・ホールで

しか発売されてなくて、現在では現存数が極わずかですごく貴重です。

テナーサックスのコールマン・ホーキンスが参加している事でも有名な

レコードです。後年にウラニア・レーベルでもセカンド・プレスしました。

私は15年ほど前にアメリカに旅行した折に、幸運にも状態が良好な

オリジナルのコンサート・ホール盤を入手出来ましたが、現在でも、

このオリジナル盤は状態の良いものならレコードコレクター間で

10万円前後で取引されています。故石原裕次郎さんの愛聴盤としても

有名です。

では、ティナ・ルイスのムードたっぷりの歌声を。


<歌詞>

I'm in the mood for love
Simply because you're near me.
Funny, but when you're near me
I'm in the mood for love.

Heaven is in your eyes
Bright as the stars we're under
Oh! Is it any wonder
I'm in the mood for love?

Why stop to think of whether
This little dream might fade?
We've put our hearts together
Now we are one, I'm not afraid!

If there's a cloud above
If it should rain we'll let it
But for tonight, forget it!
I'm in the mood for love


恋に夢中になりたい気持ちよ。
あなたが、そばにいるからだわ
おかしいわ でも、あなたがそばにいると
恋にひたっていたい気分になるのよ

幸せなところが、あなたの瞳の中で
星のように輝いているわ
あぁ、なんて不思議なの
だから、恋にひたりたい気分になるのよ

どうして心配しないといけないの
この小さな夢が消えてしまうのかと
私達が心を合わせて
ひとつになったのよ 怖くないわ

曇ってきて
雨が降ってきても、かまわない
ねえ、今夜はそんなこと忘れましょう
私、恋にひたりたい気分なの

~ ♪ ★ ♪ ~ ~ ♪ ☆ ♪ ~

ジミー・マクヒューとドロシー・フィールズ

                  

私が所有しているティナ・ルイスのオリジナル盤レコード



向かって左からジェローム・カーン、ドロシー・フィールズ、

そしてジョージ・ガーシュウィン


♪ The Good Life を録音

2015-10-17 | Standards

'The Good Life' (La Belle Vie)
日本のタイトルは『麗しき人生』

この曲は、1962年にフランスのジャズ・ギタリスト、

サッシャ・ディステルが作曲しました。

翌年に英語の歌詞が付けられ、トニー・ベネットが歌って

大ヒットしました。その後、その英語の歌詞をフランス語

に訳して作曲者のサッシャ・ディステルが歌い、

シャンソンとしても歌い継がれています。

トニー・ベネットは、たいへんに声量があり、しかも静かな

中にも力強く聴く人に感銘を与えます。

こんな難しい名曲をひどくて聴いてられないレベルの私が

厚かましくも録音して You Tube にアップしました。

 

では、大御所のトニー・ベネットで聴いてください。

素晴らしい歌唱です。ライブ映像もありますが、

やはり一番最初のスタジオ録音の音源が一番素晴しいと

私は思っています。(静止画です) じっくり聴いてください。


作曲したサッシャ・ディステルがこの曲を歌っている映像がありました。

たぶん、TVショーで歌ったものだと思います。この人も味わい深い

歌い方をしていて、すごく素敵です。フランス語で歌っています。

若くてハンサムです。海外では有名なアーティストですが、

日本では知る人が少ないので残念です。


~ The Good Life ~

1962
Words By Jack Reardon
Music By Sacha Distel

<歌詞>

Oh, the good life,
full of fun seems to be the ideal
Mm, the good life,
let's you hide all the sadness you feel

You won't really fall in love
for you can't take the chance
So please be honest with yourself,
Don't try to fake romance

It's the good life
to be free and explore the unknown
Like the heartaches
when you learn you must face them alone

Please remember I still want you,
and in case you wonder why
Well, just wake up,
kiss the good life goodbye

日本語訳は、女性が、想いを寄せている男性に語りかけている歌詞しました。

そう、確かにいい人生ね。
楽しいことがいっぱいあって理想的だと思うわ。
ほんと、いい人生だと思う。
たくさん悲しいことがあるのに隠してくれるもの。

でも、本気で恋に落ちることはしないのね。
チャンスが無いからってすぐに言い訳して。
だけどもっと自分に素直になってみたら。
ロマンチックな気持ちをごまかしちゃだめよ。

うん、確かにいい人生ね。
自由で、冒険に満ちていて本当に良い人生ね。
でも胸を痛めるような未知の世界に
一人で立ち向かわなければいけなくなったら、

お願いだから私があなたを今でも愛していることを
思い出してほしいの
もし迷って悩んだら、目を覚ましてね。
今の「いい人生」に別れを告げてほしい。


                 トニー・ベネット

   

                サッシャ・ディステル

 

 

 


♪ When I fall in love を録音

2015-09-01 | Standards

まさに魅惑のスタンダード・ナンバーと云う表現がぴったりなヴィクター・ヤングが

作曲した When I fall in love 。メロディも歌詞もとても素敵な曲であります。

1952年にロバート・ミッチャムとアン・ブライスが主演した戦争中の恋愛を描いた

映画「One Minute to Zero(邦題 : 零号作戦 )」のためにヴィクター・ヤングが

書いた楽曲にエドワード・ヘイマンが詞を付けた曲で、多くの歌手により歌われ

ましたが、Nat King Cole の録音で全世界でヒットしました。

有名なシンガーの多くが歌っていますし、現在も新たに歌われ演奏もされ録音されています。

最近ではセリーヌ・ディオンもソロとデュエットでの録音をしています。

では、映像を。

Nat King Cole の動く映像でしかもカラーです。(TVショーの録画)

写りも当時のものとしては、すごく鮮明です。

 


<歌詞>

When I fall in love it will be forever
Or I'll never fall in love
In a restless world like this is
Love is ended before it's begun
And too many moonlight kisses
Seem to cool in the warmth of the sun

When I give my heart it will be completely
Or I'll never give my heart
And the moment I can feel that you feel that way too
Is when I fall in love with you.

恋に落ちたら それは私には永遠の恋
そうでなかったら恋なんてしない
こんな不安定な世の中で
恋なんて始まる前に終わっている
月明かりにかわした口づけも
太陽の熱のもとでは冷たく感じてしまう

心を捧げるとしたら 全てを捧げること
そうでなかったら 決して心を差し出すこと
なんてしない
そしてあなたも同じ思いなんだと感じた時が
あなたと恋に落ちる時


昨年の10月にジャズのセッションでピアノ・トリオをバックに歌わせて頂きました。

 

でも、どうしてもストリングスの伴奏で歌いたいと云う想いが以前からありました。

しかし、本当の弦楽器の伴奏で歌う機会はまったくないのは明らかなので、カラオケで

歌いました。

Nat King Coleのバージョンのカラオケなら、それなりに弦楽器の奏でる音質に近く

作ってあり雰囲気も味わえました。

ギター弾き語りでも、原曲のスローバラードの美しいメロディがとてもムードがあり、

自己満足していますが。。。

プロの歌手でもカラオケで練習したり録音する昨今、まぁカラオケで我慢しょうと下手ッピな

くせして偉そうな事を想っています(笑)

もし、宜しければ下欄の動画をご覧ください。

いつものように動画は、スライド画像にしています。歌は下手ッピですが、映像は綺麗なものに

したつもりです。


♪ Somewhere Over The Rainbow を録音

2015-08-29 | Standards

永遠のスタンダード曲 "Somewhere Over The Rainbow" を2日前に

歌って録音しました。



1936年

作詞 : Edgar Yipsel "Yip" Harburg (略称名イップ・ハーバーグ)

作曲 : Harold Arlen(ハロルド・アーレン)

<歌詞>

Somewhere over the rainbow Way up high
There's a land that I heard of
Once in a lullaby

どこか、虹の向こうの空高くに
昔、子守唄で聞いた国があるはず

Somewhere over the rainbow Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true

どこか、虹の向こうに空がとても青く
信じてた夢がすべて叶う場所があるらしい

Some day I'll wish upon a star
And wake up where the clouds are far behind me
Where troubles melt like lemondrops
Away above the chimney tops
That's where you'll find me

いつか星に願うおう
願って、目覚めると雲ははるかかなたに消えて晴れわたり
悩みはレモンドロップのように溶けてなくなる
煙突よりもずっと上のほうで、あなたは私を見つけるわ

Somewhere over the rainbow Bluebirds fly
Birds fly over the rainbow
Why then, oh why can't I?

どこか、虹の向こうに青い鳥が飛ぶところがある
鳥達が虹を超えていけるのに、どうして私にできないの?

If happy little bluebirds fly beyond the rainbow
Why, oh why, can't I?

もし、幸せな小鳥達がその虹を超えて行けるなら、私にもきっと出来るはずよ

~ ♪ ~ ★ ~ ☆ ~ ♪ ~ ~ ♪ ~ ★ ~ ☆ ~ ♪ ~

日本では、『虹の彼方に』のタイトルで親しまれている曲ですが、この曲は13歳で

ハリウッド映画にデビューしたジュディ・ガーランドが17歳の時(1939年)に主役を

演じたミュージカル映画『オズの魔法使』で歌って、同年にアカデミー歌曲賞を

受賞しました。そして、世界中に知られる永遠のスタンダード曲となりました。

もう、79年も前に作られた曲が現在も歌われたり・演奏されたり録音されたりしています。

日本の流行歌では考えられない事です。

ジュディ・ガーランドが、映画の中で歌うシーンです。


ジャズでも昔からよく演奏されていますし、最近ではエリック・クラプトンも

歌っています。クラプトンのライブ映像です。


日本では、そんなに知られていないエバー・キャシディーというカントリーや

フォークのアーティストのギター弾き語りが海外では高く評価され

キャシディー・スタイルとして有名です。

今後の活躍を期待されていましたが1996年11月に33歳で亡くなっておられます。

 

~ ♪ ~ ★ ~ ☆ ~ ♪ ~ ~ ♪ ~ ★ ~ ☆ ~ ♪ ~

 

   


♪ Call Me Irresponsible を録音

2015-04-06 | Standards

『Call Me Irresponsible』と云う曲は、1963年に公開されたアメリカ映画

『Papa’s Delicate Condition』(邦題 : パパは王様)のテーマ曲で、同年の

アカデミー賞のオスカー(歌曲賞)を受賞している名曲です。

名曲のはずです。アメリカのポピュラー・ソングの多くを作った

ジミー・ヴァン・ヒューゼン(作曲)とサミー・カーン(作詞)の名コンビが

手掛けた作品なのです。

 

               ジミー・ヴァン・ヒューゼン

 

                   サミー・カーン

 

かなり音域の広い曲なので、歌うと疲れます。高音が楽に出る人でないと

難しい曲ですが、声量のない音域の狭い私がチャレンジして、見事に沈没

してしまいました(笑)

でも、録音して動画を作りました。この映画で描かれている父親と娘との

愛情を画像でイメージしてスライドさせてます。

 

映画の内容は、大盤振る舞いをする無責任な父親の物語でホーム・コメディです。

ある日ドラック・ストアの店員が解雇されて困っているのを見て、そのストアを

買い取ってしまったり、次女がサーカスの子馬を欲しがったので買ってやるのですが、

騙されて借金でどうにもならないサーカスごと買わされてしまったりというお話しも

出てくるのですが、次女が父親を大好きでしたっていると云う父親と娘との愛情を

にじませたストーリーです。

 

          

 

この曲は、フランク・シナトラやアンディ・ウィリアムス、パティ・ペイジの名唱も

ありますが、なんといっても決定盤はやはり、ジャック・ジョーンズでしょうね。


            ~ Call Me Irresponsible ~

words by Sammy Cahn
music by James "Jimmy" Van Heusen


Call me irresponsible
Call me unreliable
Throw in undependable too

Do my foolish alibis bore you
Well I'm not too clever
I just adore you

Call me unpredictable
Tell me I'm impractical
Rainbows I'm inclined to pursue

Call me irresponsible
Yes I'm unreliable
But it's undeniable true
I'm irresponsibly mad for you

Call me irresponsible
Yes I'm unreliable
But it's undeniably true
I'm irresponsibly mad for you

 

無責任だと呼んで
信用できないって言っくれ
当てにならないも、おまけにね

馬鹿な言い訳に飽き飽きしていると思うけど
そうだよ、私はあまり利巧じゃないからね
君を大好きなだけだよ

だから、気まぐれって呼んでくれ
役立たずだって言ってもいい
夢ばかり見ているからね

無責任て呼んで
そうだよ、信用できないよ
でもね間違いなく本当に
どうしようもなく君に夢中なんだ

 

最後は、1963年この曲がオスカー賞を受賞した時、パティ・ペイジが歌っている貴重な映像です。


♪ 'S Wonderful ! を録音

2015-03-21 | Standards

私は、今でもレーザーディスクで映画をよく見ています。

レーザーディスクで持っているオードリー・ヘップバーンの映画

『Funny Face』を久しぶりに見ました。

『Funny Face』の中で、ヘップバーン自身が 'S Wonderful を歌っています。 

以前、私が歌って録音していたのを思い出し、You Tube にアップしました。

いつもの事ですが、たいへん下手ッピです。宜しければ見てくださいね。

映画『Funny Face』のオードリー・ヘップバーンの画像をスライドさせています。


'S Wonderful について少し。

ブロードウェイ・ミュージカルの『Funny Face』のために、ガーシュイン兄弟が

1927年に書き下ろした曲です。

オードリー・ヘップバーンが主演し同タイトル(邦題は「パリの恋人」)で1957年に

映画化された時には、ヘップバーン自身が歌いました。

ヘップバーンが、フレッド・アステアと一緒に歌っている映画のラスト・シーンです。



私は、ジャズヴォーカルでのこの曲のフェイバレットは、アニタ・オディなんです。

私が22歳の時にアメリカ・ニューヨークのジャズクラブで、この曲を歌ってと

アニタ・オディにリクエストしたら、即座に歌ってくれたのを昨日のようによく

覚えています。

次の動画の音源はアニタ・オディの絶頂期であった1957年にノーマン・グランツの

プロデュースで彼のレーベルであるヴァーブに録音したもので、バックにピアノの

オスカー・ ピーターソンとその後40年間彼女のバックをつとめたドラムの

ジョン・ポール、ギターのハーブ・エリス、 ベースのレイ・ブラウン、もう一人の

ドラマー、ミルト・ホーランドという豪華メンバーによるものです。

'S Wonderful に「They Can't Take That Away From Me」をサンドイッチさせて

歌っています。



この録音は、「Anita Sings The Most」というタイトルで全11曲がLPレコードに

収録されましたが、初版のオリジナル盤を欲しくて欲しくてたまらず、

方々探しましたが、日本では見つからず、やっとアメリカでレコードコレクター

から譲ってもらいました。今も大事にしております。

 

Anita O'Dayの「Anita Sings The Most」初版レコードです。オリジナル盤はピンク色印刷です。

 You Tube の動画で使用しているのは、CDのジャケットです。



'S wonderfulとは、"It's wonderful"の洒落た言い回しなんです。

           

             ~ 'S Wonderful ~

words by Ira Gershwin
music by George Gershwin

<歌詞>

'S wonderful!  'S marvelous!
You should care for me!
'S awfully nice!  'S paradise!
'S what I love to see!

You've made my life so glamorous
You can't blame me for feeling amorous.
'S wonderful!  'S marvelous!
That you should care for me!

My dear, it's four-leaf clover time
From now on my heart's working overtime.
'S wonderful!  'S marvelous !
That you should care for me!

素晴らしいわ、素敵だわ
あなたが私のことを好きだなんて!
とても素晴らしいわ 天にも昇る気持ちよ!
そうなの 見つめていたいの

あなたは、私の人生をとても魅力的にしているのよ
だから私が浮かれてるからって責めないでね!
素晴らしいわ、素敵だわ
そうよ あなたが私のことを好きだなんて!

私のいとおしい四葉のクローバーの時が始まり
このまま胸の高鳴りが止まらない
素晴らしいわ、素敵だわ
そうなのよ あなたが私のことを好きだなんて!

 

手前から、フレッド・アステア、真ん中 ジョージ・ガーシュイン、一番奥がアイラ・ガーシュイン

 

映画『Funny Face』のサウンド・トラック レコード