美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

Les parapluies de Cherbourg シェルブールの雨傘

2014-03-23 | 映画

      

「シェルブールの雨傘」をフランス語で歌うカラオケを見つけ
最近、練習していますので、この映画と曲について日記を書きました。

そして、昨夜、DVDの「シェルブールの雨傘」をまた見てしまいました。

毎月見ていると思います。

高校時代(もちろんリアルタイムな封切ではなく)に観たとても印象深い映画です。

セリフを全てミッシェル・ルグランのたいへん美しい楽曲で歌っているミュージカルで、
初めて見た時は、映画と音楽が大好きな私には、たいへんに感動したものです。

物語はフランスの港町シェルブールが舞台で1957年11月から1963年のクリスマスまでの
ギー(ニーノ・カステルヌオーヴォ)とジュヌヴィエーヴ(カトリーヌ・ドヌーヴ)の悲しい物語です。

・・・ドヌーヴは、この映画の撮影当時は19歳と云われています。

熱い恋愛中で幸せの絶頂だった二人でしたが、ギーに召集令状が届きアルジェリアの
独立戦争に出征してしまい、二人の人生が大きく変わっていくのです。しかもジュヌヴィエーヴは
ギーの子供を生むのです。・・・・・理解ある宝石商の男性がそれをわかっていながらどうしても
ジュヌヴィエーヴをお嫁さんにほしい・・・ジュヌヴィエーヴの母親の努力がそうさせた。

監督のジャック・ドゥミと音楽のルグランは、この映画を制作したときは30歳代の前半でした。

1964年のカンヌ映画祭グランプリ他多数の受賞をしています。

私はこの映画にはかなりの思い入れがあり、DVDの他にVHSのビデオが2本、レーザー・ディスク、
オリジナル盤のサウンド・トラック・レコード、そして輸入盤のCDを持っております。

なぜVHSのビデオが2本あるのかと云いますと、1本は英語の字幕が出るアメリカ製なのです。
フランス映画ですから英語圏の人は字幕は当然英語な訳ですが、アメリカでこれを見つけた時
は感激でした。

又レコードも1枚ものはアメリカ盤、2枚組のフランス・オリジナル盤も探し当てて入手したほどです。
もちろんこの映画のパンフレットも入手しております。

主題歌は名曲でスタンダードになっいて他の曲も素晴らしいです。

この映画が忘れられずもう50回は見ていると思います。

こんなに何度も見た・これからも見る映画はなく異常かもしれません。

でも結構自分と同じ人が多くいるのを最近インターネットでブログや
個人のホームページを見て知りました。

たぶん来月も見ると思います。 

映画で歌っているのは、主演のカトリーヌ・ドヌーブと
ニーノ・カステルヌオーヴォですが、実際は吹き替えです。
カトリーヌ・ドヌーブの歌は、ダニエル・リカーリ、
ニーノ・カステルヌオーヴォの歌は、ジョゼ・バステルです。

作詞は、ジャック・ドゥミ(この映画の監督)

作曲は、ミシェル・ルグラン


フランス語のオリジナル歌詞

Depuis quelques jours je vis dans le silence
Des quatres murs de mon amour
Depuis ton deart l'ombre de ton absence
Me poursuit chaque nuit et me fuit chaque jour
Je ne vois plus personne j'ai fait le vide autour de moi
Je ne comprends plus rien parce que je ne suis rien sans toi
J'ai renonce a tout parce que je n'ai plus d'illusions
De notre amour ecoute la chanson

Non je ne pourrai jamais vivre sans toi
Je ne pourrai pas, ne pars pas, j'en mourrai
Un instant sans toi et je n'existe pas
Oh mon amour ne me quitte pas
Mon amour je t'attendrai toute ma vie
Reste pres de moi reviens je t'en supplie
J'ai besoin de toi je veux vivre pour toi
Oh mon amour ne me quitte pas

Ils se sont separes sur le quai d'un gare
Ils se sont eloignes dans un dernier regard
Oh je t'aim' ne me quitte pas.

訳詩

閉じこもり 沈黙の日々を過ごす
あなたが去ってから あなたの影が
毎晩私を追いかけ 昼には私から逃げてゆく
もう誰も私の目には映らない 一人ぼっちの私
もう何も分らない あなたなしでは生きてゆけない
全てあきらめたわ もう私たちの愛の歌を聴くことは
夢なのだから

あなたなしではもう生きてゆけない 死んでしまうわ
あなたがいなくなればすぐに私もいなくなってしまうの
どうか行かないで いつまでも待っているわ
私のそばにいて お願い 戻ってきて
あなたが必要なの あなたのために生きてゆきたいの
どうか行かないで
愛しているわ 行かないで

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

英語では、タイトルが I'll Wait For You となってます。

If it takes forever I will wait for you
For a thousand summers I will wait for you
Till you're back beside me, till I'm holding you
Till I hear you sigh here in my arms

Anywhere you wander, anywhere you go
Everyday remember how I love you so
In your heart believe what in my heart I know
That forever more I'll wait for you

The clock will tick away the hours one by one
And then the time will come when all the waiting's done
The time when you return and find me here and run
Straight to my waiting arms

If it takes forever I will wait for you
For a thousand summers I will wait for you
Till you're here beside me, till I'm touching you
And forever more I'll wait for you

The clock will tick away the hours one by one
And then the time will come when all the waiting's done
The time when you return and find me here and run
Straight to my waiting arms
Till you're here beside me, till I'm touching you
And forever more I'll wait for you

では、映像を。まずは映画から

この映像でダニエル・リカーリとジョゼ・バステルの
フルコーラスを聴く事ができます。

 

 

そして、ついでに私の映像も

ジャズのセッションに参加して生バンドで歌いました。画像は、映画のシーンを使いました。

 

-PS-

この画像は、映画で使われた傘屋のお店です。
現在の写真です。(今から約10年前に撮影しました)
パッチワークのお店になっていました。
映画の時に使われた看板は残ってました。

         

 

この人が、ドヌーブの歌の吹き替えした、ダニエル・リカーリです。