美術館巡りと古都散策、Jazz & Bossa など・・

スタンダードやボサ・ノバなどを歌って録音したり、美しい景色などを撮影して動画を作っています。美術展にもよく行きます。

♪ 恋をしましょう !

2017-05-29 | Jazz Vocal

何をブログに書いているんだと、あきれている人がいるかもしれませんが、

私が「恋をしましょう!」と好きな女性に告白しているのではありません(笑)

『Let's Fall In Love』と云うタイトルのスタンダード・ナンバーを歌って

録音してみたのです。You Tube にアップしましたが、下手ッピな私の歌は、

いつもの通りです(笑)

映像は若い人が出会って恋に落ちると云うミュージカル仕立てのドラマを使いました。


この曲は、1934年(昭和9年)にハロルド・アーレンが作曲し、テッド・ケーラーが

歌詞をつけ、同年の映画「Let's fall in love」のテーマ曲で使われました。

何と今から83年も昔に作られた曲ですが、今も新たに録音されたり、ステージで

歌われたりしている永遠のタンダード・ナンバーです。

では、私の下手ッピな歌を聴いてもらうだけでは、申し訳ないので、アーティストの

映像をご覧ください。

まずは、最近の映像を選んでみました。

今やジャズヴォーカリストの第一人者であるダイアナ・クラールの2008年の

ライブ映像です。ちなみにご存知でない人もいらっしゃるかもしれませんが、

ダイアナ・クラールは、エルビス・コステロの奥様です(関係ないお話しでしたね)


次は、とても貴重な1963年のアニタ・オディのライブ映像です。モノクロですが、

映像や音声は比較的鮮明で綺麗です。得意のアニタ節が聴けます。

うまいです。これぞジャズヴォーカルです。



< Let's Fall In Loveの歌詞と和訳 >

私が訳しましたので、正しくない意訳です。実際の欧米人の会話や歌詞で受け取る

意味やニュアンスとは、違うと思います。私なりの訳です。

なお、私が歌ったのは、ダイアナ・クラールのバァージョンですが、ダイアナ・クラールは

ヴァースのところで省略した言葉がありますし、コーラス(主旋律で歌うところ)でも

一部歌詞の順をかえたりしてアレンジしていますが、私は元の歌詞を調べてその通りに

歌って録音しました。

(Verse)

I have a feeling, it's a feeling I'm concealing
I don't know why
It's just a mental, incidental, sentimental alibi
But I adore you, so strong for you
Why go on stalling, I am falling, love is calling
why be shy

(Chorus)

Let's fall in love
Why shouldn't we fall in love
Our hearts are made of it, let's take a chance
Why be afraid of it

Let's close our eyes
And make our own paradise
Little we know of it, still we can try
To make a go of it

We might have been meant for each other
To be or not to be, let our hearts discover

Let's fall in love
Why shouldn't we fall in love
Now is the time for it, while we are young
Let's fall in love


(ヴァース)

何かを感じる そんな気持ち
でもなぜだかわからないが 内に秘め隠している
そう そんな気持ち 突拍子もなく 感傷的で 
ほかにはない
君にとても 強くあこがれている 
なぜか もじもじしている 
恋をしている 恋が呼びかけている
なぜ ためらうのかと

(コーラス)

さあ 恋をしょう
どうして 僕達は恋をしてはいけないの?
僕達の心は愛で出来ている
賭けてみょう
なぜ こわがるの

目を閉じて 僕達のパラダイスを作ろうよ
よくはわからないけど ためせるよ
なんとかうまくいくように

僕達は 元々一緒になるように決まっていたのかもしれない
それは 心でさぐろうよ

さあ 恋をしょう
恋をしてはいけないという理由はないよね?
僕達が若い今が 恋をするとき
さあ 恋をしょう

 




私が若い頃にアメリカで購入したダイアナ・トラスクのLPレコード

(初版のオリジナル盤)です。

このレコードで、この曲を聴いて大好きになりました。

シナトラやエラが歌っているレコードも持っていますが、私にはなんと

云ってもこのダイアナ・トラスクの録音がベストです。

ジャケットがいいでしょう。モデルではなく、ダイアナ・トラスク本人なんですよ。

本当はジャケットを見ただけで買ってしまったんです(笑)

今では、すごく貴重で高額取引されているレコードなんです。

※ダイアナ・トラスクについて、

オーストラリア出身の歌手。1959年4月にフランク・シナトラのオーストラリア・

ツアーに参加、その2ヵ月後にアメリカへ渡り、ただちにコロムビア・レコード、

NBCテレビ、20世紀フォックス映画と契約を結び、一大センセーションを巻き

起こしました。ジャケット通りの美麗なルックスで人気を集めた彼女ですが、

ヴォーカルの実力も折り紙つき。幼い頃からピアノや声楽を習い、ヴォーカル

コンテストで優勝したというエピソードにもうなずけます。

最初は、今で言うスタンダードをジャズアレンジで歌っていましたが、最終的には、

カントリー・シンガーに転向して成功を収めました。