名古屋を拠点として活動するヘヴィ・メタル・バンド「OUTRAGE」の、メジャー・デビュー35周年を記念して制作された映画だそうな。
とはいえ、単純にバンドの歴史を描いた映画ではないらしい。
バンド・メンバーの役を演じることになった、イマドキの若者。ヘヴィ・メタルなんてよく知らない若者たちが、役を演じることを通して自身の人生を考えるようになる、みたいな、
映画らしいです。
OUTRAGEというバンドは、決して順風満帆な歴史を歩んできたバンドではありません。メンバーが一人抜けて3人で活動していた時期もあるし、(脱退したメンバーは後にバンドに復帰)メジャー・レーベルを解雇されて、インディーズで活動を続けていたりと、結構大変な時代が続いた。
それでも35年、解散することなく続けてきた、その意思の強さ、情熱。
そんなバンドの姿に、イマドキの若者はなにを思うのか、という内容の映画らしい。
OUTRAGEの映画であって、OUTRAGEの映画ではないという。なんというか、ややこしいね(笑)
企画を立てたのは我らがヘヴィ・メタル伝道師、伊藤政則氏。岩手県花巻市出身!
企画としてはそんなに悪くない、とは思うけど、予告編を見ればわかる通りで
画ずらが、
安い......。
うーむ......。
予告編で唯一面白いと思ったのが、女性プロデューサーのセリフ。
「ヘビメタではありません、ヘヴィ・メタルです!」
これは80年代のころに、よく論争になっていたテーマでしてね。「ヘビメタ」という言葉はヘヴィ・メタル」を揶揄し、差別する言葉だとして、ヘヴィ・メタル・マニアは使わない言葉でした。今でこそ普通に単なる略称として使われていますが、昔は結構、拒否反応を示す人が多かった言葉なのです。
かく言う私もその一人。私はこのブログで、「ヘビメタ」という言葉を使ったことは一度もないと思います。気づいてましたか?
誰も気づくわけないね(笑)
それはともかく
OUTRAGEのファンでもない限り、誰も見そうにない映画のような気もするけど......。
健闘を祈りますとしか
私には言えないなあ。
OUTRAGEは良いバンドです。それだけは強く言っておきたい。
2022年、5月公開。
OUTRAGE『My Final Day』
メッチャカッコいい曲!好きだ!!!