問わず語りの...

流れに任せて

映画『死霊館』

2022-04-06 11:33:22 | 映画

これ、タイトルが良くない。原題は[Conjuring]意味は「除霊」とか「悪魔祓い」とか、そんなような意味らしい。こっちの方が内容をしっかりと伝えてる。『死霊館』なんてタイトルでは、なんかゾンビみたいな怪物が出てきそうな感じがして、中身が全然伝わってこないし、勘違いされてしまうだけ。

 

センスないわ~。

 

 

アメリカに実在する心霊研究家(?)夫妻が、1971年に実際に経験した恐怖体験を基にしている映画で、一応実話なんです。

一応ね。

 

ある家族が田舎の古い家を購入して引っ越したところ、その家で起こる数々の怪異。これを調査する心霊研究家夫妻。徐々にわかってくる、この家にまつわる因縁......。

 

よくある幽霊屋敷ものの一つで、起こる怪奇現象もよくあるもの。特別新しいところはない、と言ってしまえばそれまでですが、実際にこんなことが自分の家で起こったら、そりゃ怖いよなというリアリティがあって、なんというか、好奇心が刺激されるというのか、決してつまらない映画にはなっていないところが、良く出来てるなと思います。

 

映画全体の作りとしては、昔あった映画『悪魔の棲む家』ほぼそのままと言っていいです。で、ラストのクライマックスで『エクソシスト』になるという(笑)、いずれも「実話」であることを売りにしていたホラー映画で、その実話ホラーの良いところをうまく合わせて作った映画という感じで、先にも言いましたが特別新しいところはないし、怖いか怖くないかと言ったら、正直あまり怖くはない。

 

でもやはり、実話という「重み」は侮れない。結構興味津々で見入ってしまう。それは演出の上手さなのかな。

 

最後の最後、邪悪に勝つのは「家族愛」なんだ!というところが結構ほろっとさせてくれますし、上手く出来てますよ。過剰な怖さでない適度な恐怖感に、最後は家族愛で泣かせる。これはヒットしますって。実際この映画はシリーズ化されて今でも人気があるようです。

 

 

それにしても、冒頭に登場した「アナベル人形」が、映画のストーリーとは直接関係がないというのも、この夫妻がいかに多くの「心霊事件」に関わっているかということを示していて興味深い。

アナベル人形、実にインパクトの強い人形なのですが、この人形が関わっている「アナベル事件」というのは、心霊マニア(?)の間ではかなり有名な事件らしいです。どんな事件か知りたい方は

 

ご自分で調べてね。

 

これは実話です。実話を基にした映画だということを、もう一度強調しておきます。

 

あなたの家、変な音が鳴ったりしませんか?誰もいないはずなのにドアが勝手に開いたり、鏡に見知らぬ人の影が映ったり

 

しませんか?

 

あなたの家

 

 

「呪われて」いませんか?

 

 

 

古い家に引っ越すときは、よく調べましょうね。

 

 

 

コメント
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