日本のファンタジー小説の元祖といっていい、『南総里見八犬伝』。
江戸時代後期に書かれたこの物語、原作者は滝沢馬琴(曲亭馬琴)。馬琴は執筆の途中で失明してしまいますが、息子の嫁に口述筆記をさせ、28年かけてこの物語を完成させます。
馬琴が〈虚〉の世界にこだわった理由とは?原作は山田風太郎。山田氏といえば『伊賀忍法帖』、『甲賀忍法帖』、『魔界転生』など、荒唐無稽といっていい時代小説を主に書き続けた方というイメージが強い。実際はそれだけではないのだけれど。
その山田風太郎氏だからこそ、〈虚〉の世界に拘った馬琴の「想い」に、なにか共感するところがあったのかも、知れませんね。
滝沢馬琴の生涯と、八犬伝の世界を交錯させながら描く映画『八犬伝』。さあて
どんな仕上がりになっていることやら。
怨霊・玉梓を演じるのは栗山千明さん。うむ
いいんじゃないかな。
悪役は物語の要ですからね。悪役が良くなければ物語は良くならない。その点、栗山千明さんなら、いいね。
個人的には佐伯日菜子さんとか、あの怪演を久々に観たいなとか思っていたのですが、栗山さんなら良しとしましょう。なにを偉そうに(笑)。
伏姫に土屋太鳳さん。これも良い感じ。
配役はいいね。あとは中身。
面白い時代劇になっていることを
願うのみ。
それでは、唱和お願いいたします。せーの!
「時代劇の灯を消すな!!」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます