第8位 『関ケ原』
1981年1月2日~4日。TBS系列
原作、司馬遼太郎。天下分け目の関ケ原合戦を、西軍と東軍と両方の視点から描いた歴史巨編。オールスター・キャストで描かれるドラマ部分は、さすが「ドラマのTBS」と言われただけのこともあって、重厚で見応えあり。
ただ、それまで時代劇を撮ったことのないスタッフばかりだったということもあり、戦闘シーンがいまいち面白くないし、音楽も良くない。
でもこれだけのキャストを揃えて当時のTV時代劇としては破格の製作費を投じた本作には、制作当時、テレビ局がいかに”強い”力をもっていたかという一つの証明であり、そうした”歴史”を感じさせると言う意味でも、貴重な作品であるなあと、思った次第。
出演は徳川家康に森繁久彌。石田三成に加藤剛。
本多正信に三国連太郎。島左近に三船敏郎。これだけでも凄いキャスト!
福島正則に丹波哲郎。加藤清正に藤岡弘。
北政所に杉村春子。淀殿に三田佳子。
阿茶の局に京塚昌子。細川ガラシャに栗原小巻。
宇喜多秀家に三浦友和。小早川秀秋に国広富之。
島津義弘に大友柳太朗。大谷吉継に高橋幸治。
その他。芦田伸介。竹脇無我などなど、挙げて行けばキリがない名優揃い。
これは時代劇ファンならば、一度は観るべき作品だと、思いますねえ。
第7位 『大忠臣蔵』
1971年1月~12月。NET(現・テレビ朝日)系列
こちらは三船プロが倒産した理由の一つではないかと思われるほどの、莫大な製作費をかけて作られた作品。
当時考えられる限りの有名俳優を揃え、そのギャラだけでも相当な額だったろうし、NHK大河ドラマに対抗して1年に亘った放送期間といい、とにかくお金がかかったに違いなく、そのスケール感を味わうだけでも観る価値あり。
それにしても三船プロにしろ、中村錦之助(萬屋錦之介)の中村プロにしろ、勝新太郎の勝プロにしろ、スターさんの個人プロダクションは揃って倒産の憂き目に逢っています。皆さんお金の使い方が派手過ぎた。良いものを作りたかったかろこそでしょうが、現実は甘くなかった……。スターさんのプロダクションで健全経営だったのは、石原プロモーションのみといってよい。
石原裕次郎という方は、懸命な方だったのでしょうね。
それはともかく、スターさんならではの豪快な金の使い方から生まれた、スケールのデカい時代劇。今では絶対作ることの出来ないその贅沢さを味わうだけでも
観る価値あり。
出演は大石内蔵助に三船敏郎。浅野内匠頭に尾上菊之助(現・尾上菊五郎)。
千坂兵部に丹波哲郎。柳沢吉保に神山繫。
堀部安兵衛に渡哲也。清水一学に天地茂。
堀部弥兵衛に有島一郎。吉良上野介に市川中車~市川小太夫。
脇坂淡路守に中村錦之助(後の萬屋錦之介)。垣見五郎兵衛に八代目松本幸四郎(後の初代松本白鷗)。
俵星玄蕃に勝新太郎。
その他、芦田伸介。山形勲。大友柳太朗。辰巳柳太郎。
田村高廣。田村正和。竜崎勝。伊藤雄之助。
司葉子。山本陽子。佐久間良子。浦辺粂子。
小林昭二。石坂浩二。村井国夫。江原真二郎。等々
まだまだ凄い方々が出てますが、キリがありません。
大スターが残した偉大なる遺産。時代劇ファンならば絶対
観るべし!
怪獣映画と時代劇が揃って賞を取る。それも海外で
良い時代になりました🙌🙌🙌🙌
真田さんへのプレゼンターはキアヌ!
鳥肌モノの3ショット!
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