AnneCookeのブログ

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Tip of the Week No.198 'to and fro'

2020-02-25 | 英語
The Borrowers という本を読んでいてよく目にしたイディオムを紹介します。
この本の日本語タイトルは「小人の冒険シリーズ」。



「借りる人たち」が妥当なタイトルな気もしますが、子ども受けするタイトルとしては前者のほうかなあ。

この物語にはアリエッティというキャラクターが出てきます。そう、ジブリの「借りぐらしのアリエッティ」はこの話から来ています。
では、 to and fro の意味を載せます。

to and fro idm.
backwards and forwards: She rocked the baby to and fro.

to and fro イディオム
後方へ、そして前方へ:彼女は赤ちゃんを前後に揺り動かしました。

この文脈では「揺り動かす」という意味として使われています。
The Borrowers の中でどう使われていたかというと…

Above their heads the floor creaked and heavy footfalls heaved deliberately to and fro. ~chapter six~
彼らの頭上の床がきしんで、重みのある足音がわざと行ったり来たりした。 ~チャプター6~

この場合は「行ったり来たり」という意味で使われています。
footfall は「落ちてくる足」?小人にとってただの足ではなくて「上から落ちてくる大きな足」というイメージなので、小人が出てくる物語にはバッチリ!

ところで、知らない単語が山ほどあるかと思いますがご安心を。僕もすべての単語をわかって読んでいる訳ではありません。
英語の本を読むときは初めて見る単語の意味は調べずに、そのまま読んでいきます。
そこで何度も目にする単語は、それだけ使用頻度が高い単語。読み終わってからそれを調べるとずっと頭に残るはず!です。

Tip of the Week No.197 'get out of bed on the wrong side'

2020-02-22 | 英語
この間ある生徒さんが寝坊してしまって、レッスンにギリギリ間に合ったものの、カバンの中で水筒から水が漏れててテキストが濡れてしまった光景を目にしました。
うまいこと乾いてたらいいけど…。
そのことをお昼休憩にジョセリン先生と話しているとあるイディオムを教えてくれました。
それが get out of bed on the wrong side

get out of bed on the wrong side (BrE)
to be bad-tempered for the whole day for no particular reason

get out of bed on the wrong side (イギリス英語)
特に理由なく一日中機嫌が悪いこと

辞書にはこう載っていましたが、ジョセリン先生によると「ついてない日のこと」という意味でも使うそうです。



Many bad things are happening to her today. I think she got out of bed on the wrong side.

今日いろんな災難が彼女に降りかかった。彼女はついてないなあ。

Tip of the Week No.196 'wouldn't I just'

2020-02-13 | 英語
最近更なる英語力向上のため、パディントンベアーの本を家で音読しています。昨日からですが…。
パディントンベアーの話は意外とたくさんあって、全部で15作もあります。何も知らずに色で選んで購入したのが1作目と3作目、14作目。今読んでいるのは 14作目の Paddington's Finest Hour というタイトルの本。
さて、個人的に音読にはいくつか利点があると思います。

1.話が入ってきやすい。
2.徐々に発音、文章の流れがなんとなくわかるようになる。
3.英語を話している気分になる。
4.本のジャンルなどによって、よく目にする単語に気づく。

ぼくは元々本を読むのはそんなに好きではないので、普通に読んでいると気が散ってしまいます。
同じ悩みを持っている方はぜひ音読をしてみてください。



で!ゲームをしているジョセリン先生の横で音読していると、あるフレーズを発見!

'wouldn't I just'

音読するとこういうのを見逃しません。
文脈的には、「ちょっと手伝ってくれるかい?お小遣いあげるから」
にたいしての、 wouldn't I just!'
でした。
wouldn't... 断ってる?

でもそのあとすぐに頼んだ人が 'done!' と言っています。
ということは断ってない。
倒置法?

'I wouldn't just (say no to the request)!'
が倒置によって wouldn't が先頭に。
あとは言うのめんどくさいから省略しちゃえ。文脈でくみ取ってね。という感じ?

こういうときにネイティブが近くにいると本当に助かります。
一応確認のためゲーム中のジョセリン先生に聞いてみると、
「そんな感じちゃう?」という返答。
ほんまかいな。

Tip of the Week No.195 'quarantine'

2020-02-07 | 英語
テレビで最近よく見かける単語 quarantine。
名詞としての意味、動詞としての意味がありますが、今回は名詞の意味を紹介します。

quarantine n.
a period of time when an animal or a person that has or may have a disease is kept away from others in order to prevent the disease from spreading: The dog was kept in quarantine for six months.

quarantine 名詞
動物、もしくは人が病原菌を保持している場合、その病原菌が蔓延するのを防ぐ手段として他の人から離す時期のこと:その犬は6カ月間隔離され続けた。

コロナウイルスが蔓延してからニュースでよく聞く「隔離」という言葉。英語では quarantine。
また「検疫」などの意味もあります。入国時に quarantine を通ります。



BBC のニュースの見出しのひとつにこんなのがありました。
Dozens more catch virus on quarantined cruse ship (クリックするとその記事に飛びます)
英会話教室らしい指摘をするとすれば、quarantined となっていること。この場合、動詞として使っているため 'd' が付きます。
訳は、「さらに多く(の人たち)が隔離された客船の中で感染しています」という感じ。
見出しのポイントは、だいたい現在形になること。あとは見出しの文章は限られているため、少し変な文章になることもあります。

ジョセリン先生の家族が来月5日から来日します。それまでに少しでも収まってくれたらいいんだけど…。たぶん無理だろうなぁ。
2020年、今のところあまりいい出来事がないですよね…何かいいことがあることを願います!