リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

一斉休校:専門家会議の評価は安倍首相に遠慮した?

2020-03-20 | 一般
3月初頭からの突然の一斉休校。世論調査によると「評価する」声が多いようだが、おそらく当事者以外の声だろうと書いた(過去ブログ)。政府の専門家会議は3月19日付で「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(pdf)を発表した。一斉休校について「学校の一斉休校だけを取り出し「まん延防止」に向けた定量的な効果を測定することは困難」というのは政府に忖度して遠慮しているように聞こえるのだが、「「感染状況が拡大傾向にある地域」では、一定期間、学校を休校にすることも一つの選択肢と考えられます。」というのは妥当だろう。(つまり、3月初頭時点では「感染状況が拡大傾向にある地域」でなければ休校の必要はなかったと書けばいいのに!)前最高裁判事の山本庸幸氏も「全国一律の休校は少しやり過ぎのように感じました。休校は一定数の患者が確認できた地域に限定してもよかった」(朝日新聞2020-3-20)と述べている。
「利益よりも実害の方が大きい」として見送ってきたイギリスでも一斉休校が導入された(朝日新聞2020-3-20)こともあり、「いつかは必要」だったという見方はあろうが、それにしても当事者のことを考えれば「もう少し時間の猶予が必要」だった(朝日新聞2020-3-20)。


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