安倍首相が突然全国の小中学校などに一斉休校を要請したのは2月27日。その後、子供が公園で遊んでいるのに苦情が寄せられることがままあるようだが、これはおかしい(朝日新聞2020-3-17)。そんな苦情がくるようになったのは、当初文科相から「基本的に自宅で過ごすように指導を」とされていたためらしい。担当者は「もともと散歩や公園に行くことを制限しているつもりはなかった」というが、「基本的に自宅で」と言われれば公園遊びが白い目で見られたのも無理はない。3月4日の時点で「規模の大小に関わらず、風通しの悪い空間で人と人が至近距離で会話する場所やイベントにできるだけ行かないこと。 」と意図を明確化させたが、うまく伝わっていないようだ。
文部科学省は3月9日になってようやく、屋外での運動や散歩を妨げないという見解を明示した(「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校 及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&Aの送付につい て(3月9日時点) 」(pdf))。
同時に校庭開放も一律に否定はしないとされ、その後、各地で児童が体を動かせるよう校庭開放の動きが広まった(浦安市では3月16日から(NHK)、横浜市では3月17日から(毎日新聞))。
一斉休校の要請の翌々週になって文科相が屋外での運動を可とする見解を示したのは、問い合わせが相次いだことのほか、NPO法人フローレンスが保護者たちの声を文部科学大臣に届けたおかげもあるようだ(フローレンス)。フローレンスとの面会中、文部科学大臣は「発信の仕方を一歩踏み込んでいきたい」と述べたというが、もう少し早くから誤解のないような発表をできなかったものかと思う。
新型コロナウイルスそのものは多くの人は軽症ですみ、流行が一巡すれば普通の風邪になるとの見解もあるようだ。だが私にはウイルスそのものよりも、なんでもかんで自粛を強要する世間の目のほうがこわい。
文部科学省は3月9日になってようやく、屋外での運動や散歩を妨げないという見解を明示した(「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校,中学校,高等学校 及び特別支援学校等における一斉臨時休業に関するQ&Aの送付につい て(3月9日時点) 」(pdf))。
同時に校庭開放も一律に否定はしないとされ、その後、各地で児童が体を動かせるよう校庭開放の動きが広まった(浦安市では3月16日から(NHK)、横浜市では3月17日から(毎日新聞))。
一斉休校の要請の翌々週になって文科相が屋外での運動を可とする見解を示したのは、問い合わせが相次いだことのほか、NPO法人フローレンスが保護者たちの声を文部科学大臣に届けたおかげもあるようだ(フローレンス)。フローレンスとの面会中、文部科学大臣は「発信の仕方を一歩踏み込んでいきたい」と述べたというが、もう少し早くから誤解のないような発表をできなかったものかと思う。
新型コロナウイルスそのものは多くの人は軽症ですみ、流行が一巡すれば普通の風邪になるとの見解もあるようだ。だが私にはウイルスそのものよりも、なんでもかんで自粛を強要する世間の目のほうがこわい。