リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

ウィンドウズ10・クラッシュ「生還」記

2018-10-24 | 一般
※ウィンドウズの復旧は一歩間違うと致命的になりかねません。下記を参考にするときはあくまで自己責任でお願いします。※

ウィンドウズ10がクラッシュした。心中マイクロソフト社を罵ったものだが、その一方、ウィンドウズの進化とウェブメールのおかげで、以前のクラッシュ時よりは被害が軽微で済んだ。うろ覚えの部分もあるが、いきさつを報告したい。
(今回はあくまでもウィンドウズのクラッシュであって、ハードディスクが物理的に損傷していたわけではない。ディスクの物理的なエラーの場合は専門家でも厳しいのではないだろうか。)

PDFを見るためのデフォルトのEdgeがあまりに使いにくいので、Adobe Acrobat Readerをインストールした直後にウィンドウズが起動しなくなった。だが、それより前から時折数分間固まっては復帰するといった現象があったので、これが原因だったとは断定できない。いずれにせよ、ある朝、起きてみたらウィンドウズが起動しなくなっていた。

●面倒だから「リカバリー」とか「データ復旧」で検索して出てくる業者に頼もうかとも思ったのだが、いろいろやっているうちに、なんとかなった。

●まずは「セーフモードで起動」を試してみるべきだ。「セーフモード」というのは余計なツールなどを走らせずに、必要最低限の機能だけでウィンドウズを起動するモードで、付加機能のためにトラブルが発生していた場合には、無事起動し、データの避難などを行うことができる。
https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/qadoc?QID=017111
だが、今回なぜか私はこれがうまくいかなかった。

●だがあちこちいじっているうちに(上記リンクにあるように「トラブルシューティング」→「詳細オプション」をクリックしたのだったと思う)「システムの復元」「スタートアップ修復」などのメニューが出てきたが、いずれもうまくいかなかった。

●だが同じメニュー画面に「コマンドプロンプト」とあるのに気が付いた。やってみると、たしかにコマンドプロンプトが表示され、dirコマンドでディレクトリー表示させてみると、すべてのファイルが見えるようだ。そこで、外付けハードディスクを接続して、コマンドプロンプトのxcopyコマンドで、必要なフォルダーをコピーすることができた。(追記:あとになって気づいたが、/s /e /hのようなオプションをつける必要があったらしい。それぞれ「サブフォルダもコピー」「空のフォルダもコピー」「隠しフォルダもコピー」の意味らしい。
※ちなみに、私はログイン時のパスワードをかけていたのだが、Usersフォルダーを一括してコピーしようとすると途中でエラーが出るものの、その中のユーザー名のフォルダーは何の問題もなくコピーできた。ウィンドウズにパスワードをかけても、コマンドプロンプトでディレクトリーに直接アクセスすれば容易にかわすことができるようだ。

※実はここで大失敗した。私は個人データはみなUsersディレクトリーにはいっていて、Program FilesまたはProgram Files(x86)というフォルダーにはアプリケーションの汎用データだけがはいっていると思い込んでいた。たとえば作成した文書はUsersの中のユーザー名フォルダーの中のDocumentsにはいっていたり、ダウンロードしたデータなどはUsersの中のユーザー名フォルダーの中のDownloadsフォルダーにはいっている、といった具合に。だからProgram FilesやProgram Files(x86)はコピーしなかったのだが、たとえばFirefoxやChromeといったブラウザーの「ブックマーク」はこのProgram FilesまたはProgram Files(x86)に保存されていたらしい。マイクロソフト社のブラウザーの「お気に入り」ならUsersの中のユーザー名フォルダーの中のFavoritesに含まれるのに。他にもProgram FilesまたはProgram Files(x86)に含まれていて、なくしたデータがあるかもしれない。後になって気づいたが、Usersフォルダをコピーすればいいという私の認識は正しかったようだが、xcopyの/s /e /hオプション(上記参照)をちゃんとつけなかったために肝心のデータの多くがコピーされなかったようだ。特にUsersフォルダの中のユーザー名のフォルダの中のAppDataというフォルダ(隠しフォルダなので、フォルダの表示オプションで「隠しフォルダも表示」にしないとエクスプローラでも表示されない)が重要で、FirefoxやChromeのブックマークはその中のかなり深いところにはいっていたようだ。(私は/eオプションだけでやったのだが、幸いサブフォルダはちゃんとコピーしてくれたらしい。ただ、隠しフォルダがコピーされなかったので、ブックマークは絶望的だ。)

●データさえ避難できれば、仕方ないが、ウィンドウズを初期状態に戻すしかない。そこで上記の「トラブルシューティング」をクリックしたときの「このPCを初期状態に戻す」を選んだ。
ここでもウィンドウズの進化が垣間見られた(役には立たなかったが)。まっさらな「初期状態」に戻すオプションのほかに、個人データを残して初期状態に戻すオプションがあったのだ。
迷わず後者を選んだが、残念ながら、ウィンドウズが起動したらしい画面は出るのだが、使えなかった。
たとえば起動中、「C:\WINDOWS\System32\config\systemprofile\Desktopは利用できません。…」といったエラーメッセージが出る。どうやら必要なファイルが見当たらないらしい。
その後もsihost.exe Unknown Hard Errorとか、explorer.exe Unknown Hard Errorなどが表示されて結局だめだった。
やむなく、個人データを残さず、完全に初期状態に戻すことを選択したら、どうやら復旧できた。ただ、「初期状態」といいつつ、PC購入時とはかなり違っているような気がする。たとえばログインがパスワードではなく、PINを使うようになっていたのには驚いた。そのほかにも、かなり違うような気がした。
いずれにせよ、ウィンドウズが無事起動できるようになってから、ハードディスクにコピーしておいたUsersの中のフォルダーを一つ一つ、初期状態のフォルダーに上書きしていったら、ほぼ原状復帰できたようだ。
メールソフトOutlookも、アカウントを設定したらみな残っていた。これはUsersフォルダーにはいっていたからなのかどうか、実はよくわからない。

●今回は「コマンドプロンプト」があったおかげで使わずにすんだが、CD-ROMからパソコンを起動して、外付けハードディスクにコピーするという手があるそうだ。ubuntuとかいうツールがあるらしい。コマンドプロンプトと違ってドラッグアンドドロップで操作できるので、起動用CD-ROMを作成できる環境(セカンドマシンとかネットカフェとか)があれば、選択肢になるだろう。

●さらには、ハードディスクを取り出してそれを(正常に動作している)別のパソコンのUSB端子に接続する、という手があるようだ。そうすれば、クラッシュしたパソコンのハードディスクは、別のパソコンの外付けハードディスクのようになるので、データを取り戻すことができる。その際に使うケーブルがSATA-USB変換ケーブルとか、IDE-USB変換ケーブルといったものだそうだ。(IDEは古い規格。SATAが新しい規格。)


追記:当初、タイミングからAcrobat Readerを疑っていたが、クラッシュの原因はiTunesだったのではないかという気がしてきた。上記でも書いたようにクラッシュ以前から「数分間固まっては復帰する」ことがたびたびあった。実は復旧後もiTunesを使うと同じようなことが起こる(特に、iTunes使用後に休止状態にして復帰するときに時間がかかる)。ネット検索してみると、ウィンドウズ10でiTunesがフリーズするという現象で困っている人が多いらしい。だが、対策としてアドバイスされている、履歴まですべて消した上での再インストールというのは面倒で、それで治るという保証でもないとなかなかやる気にならない。
数か月前、iTunesを最新版に更新したとき、iPodを認識しなくなるという問題が起こり、ネットで同じ問題を抱えている人が多かった。ネットでは同じようなアドバイスがされており、その時は私もやってみたのだがだめだった。どうやら更新時にドライバーが壊れたらしいのだが、ドライバーだけをインストールしなおすということができず、iTunesの使用をあきらめた。だが、しばらくして再びiTunesを更新してみると治った。想像するに、苦情が殺到してアップルが修正版を配信してくれたのではないかと思う。
今回もしばらくまってからまたiTunesを更新してみようと思っている。

追記2:その後おそるおそるiTunesを使ってみたが、異状なく動いているので報告しておく。

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