リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

備蓄米放出:通常ルートでは売り惜しみ業者で止まってしまわないか?

2025-03-04 | 一般
米価の高騰が、政府が備蓄米放出を決定した後も収まらないという(朝日新聞2025-3-1)。
ふと思ったのだが、備蓄米放出は売り惜しみして儲けようという業者に商売のタネを供給しているだけ、なんてことはないだろうか。
備蓄米が消費者に届く経路を検索エンジンで調べたところ、次のようにあった。
「コメの流通ルートは多くの場合、生産者からJAなどの集荷業者、卸売業者、そしてスーパーやコメの専門店などの小売業者を経て、消費者が購入します。今回放出される備蓄米はまずは集荷業者に入札で売り渡されます。」(NHK 2025-2-14
つまり通常の米が生産者の手を離れた後と全く同一の経路をたどるということだ。売り惜しみをしている業者が流通経路のどの部分かは知らないが、これではその同じ業者の手を通ることになってしまうのではないか。だとすれば備蓄米放出は悪徳業者に材料を振込してしまうことにならないだろうか。残念ながら、ここ数か月の実績で、悪徳業者は米は値上げしてもそれほど売り上げが下がらないということを知ってしまったのではないだろうか。
入札ということだから一定の歯止めはかかると思うが(さすがに談合まではしないだろう)、米の流通を目詰まりさせている業者がどこなのか、そこを追及せずに米価の安定化はできないのではないだろうか。


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