リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

日本の大学生はもちろん、海外からの留学生にも学ぶ機会を与えてほしい

2022-02-12 | 一般
新型コロナウイルスの拡大防止のための日本の水際対策が厳しすぎると海外からは批判されるという話を聞く。一時は海外からの日本人の帰国もできなくなるなど迷走したように記憶しているが、今ではさすがに日本人の帰国や、日本に拠点のある外国人の再入国までは止めていないようだ。だがそれでも、新規入国は止めている(「特段の事情」がある場合は例外とされているが)(外務省)。

海外からの人の流れが止まると働き手を維持できないなど、あちこちに影響があるだろう。飲食店の仕事を失った人が流れてくるのことでかろうじてカバーしているという話を読んだことがある。外国人労働者に頼るのはおかしいとは思うのだが、外国人に頼らなければ社会が成り立たないという現実がある。

人の流れを止めることによる弊害は各方面にあるのだろうが、先日の天声人語で、日本への留学を希望しながら入国できずにいる人たちの話を読んでなんとかしてほしいと思った(朝日新聞2022-1-29)。
入国を拒まれることで日本への評価が「かなり低下した」「少し低下した」という人が7割を超えたとか、留学取りやめや、行き先を韓国に変更するなどの声もあるという。当の若者たちの気持ちもさることながら、将来的に知日派を増やすことは、日本の将来のためにもなるはず。残念でならない。

折しも、公明党が留学生に対する入国制限の緩和を求めたという(朝日新聞2022-2-11)。もちろん私もコロナは心配で、外国からの人の流入を止めてほしいとの気持ちは強い。だが感染力が強い一方で重症化が少ないというオミクロン株の現状では、国内でも、社会を止めない感染対策が必要とされている。入国時の隔離期間を守るなど、抜かりなく対策はしてほしいが、留学生は何とか入国させてやれないだろうか。もちろん、仮に入国できても大学がオンラインでは意味がない。難しいことはわかるが、入国後にちゃんと学べるということも含め、単なるポーズではなく、留学生が入国してきちんと学べるよう、関係者には知恵を絞ってもらいたい。

追記:ちょうど今日の朝刊でも取り上げられていた(朝日新聞2022-2-12)。岸田首相は「G7で最も厳しい水準」と胸を張っており、世論の支持も高い。上記のように私も厳しい水際対策は必要だと思っている。一方、「鎖国」との批判は経済界などで強く、安倍元首相も見直しを求めているという。せめて若者にはチャンスを与えたいものだがどうだろうか。

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