リベラルくずれの繰り言

時事問題について日ごろ感じているモヤモヤを投稿していこうと思います.

駐車場料金1時間5千円:思い込みで表示を見なかった場合は救済されないかも

2018-08-29 | 一般
青森のねぶた祭に際して提携するホテル客を優先するために1時間5千円という「特別高価格」を設定したコインパーキングがあった(朝日新聞2018-8-29).よく見ずに駐車して支払いの際にあまりの高額に驚く人が続出したようだ.コインパーキングを使い慣れている人だと大体の料金相場はわかっているつもりで確認しなかったのだろう.だが大々的に特別料金の表示はしてあったので,弁護士は,青森のイメージにとってよくないとは指摘しつつ,法律的には救済は難しいという.
使い慣れているはずのものがいきなり高料金になっていて,あとで気づくとちゃんと表示してあったという場合はほかにもあるかもしれない.表示をよく見るよう気をつけるとともに,どういう場合なら救済されるかなどの知識も必要だろう.

通信料金では料金プランが複雑で,「こんなはずじゃなかった」のような話を時折聞く.
何年も前のことだが,ケータイで「パケット使い放題」の契約をした人が,携帯電話をパソコンのモデム代わりに使う「テザリング」という使用法をしたところ,契約書にはテザリングは「パケット使い放題」の対象にはならないと明記してあって何百万円もの請求額になったことがあったように記憶している.
また,携帯電話だったかゲームだったか,「使用料金が×万円を超えたら使えなくなる」という契約をしているからと安心していたら,「×万円を超える」の判断は1日ごとになので,数時間のうちに限度額を一気に超えてしまう場合,その日うちはストップがかからず,やはりとてつもない料金になった事件があったと思う.
業者に抗議したりして支払いを免除してもらったり減額してもらったという話も聞く.純粋に特別対応してくれた場合もあったかもしれないが,契約書に書かれてはいても契約時に十分に説明をしていなかった場合には業者側の非が認められた事例もあったと思う.
そのへんの基本的な考え方も,消費者教育として必要なのではないだろうか.

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