7. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 殺し合い食べ合う中国人 項目ヘ」
「公徳心のない中国人」 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を適当に選別・分割して投稿予定です。
イ 分かり合えない日本と中国
ロ おぞましき専制政治
ハ あさましき食への執着心
ニ 宰相とは料理人のこと
ホ タブーなき食文化
ヘ 殺し合い食べ合う中国人
ト 日本では上に立つほど粗食
チ 素材の味を重んじる日本料理
リ 食こそが現世料理
ヌ 堕落する中国の権力者
ル 餓死する人民と豪華三昧の指導者
ヲ 「食指」の語源
ヨ 「ほう屎撒あ(ほうしさんあ:漢字出ず:ところかまわず、糞尿をまき散らす)」と「あ屎送尿(したいときに、大小便をするべきだ)」
タ 清潔な日本統治下の台湾
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ヘ 殺し合い食べ合う中国人
魯迅が若い頃に書いたものを読むと、「我は我が血を軒轅(けんえん:皇帝名)に薦めん」という言葉が出てくる。軒轅は、漢民族(投稿者注:本来は漢字を使う集団:漢族と呼ぶべきと言われる。ご存知の通り漢字を使う支配民族は複数存在します)の始祖といわれている。黄帝の姓が公孫で、軒轅が名だ。
中国の伝説によると、中国古代の王朝や、諸侯はすべて黄帝から出たとされている。さらに伝説によると、黄帝は紀元前4207年に生まれている。
黄帝は「炎帝」とも呼ばれる。中国人は全員が、自分が黄帝の子孫である「炎黄子弟」だと、信じている。
中国人は、黄色人種が世界のなかで、誰よりも偉くて、白人よりも優れていると、思っている。
鄧小平時代になってから、中国で一時、出版の自由がかなり緩められるようになって、光文社のカッパブックスから、紅衛兵が文化大革命の時に、いくつもの派に分かれて、全国にわたって殺し合って、食べあったという本が出版された。「食人宴席」(1993年刊)という題で、中国人の鄭義(チェン・イー)が著者で、黄文雄が訳者だった。
ところが、あまりにも惨たらしいはなしだったので、日本では売れなかった。
もう、四十年ほど前になるが、著者は赤坂の中華料理店の中後貴人経営者と親しくしてもらっていた。
汪兆銘の南京政権に協力して、逃げてきた人物だったが、中国にまつわるいろいろな話を聞かしてくれた。
ある時、話を聞いた中国人経営者が礼状をくれた。達筆だった。
日本だったら、最後に「敬具」とか、「早々」とか書くが、「尚餐(しょうさん)」と結ばれていた。どうぞ、私を召し上がって下さいという意味である。昔の中国人はそういう言い方をしたものだった。
参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長