49. 中国・韓国と日本の違いの原点 「 5ヘ 孔子学院プロジェクト 」
終章
中華民族の正体 一部引用編集簡略版
本章は以下の内容を投稿予定です。
5イ 中国が覇権を握る日
5ロ 中国は国ではなく文明
5ハ 愛国教育は情報操作
5ニ 中華民族とは何か
5ホ 孔子を排斥した毛沢東
5ヘ 孔子学院プロジェクト
5 ト 中国崩壊の予言(割愛)
5チ アメリカ人と中国人
5リ 中国はアメリカのフレネミー
5ヌ 中韓の捏造が信じられるわけ
5ル キリスト教圏とイスラム圏の距離
5ヲ イスラム版中華思想
5ヨ 儒教と対立する老荘思想
5タ 中国は民主主義国になるか
5レ 中国を模倣しなかった日本
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5ヘ 孔子学院プロジェクト
どうして、孔子が再び称えられるように、なったのだろうか?
中国では、いまだに共産主義を建て前としているものの、最高指導者をはじめとして、もう誰一人として、共産主義を信じていない。
孔子が、その寒々しい空白を埋めるために、蘇った。
もはや、政権は毛沢東時代のように、共産主義の理想を、高く掲げることがなく、そのかわりに、「悠久の中華文明の偉大な復興」を、叫ぶようになった。そうなると、やはり、孔子なのだ! 孔子様に御出馬を、お願いするしかないのだ。
中国は、国内だけではなく、世界中に、「孔子学院」を設置することに、大わらわになっている。
ネットに、「中国が推し進める国家戦略、「孔子学院」プロジェクト」という、宣伝のブログがのっているから、なかから抜粋して引用しよう。
「現在、中国政府は、全世界に中国語と中国文化を広めるための語学教育・国際交流プロジェクトである「孔子学院」プロジェクトを、推し進めています。」
ここ数年で、急速に発展している、このプロジェクト。同様のプロジェクトは、ドイツの「ゲーテ・インスティチュート」や、スペインの「セルバンティス」などがありますが、さすが、中国。プロジェクトのスケールが違います。
「孔子学院がはじめて創られたのは、2004年11月。韓国のソウルに、第一校が設立されました。設立当初は、世界各国で百校を創立するという、政府の計画でしたが、予想を大きく上回り、2007年5月現在で、既に世界約五十ヶ国百三十校の孔子学院が、設立されています。日本でも、現在六校が運営しており、活発な教育・交流活動がなされています。」
「現在、設立されている孔子学院は、アジア・アフリカ・アメリカ・オセアニア・ヨーロッパと、五大陸全てに及ぶ、約五十ヶ国、百三十校。2007年度中には、学院は二百ヶ所ににまで増設され、派遣する中国語教師も、大幅に増員される予定です。」
このブログはは、2007(平成19)年5月に書かれたもので、その後、更新されていない。この時点で、日本に、すでに六校が開設されていた。いまでは、全世界にわたって、孔子学院の数が、いっそう増えているに違いない。
天安門広場に、毛沢東の遺体が保存されて、展示されているが、マルクスではなく、孔子が称えられていることを知ったら、驚愕のあまり、ひっくり返るはずである。
耳を澄ませると、中国大陸から、人民解放軍の将兵が、合唱している声が、聞こえてくるかもしれない。
「我が軍機は空を舞い、東京を爆撃して、富士山頂に漢旗(五星紅旗)を立てよ!」
最近の人民解放軍軍歌だ。
富士山頂にも、尖閣諸島にも、漢旗(ハンキ)を立てさせては、絶対になるまい。
参考:加瀬英明著「中国人韓国人にはなぜ「心」がないのか」
加藤英明氏は「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長
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