あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

補聴器購入補助制度の創設を求める

2024年03月24日 | 医療.介護
私の周りにも難聴の方が増えてきました。
しかし、大東市には軽度・中等度難聴に対応する補聴器購入補助制度がありません。

全国に広がりつつある「補聴器購入補助制度」の創設を求めて、2023年12月議会で一般質問を行いました。

シリーズ 広がる補聴器助成/実施自治体 1年で倍加/議会の論戦と住民運動で前進

 




補聴器は両耳で30万円ほどの値段になると伺っており、そして5年くらいしかもちません。

補聴器がなければ、人との会話も不便になり、家から出るのも嫌になると伺いました。

年金暮らしでは、補聴器を購入することができない人もいらっしゃいます。

大東市はこんな言い訳をしました。

「個人で補聴器を購入されている方の中には正しく使用できないために不具合を感じられる方や、使うことを諦めてしまう方が少なくありません。
 そのため、本市ではまず現在お持ちの補聴器を正しく使っていただくための相談会を実施し、1人でも多くの方が聞こえによる生活の不具合を解消していただくよう努めております」


そもそも、補聴器が必要な人が高額で買えない!って言っているのに、補聴器持っている人が正しく使えるように…って、問題点すり替えでしかない

さらに言い訳が続きました。

「本市窓口に相談に来られた高齢難聴者の方に使用していただけるよう、軟骨伝導イヤホンの導入を予定しております」

いやいや、違うんだって。必要な人が経済的負担が大きいため買えないから補助してよ!って言っているんだけど…

そして、さらに

「高齢難聴者に対する補助金の補助につきましては、今後とも、市長会を通じて国に要望してまいります」って、つまり市独自ではやる気がありませんってことですよね

冷たい大東市だなぁ

最近、「補聴器購入の補助はないのですか?」という市民からの問い合わせが増えました。

難聴の程度によっては聴覚の身体障害者手帳を取得したうえで、補聴器購入の助成制度がありますが、障害者手帳を取得するにはかなり重度の基準になっています。

具体的には以下をご参照ください。


難聴の程度について

難聴といっても複数の難聴のレベルを示す方法があるようですが、「日本聴覚医学会」が適切と見解を示している4分法の程度分類は以下の通りとなっています。

軽度難聴: mild hearing loss 25 dB 以上 40dB 未満
小さな声や騒音下での会話の聞き間違いや聞き取り困難を自覚する。会議などで の聞き取り改善目的では、補聴器の適応となることもある。

中等度難聴: moderate hearing loss 40 dB 以上 70dB 未満
普通の大きさの声の会話の聞き間違いや聞き取り困難を自覚する。補聴器の良い 適応となる。

高度難聴: severe hearing loss 70 dB 以上 90dB
非常に大きい声か補聴器を用いないと会話が聞こえない。しかし、聞こえても聞き取りには限界がある。

重度難聴: profound hearing loss 90 dB 以上
補聴器でも、聞き取れないことが多い。人工内耳の装用が考慮される。


身体障害者障害程度等級表(身体障害者福祉法施行規則別表第5号)https://www.city.daito.lg.jp/uploaded/attachment/31631.pdf


身体障害者手帳を取得するには

聴覚の障害区分は6級からあります。

6級の程度は以下になります。
① 両耳の聴力レベル が70デシベル以上の もの(40センチメート ル以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの)
② 一側耳の聴力レベ ルが90デシベル以上, 他側耳の聴力レベルが50デシベル以上のもの
 
90デシベル以上とは、大きい声でも聞き取れないくらいに重度の難聴です。

軽度から補聴器を必要とするため、既存の助成はほとんど役に立ちません。


4人に1人、コミュニケーションに支障有

 介護予防の日常生活圏域ニーズ調査(有効回答数:1,147 件)では難聴や補聴器に関わる設問では、全体の26%の方が聴覚の問題によるコミュニケーションに支障が有ると答えています。
 
アンケートに答えた4人に1人超の方が聴覚に支障を感じています。

そのうち常時補聴器を使用されている方が13.4%時々使用されている方が12%います。

そして26%のうち、補聴器に関して困っていることについては、値段が高いと答えた方が28.8%おられました。

単純計算でもアンケートに答えてくださった方のうち、補聴器は値段が高くて手が出ないと感じておられる方が約85人いてるっていうことがこの調査で分かります。
 
私の周りにも、ボランティアにかかわり、元気でまだまだ活躍できるのに、補聴器が必要なぐらいの難聴を抱えておられる方がいらっしゃいます。 

なんとか補助制度の導入をして欲しいと求めましたが、今回の一般質問では、経費等を理由に「調査研究」という回答に留まりました。

引き続き、補聴器補助制度の創設を求めていきます。

大東市との懇談(介護の要望に対する回答について)

2017年11月21日 | 医療.介護


本日大東市との懇談を行いました。議題は「大東市の介護総合事業について出した要望書と回答について」
 大東市が介入したケアプランを進めた結果、要支援1から要介護5へと状態悪化した事例(NHKクローズアップ現代7月19日放送の事例)について、大東市は現状を把握して、謝罪すべきだと求めたのに対し、大東市は「本人家族から何も言ってこられていないので、謝罪する必要はない。」と回答。
非常に冷たい態度に参加者は怒り心頭に発しました。

当該本人は、現在も入院中で「恨んでしまう」と、悔しさをにじませます。大東市は利用者に対し真摯に対応すべきです。


11月17日(金)大東市介護現地調査 介護相談コーナー案内ビラ配布

2017年11月04日 | 医療.介護
 11月17日(金)大東市介護現地調査の中で午後から介護相談コーナーを設置します。


前々日からビラ折りして準備


本日は、介護相談案内ビラを配布しました。
ボランティアで16名が参加してくださいました^^



私は深野住宅・三箇2丁目・曙町へ約600枚配布。さすがに疲れました💦

現地調査まで後13日。頑張ります!



介護総合事業(訪問介護)必要な人が必要な介護を受けれるように。

2017年11月01日 | 医療.介護
 大東市の介護総合事業は大阪府他市よりも一年早く2016年4月から開始しました。
 当初から「卒業制度」が先行し、要支援1と要支援2の利用者の通所介護と訪問介護が強制的に終了とされてきました。

 その中で訪問介護は難病や進行性の癌、認知症などの病名がつき、大東市と協議が行われた後、許可が出た人のみ利用できるという大きな制限がもうけられました。
 要支援1や要支援2と認定される方々の背景には色々な疾患があります。
日常的に観察し異常の早期発見が 非常に大切になります。
 訪問介護を制限する内容を撤廃し、必要な人が必要な介護を受けれる制度に改善していくべきだと訴えています。

 今日の朝、駅宣伝では、介護の事を中心に訴えました。頷きながら通り過ぎる方もいらっしゃいました。
しばらく介護の制度が良くなるように訴えて行きたいと思います。

介護福祉総がかり行動~問題あり!!介護現場の交流会

2017年10月27日 | 医療.介護
本日は介護福祉総がかり行動~問題あり!!介護現場の交流会にお招きいただき、大東市の介護総合事業の失敗例と問題点を発言させて頂きました。




近畿各地からも来られていて、介護や障害福祉について、状況報告があり勉強になりました。
今後も失敗政策が周りに拡がらないように内外への取り組を行って行きます。

国保・低所得者にまで値上げ。許せない!

2017年10月26日 | 医療.介護
 本日は大阪府議会で宮原たけし府会議員が国民健康保険について質問をされました。

宮原たけし府議の委員会質問(国民健康保険について)
痛快な一撃
「あなたたちは、国保財政の基盤維持、財政の安定化と繰り返すが、その考えは支配者の視点だ!日本は国民主権の国だ。」

国保料統一で負担増 大阪府議会委 宮原議員が批判

介護の切りすてアカン!介護従事者と高齢者・障がい者を守ろう!賛同しました。

2017年10月26日 | 医療.介護
 賛同署名介護の切りすてアカン!介護従事者と高齢者・障がい者を守ろう!に賛同しました。




今、「介護」が大変なことになろうとしています。
 今年4月からすべての要支援1,2の人たちのホームヘルパー・デイサービスが介護保険から外され市町村事業(総合事業)へ移され、多くの自治体で単価切り下げ・無資格者導入などが行われます。
 国は一昨年から要介護2以下の「軽度者」サービスの保険外しと、生活援助・福祉用具の自己負担化をねらい、要介護認定者の65%の介護保険サービスをとりあげようとしていました。これは介護関係者をはじめ多くの市民の反対の声で「先送り」させることができました。
 しかし、利用者負担に「3割」を持ち込み、市町村に「要介護認定率引き下げ」を競わせる介護保険改悪法案が国会に出され、生活援助サービスやデイサービスはさらに基準・報酬引き下げが狙われています。
 一方で、深刻な人材不足になっている介護従事者の「処遇改善」は微々たる「加算」で済まされようとしています。
 利用者負担増と介護切り捨ては、国家的な「介護保険料詐欺」とまで言われる事態を引き起こしています。
 私たちは、さまざまな立場や意見の違いを超えて、「『介護』を守る」の一点で共同し、次のことを求めます。
 ①生活援助をはじめとするサービスの切り下げなど制度改悪を行わないこと
 ②利用者負担を引上げないこと
 ③介護従事者の賃金・労働条件を国庫負担で改善すること

賛同者の署名は以下の宛先へ届けられます
厚生労働大臣
厚生労働大臣 塩崎恭久
財務大臣
財務大臣 麻生太郎
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
内閣総理大臣 安倍晋三




周りが卒業していく!不安でたまらない。【介護の相談】

2017年09月28日 | 医療.介護
本日は介護の相談がありました。

Aさんは要支援2のため、総合事業が始まってからディサービスが中止になり、緩和型の短時間通所リハビリに通われています。
施設の利用者の中では「いつ卒業になるか、みんな不安を抱えている。10カ月通ったが,その間に3~4人卒業になって来なくなった。不安で仕方がない。」と、話されます。
Aさんは癌の治療中であり、股関節・膝の手術もされており、手足が不自由です。1人ではほとんど外出できません。

「介護も充分受けられないし、娘や皆に迷惑をかける。早く死んだ方が楽になれる」と言って、涙をポロポロ流されました。
私はこんな辛い言葉を言わせる今の政治に憤りを感じました。

 最後にAさんは、「大東市の介護を良くする取り組みをこれからも続けてください。お願いします!」と激励していただきました。

11/17(金)「介護現地調査」行うため、現在計画を作成中です。

衆議院選挙も行われます。今の政治を変える為、全力で頑張っていきます。

一生懸命を壊さないで!

2017年08月11日 | 医療.介護
😓今日の体験談😣

夫が認知症の妻を介護しています 。

妻の介護度が 要介護1から 要支援2へ 下がりました 。
そのため「デイサービスに行くことができなくなります。」と、ケアマネージャーから 説明を受けました 。
ご主人が 奥さんの介護で 毎日 へろへろになっておられます 。ご飯洗濯掃除 全て ご主人が行われています。
せめて 週1回でも奥様にデイサービスへ通っていただき 、レスパイトケアを 作ることは許されないのでしょうか 。この 家族の 毎日大変な思い、自分の時間がほとんど取れないストレス、 こんな思いをさせている今の、市政に憤りを感じます。
要支援1.2でも現行相当サービスを使う権利があります!
条件をつけるなど門を非常に高くしてすでに20%以下の人しか使えていないけど、まだまだサービスを切っては行けない人が沢山いたと予測される。

1年後、サービスを中止された方の介護度が気になる!

介護要望書の回答

2017年07月03日 | 医療.介護
 大東市で介護新総合事業が始まって1年。
大阪社保協と大東社保協が介護の要望書を2017年5月31日大東市に提出し、このたび回答が出ました。

介護新総合事業を強行に進めていることにより、利用者や事業所に大きく影響が出ている事について、なんの反省もなく、すべて肯定するような回答書。

懇談会を持ち、制度の改善を求めていきたい。