誕生日の旅行記後編。
今回の上海旅行で、唯一事前に決めていたこと。
それはホテルアフタヌーンティー!
上海には福岡にはないラグジュアリーホテルがいっぱい。
誕生日にはあまり出かけず、ホテルでゆっくりアフタヌーンティーをしようと思っていたのです。
1人で何もしないのが、誕生日を心穏やかに過ごすコツ。
接客業の反動でしょうか。笑
一人前なのでちょっとお皿がスカスカですが。
セイボリーの段。
一流ホテルなのでさすがにどれも美味しかった。
奥にあるタマゴサンドが、日本の甘い風味とは違って、何だか中華っぽい味。
何の香辛料かまでは分からないんだけど。
あと、真ん中のオープンサンドのようなものに乗っている黒いのはトリュフで、それはそれはもうとんでもなく良い香りでした。
スコーンの段。
スコーンが3種類も!
それだけで嬉しいのに、この手前のクリームよ!
バニラソースに少しお酒が入っていて、それがまたとんでもなく美味しい。
かなりわたし好み。
真ん中は小豆、奥はクロテッドクリームかな。
普段はあんこ+クリームのコンビが大好きだけど、今回はひたすらバニラソースをディップしていただきました。
ペストリーの段。
クリスマス仕様。
奥のシュトーレンみたいなのや、ブーツ型のクッキーがジンジャー味で、クリスマス感が出ています。
これはお店のシグネチャーデザートのようです。
セサミストリートのエルモみたいな顔。
マドレーヌの間にクリームを挟んだようなお菓子で、確かに美味しかった。
紅茶もカップの残りが少なくなると注ぎ足してくれるし、お湯もどんどん足してくれるし、本当にのんびりできました。
そしてまた街へ。
スーパーでお土産を買いたかったんですが、何せ今いるのが新宿とか渋谷のような、大都会上海。
大型スーパーなんざございません。
チッ。
青島なんか観光名所がカルフールとジャスコだったのに。
しょうがないのでデパ地下へ。
ここは大丸の地下。
そう、東京駅に直結してるあの大丸と同じ大丸です。
だから外資系スーパーで、売ってるものが日本のものばかり。
いや、うどんとかいいから、怪しいインスタントラーメンとか見かけない名前のお茶とか買いたいんだけどなー。
鶏が頭ついたまま並んでる!とか
冷凍食品コーナーが1列全部餃子!とか
そんなカルチャーショックもない。
プーアル茶(1つずつ個包装されて、洒落た缶に入っている)と、中国人の同僚へのお土産を少しだけ買って退散。
帰りにまた別のマンホール見つけた。
この頃はもっとヨーロッパ感があったんだろうな。
最近読み終えたばかりのカズオイシグロ氏の「私たちが孤児だった頃」という本の主人公が、ちょうどこの時期の上海にいたイギリス人。
遠い昔の上海の情景が描かれていて面白かったです。
当時中国に住んでいた外国人のことなんて、それまで考えたこともなかった。
母が、こんな路地裏から見える東方明珠塔が好きだった。
そして晩ご飯。
この時期が旬という、上海蟹を食べようと思って。
Googleが使えない中国。
一人でも蟹が食べられるお店を探すのが面倒で、ホテルの中で済ませることにしました。
まずは蟹味噌豆腐。
これ絶対食べたかったの!
コース料理にしたら色々付いていていいかなと思ったんだけど、これが入ってなかったので単品注文することにしました。
まあ〜絶品!!とろける!とろける!!
蟹味噌の風味がたまりません。
そしてお目当の上海蟹!
何とお値段が…確か一杯380元とか400元くらいだった気が。
(日本円で約6,500円)
高級ホテルですので、蟹用のハサミとフォークが付いています。
あと右上のはフィンガーボウルだと思うんだけど、何か味が付いていてレモンスライスも浮いていたので…タレだったりして。笑
11月は雄が美味しいとガイドブックで読んでいたので、雄を注文。
甲羅を開けて蟹味噌をいただきます。
この蟹味噌!!!
笑えるくらい美味しい。濃厚。口の中でとろけるとろける!
そしてまたこのお酢が美味しい!
中国のつけダレに使うお酢って妙なクセがあって、これを付けることによって料理の美味しさを台無しにしてしまうと思うことがあるけど、このお酢は飲みたいくらい好みだった。
蟹肉は全部ほじくり出して、お酢を付けていただきました。
気付けば店内は誰もいなくなって、お店の真ん中で一人無心に蟹をほじくる日本人女(本日誕生日)。
何も気にしないけど、客観的に見るとシュールだなと。笑
これを食べるためだけに上海に来てもいいくらい美味しかったです。
12年前のわたしは何をもって「上海蟹は食べるところがなくて大して美味しくない」と思ったのか。
いや、あのときは蟹用フォークもなかったから脚の身を掻き出せなかったのもあるけど。
本当に絶品だった。
そして最後にご飯ものでも頼もうかと思い、蟹チャーハンをオーダーしたところ、
かなり大量に出て来た。
中華料理は一人で食べるものじゃないよね。
頑張って食べましたが、半分くらいで諦めました。
お腹も心も満足。
今日もバーに行こうか迷いましたが、満腹だったので真っ直ぐお部屋に戻って休みました。
そんな33歳の誕生日。
(最終日に続く)
11/27
==今日使ったお金==
●本屋さん…¥155
●ハガキ…¥30
●切手…¥27
●アフタヌーンティー…¥389
●スーパー…¥104
●晩ご飯…¥807
計1,512元
1元約17円と計算して約25,704円
(ホテル代は除く)
今回の上海旅行で、唯一事前に決めていたこと。
それはホテルアフタヌーンティー!
上海には福岡にはないラグジュアリーホテルがいっぱい。
誕生日にはあまり出かけず、ホテルでゆっくりアフタヌーンティーをしようと思っていたのです。
1人で何もしないのが、誕生日を心穏やかに過ごすコツ。
接客業の反動でしょうか。笑
一人前なのでちょっとお皿がスカスカですが。
セイボリーの段。
一流ホテルなのでさすがにどれも美味しかった。
奥にあるタマゴサンドが、日本の甘い風味とは違って、何だか中華っぽい味。
何の香辛料かまでは分からないんだけど。
あと、真ん中のオープンサンドのようなものに乗っている黒いのはトリュフで、それはそれはもうとんでもなく良い香りでした。
スコーンの段。
スコーンが3種類も!
それだけで嬉しいのに、この手前のクリームよ!
バニラソースに少しお酒が入っていて、それがまたとんでもなく美味しい。
かなりわたし好み。
真ん中は小豆、奥はクロテッドクリームかな。
普段はあんこ+クリームのコンビが大好きだけど、今回はひたすらバニラソースをディップしていただきました。
ペストリーの段。
クリスマス仕様。
奥のシュトーレンみたいなのや、ブーツ型のクッキーがジンジャー味で、クリスマス感が出ています。
これはお店のシグネチャーデザートのようです。
セサミストリートのエルモみたいな顔。
マドレーヌの間にクリームを挟んだようなお菓子で、確かに美味しかった。
紅茶もカップの残りが少なくなると注ぎ足してくれるし、お湯もどんどん足してくれるし、本当にのんびりできました。
そしてまた街へ。
スーパーでお土産を買いたかったんですが、何せ今いるのが新宿とか渋谷のような、大都会上海。
大型スーパーなんざございません。
チッ。
青島なんか観光名所がカルフールとジャスコだったのに。
しょうがないのでデパ地下へ。
ここは大丸の地下。
そう、東京駅に直結してるあの大丸と同じ大丸です。
だから外資系スーパーで、売ってるものが日本のものばかり。
いや、うどんとかいいから、怪しいインスタントラーメンとか見かけない名前のお茶とか買いたいんだけどなー。
鶏が頭ついたまま並んでる!とか
冷凍食品コーナーが1列全部餃子!とか
そんなカルチャーショックもない。
プーアル茶(1つずつ個包装されて、洒落た缶に入っている)と、中国人の同僚へのお土産を少しだけ買って退散。
帰りにまた別のマンホール見つけた。
この頃はもっとヨーロッパ感があったんだろうな。
最近読み終えたばかりのカズオイシグロ氏の「私たちが孤児だった頃」という本の主人公が、ちょうどこの時期の上海にいたイギリス人。
遠い昔の上海の情景が描かれていて面白かったです。
当時中国に住んでいた外国人のことなんて、それまで考えたこともなかった。
母が、こんな路地裏から見える東方明珠塔が好きだった。
そして晩ご飯。
この時期が旬という、上海蟹を食べようと思って。
Googleが使えない中国。
一人でも蟹が食べられるお店を探すのが面倒で、ホテルの中で済ませることにしました。
まずは蟹味噌豆腐。
これ絶対食べたかったの!
コース料理にしたら色々付いていていいかなと思ったんだけど、これが入ってなかったので単品注文することにしました。
まあ〜絶品!!とろける!とろける!!
蟹味噌の風味がたまりません。
そしてお目当の上海蟹!
何とお値段が…確か一杯380元とか400元くらいだった気が。
(日本円で約6,500円)
高級ホテルですので、蟹用のハサミとフォークが付いています。
あと右上のはフィンガーボウルだと思うんだけど、何か味が付いていてレモンスライスも浮いていたので…タレだったりして。笑
11月は雄が美味しいとガイドブックで読んでいたので、雄を注文。
甲羅を開けて蟹味噌をいただきます。
この蟹味噌!!!
笑えるくらい美味しい。濃厚。口の中でとろけるとろける!
そしてまたこのお酢が美味しい!
中国のつけダレに使うお酢って妙なクセがあって、これを付けることによって料理の美味しさを台無しにしてしまうと思うことがあるけど、このお酢は飲みたいくらい好みだった。
蟹肉は全部ほじくり出して、お酢を付けていただきました。
気付けば店内は誰もいなくなって、お店の真ん中で一人無心に蟹をほじくる日本人女(本日誕生日)。
何も気にしないけど、客観的に見るとシュールだなと。笑
これを食べるためだけに上海に来てもいいくらい美味しかったです。
12年前のわたしは何をもって「上海蟹は食べるところがなくて大して美味しくない」と思ったのか。
いや、あのときは蟹用フォークもなかったから脚の身を掻き出せなかったのもあるけど。
本当に絶品だった。
そして最後にご飯ものでも頼もうかと思い、蟹チャーハンをオーダーしたところ、
かなり大量に出て来た。
中華料理は一人で食べるものじゃないよね。
頑張って食べましたが、半分くらいで諦めました。
お腹も心も満足。
今日もバーに行こうか迷いましたが、満腹だったので真っ直ぐお部屋に戻って休みました。
そんな33歳の誕生日。
(最終日に続く)
11/27
==今日使ったお金==
●本屋さん…¥155
●ハガキ…¥30
●切手…¥27
●アフタヌーンティー…¥389
●スーパー…¥104
●晩ご飯…¥807
計1,512元
1元約17円と計算して約25,704円
(ホテル代は除く)
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