ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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情緒不安定な子供 ②

2013-05-24 13:24:48 | ひとの幸福
情緒不安定になるのは子供だけじゃない。

大人も情緒不安定になることはしょっちゅう。私もよくある。

親が子供に対してする行為ばかりじゃなく、

自分が自分の為に行なう行為も目的があることを忘れていることがある。

自覚がないことがある。

なんのためにこうしているのか。

なんでこうしてるのか。

動作や行為にいちいち何のためかなんて考えてないよ~

それも尤もだ。

朝起きて顔を洗うのに何の為にこうするのか、なんて意識してない。

ご飯を食べるときになんでこうしてるのか、なんて意識してない。

頭が痒くなって掻く時、なんでこうしてるのか、なんて意識しない。

痒いから掻くんだよ、なんて言われそう。

でも痒くても掻かない状況もある。

オーケストラの指揮者がタクトを振ってる時に、

頭が痒くなるときもあるかもしれないけど、痒いから掻く、にならないからね~

どんなに痒くても我慢するという、掻くことをしないという行為をするにも、

指揮棒を振る目的がはっきりと自覚されてるからだろう。

掻かないのは我慢だけど、我慢するからストレスになる・・にはならない我慢だ。

自分がこうしたい、これを実現したい、という気持ちが揺るがなかったら、

目的に自覚があったら、

その行為をスッキリと出来る。

我慢だって苦渋だってへっちゃらになるのが人間の面白いところだ。

また頭が痒くなるかもしれないからもう指揮棒は振らない、なんてことにならない。

そんなの当たり前だよ、って言われるかもしれないけど、

自覚しないで生きてるとそういうことはよくある。

自分で経験してるからよくわかるよ。

かといって、気持ちが揺るがないのがいい、ということでもない。

揺らぐ時は揺らぐ。その時は揺らいでいるのがいい。

そう思う。


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