「・・・出来なさを怒られることほど、
全存在を否定された気分になり委縮してしまうことは、なかなかない。
盗みとか苛めるとかで怒られるのは納得できるけど
無能さを許せないのは程度が低い・・・」
・・確か、これは小池龍之介さんの書いた本にあったものだと思う。
この文章を読んだときにメモしたもの。
書いた人も本の名もメモらなかったので曖昧だけど多分そう。
・・怒ったわけじゃない、と思っていた私のしたことは・・・・
娘の或ることの出来なさに納得が行かなかった・・・
そんな馬鹿な・・みたいなのがあった。
大概の人には、その、或ることというのは容易いことなので、
出来て当たり前、というような迷妄の強気が無意識のうちに私にあった・・・
あの時私の心に生じたものはあの文章が言ってることだ・・・と、
娘とのラインでのやりとりが終えた後にいろいろと思って反省したとき、
この小池さんの文章を思い出したんだった。
自分の行為を 程度が低い! と一喝された。