今日は遅めの出発で、忍野に到着したのは午前10時頃。
早速、臼久保橋と鐘ヶ淵堰堤の間から始めると、すぐに型の良い放流マスが「バシャ」っと飛び出した。今日は魚の活性がとても良さそうだ。
ところが、頻繁に反応はあるものの後が続かず、そのまま下流へ移動。
堰堤上のプールでは、ゆっくりと水面下で何かを捕食しているようなライズフォームだったので、まだちょっと時間が早いかなと思いつつ、ティペットの先にミッジを結んでみるが、やはり結果は今ひとつだった。
仕方無く、上流の様子でも見に行こうと川岸を歩いていたら、最初に始めた場所でやる気のあるライズを発見、試しに流してみると、呆気無く26センチのヤマメ(写真)が釣れてしまった。
そのまま大臼荘前からテニスコート裏まで見て歩くが、どこもパッとせず、そのまま一気に漁協駐車場前の堰堤まで来てしまう。
そう言えば、前回の記事で書き忘れていたが、5月10日未明に、堰堤脇の歩道の一部が陥没し、現在は大きな穴が開いたままになっている。さすがに今日はロープで囲ってあったが、陥没した箇所を覗いてみると、穴の底には壊れた土管が2本、そして地面だったところに数本の鉄筋が残っているだけである。このようなところを今まで何の気なしに歩いていたのだから、本当に恐ろしい事だと思う。とにかく今は怪我人が出なくて良かったとしか言い様が無い。
その後、江戸屋前で、例の餌付けされたヒレピンレインボーをサイトフィッシングで何尾か釣り、久し振りに膳棚橋の上流を覗いてみると、相変わらず出口池の方からの水はクリアであるが、本流の水はまるで溝川のような水だった。昔この辺りは、藻が水面近くまでビッシリと生えたとても綺麗な流れだったのに、この白濁した生活廃水は何とかならないものだろうか?
午後は金田一へ移動して、橋の近くでニジマスとヤマメをゲット。ところが、富士急では反応はあるもののフッキングには至らず、結局、夕方の鐘ヶ淵堰堤でミッジングのリベンジを行った後、あまりの寒さに撤収した。
この日の釣果。
ニジマス13尾、ヤマメ2尾。
忍野も最盛期に入ると、イメージ通りの釣りが出来るようになる。
写真上:通称『金田一』と呼ばれるポイントの全景。ここは水深がやや浅めのフラットな流れで、両岸から竿が出せるため、魚達はかなりスレている。
写真下:臼久保橋下流で出たヤマメは、まるで桂川本流育ちのようなグラマラスなプロポーション。見た目と同様にファイトの方も力強かった。