フライフィッシングの話

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フジノライン

2008-01-11 16:43:38 | タックル

その昔、安価なテーパーリーダーと言えば、バークレイくらいしか無かったが、あれは酷かった。

当時はまだ腕が未熟だったこともあるが、合わせ切れはしょっちゅうするし、およそ掛けた魚の半分も取れなかったと思う。

そこであるとき、釣り雑誌の記事を参考にしながら、違う太さの釣り糸をブラッドノットで繋ぎ、手製のテーパーリーダーを作ったりもしてみたが、結び目にゴミが絡まったり、柔らか過ぎて上手くターンオーバーしなかったり、これもなかなかうまく行かなかった。

その後、国産のテーパーリーダーが販売されるようになると、以前より強度はアップしたものの、合わせ切れの多さは相変わらずで、まだまだ信頼性は低かった。そんな中、圧倒的な強度を誇っていたのがイーアンのテーパーリーダーだった。

その後、アクロンやバリバスといったブランドが主流になると、イーアンは淘汰されてしまったが、「テーパーリーダーは弱いもの」という概念を見事打ち消してくれたその功績は賞賛に値するものである。

私もイーアンが無くなってからは、ずっとバリバスを使い続けて来たが、最近6X以下の細いティペットの強度に疑問を感じるようになってからは、他社ブランドを試す事も多くなった。
そして、あれこれ使ってみた中でも「これは!」と思えた唯一の製品が、このフジノラインである。

先日の初釣りでは、合わせ切れナシ。
しかも、6Xのティペットに結び目が出来ていたにも関わらず、そのまま使い続けて全く問題が無かったのだから、結束強度は驚異的と言える。