フライフィッシングの話

川、湖、管理釣場などの国内釣行記、海外釣行記、タックル、フライなど、フライフィッシングにまつわる話と美しい写真。

湯ノ湖で岸釣りその1

2023-05-20 15:11:51 | 湖(レイク)
今年は15年ぶりに芦ノ湖へ通ってみて、60オーバーを筆頭に、まずまずの成果が得られたと思っている。やはり自然湖の魅力は、環境の素晴らしさ。雄大な景色の中で、自然のサイクルに順応したマス達を相手にするのは、本当に楽しい。そして、芦ノ湖の余韻が冷めないうちに、私は次の目的地を奥日光、湯ノ湖に定めることにした。

約10年ぶりとなる湯ノ湖だが、実はフルタイムで釣りをしたことがない。以前は湯川と共通の遊漁券だったため、湯川の後にやってみるとか、温泉旅行のついでとか、いつもついでに竿を出す感じで、これまで真剣に釣りをしたことが無かったのだ。

朝7時過ぎ、釣り事務所に到着。状況を聞いたところ、砂浜と兎島で釣れているという。早速、準備をして砂浜へ向かったが、すでにエサ釣りの人たちが陣取っていて、仕方なく空いているスペースに入ってみたものの、まったく反応無し。周りもあまり釣れている様子はなく、一度その場を離れ、事務所前へ移動してみる。しかし、そこでも同様に反応が無く、再び砂浜に戻ってみると、すでにスペースは埋まってしまい、仕方なく端っこで再開。10時頃になると、徐々に風が吹き始め、かなり振りづらくなっていたが、手前のかけあがりをルースニングで狙ってみたところ、ようやくアタリが出始めて、何度かすっぽ抜けた後、立て続けに2尾釣れた。放流マスではあったが、とりあえずキャッチ出来たのでひと安心。修学旅行の小学生が、「さっき釣れたのは何ですか?」と聞くので、「ニジマスだよ。」と教えてあげた。次々と生徒が集まってくるので、ロッドを踏まれないか心配になり、「そこ気をつけて!」と注意した矢先、小太りの眼鏡っ子が足にラインを引っ掛けて、危うくロッドを折られるところだった。

昼のチャイムが鳴ったので、昼食を食べようとレストハウスへ行ってみたところ、今はカフェだけで、食事はやっていないらしい。食べ物もひとつ500円のあんドーナツしかなかったので、近くの「休暇村日光湯元」まで歩いて行くと、ここは宿泊者のみで入れず、最後の望みは「食堂ふく」だったが、何と定休日。結局レストハウスまで戻って500円の高級あんドーナツを買う羽目になってしまった。ついでにレストハウスのマスターと話をしてみると、夕方に風が止まってユスリカのハッチが始まれば、ホンマスやヒメマスのライズに遭遇するかもしれないと言う。思いがけず良い情報を聞き、イブニングに思いを馳せながら、あんドーナツをひとくち頬張ってみたら、小豆の風味が強い熱々の粒あんに、ふわふわのドーナッツ生地がマッチして、なかなかの美味であった。

つづく


残雪がまばらに残る白根山。




1尾目はレッドバンドの35センチオス。




2尾目は銀色の30センチメス。




タックルデータ

ロッド Maxcatch Black Star 9ft. 6wt.
リール Maxcatch AVID PRO 5Seven
ライン SF WF6F
リーダー バリバス ST 9ft. 5X
ティペット バリバス スーパーティペット マスタースペックII フロロカーボン 5X
フライ BHスピードファイバーマラブー#12 Sオリーブ


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