食味値86を目指して、落葉を田んぼに撒きました。
柿の木の下を掻きましたら、福寿草が芽を出していました。あと一か月もすれば咲き始めます。
真女堂の橋が倒木で壊れてしまいました。
大分出来上がって来ました。
読書マラソンreading 42books marathon 現在22冊目「守教(下)」に挑戦中!
⑤色不異空 空不異色
(しきふいくう くうふいしき)
まず私たちの体を詳細に観察すれば、これは「体」という固有の「もの」が存在するのではなくて、たとえば原子というような、様々なものがくっついて出来上がっていることがわかるだろう。
つまり「体」が存在するのではなく、いろいろなものが集まってできた「物体」を、私たちは体と「呼んでいる」にすぎないのだ。これは事実として理解できるね?
体というものは、いや、体だけでなくあらゆる物体は、それ固有の実体が存在しているのではなく、あくまでも何かが集まった「状態」にすぎない。
不変の自分、つまり自性(じしょう)と呼ぶべきものはなく、すべて無自性なのだ。
この、「あらゆる物体に実体はない」という真実に、まず名前を付けてしまおう。そうだな、「空(くう)」という言葉がいい。
「物体に実体は存在しない」という真実を、「空」と名付けることにするから、これから私が「空」と言ったら、「物体に実体は存在しない」「自性がない」という意味であると覚えておいておくれ。