これからは【もしも】の話だ。
もしも私が感じたとおり、決勝のネタが決まっていないのなら。
もしもどちらのネタをやるか品川庄司が迷っているのしたら。
もしも私に選ぶ権利があるとしたら。
私が選ぶネタはすでに決まっている。
「拳銃で撃たれて苦しむシーン」
理由もいたって簡単だ。
ー庄司さんが何をして欲しいのか、お客さんにわかりやすいー
彼は銃で撃たれ、腹を抑え、苦しみ、のた打ち回る演技をしたいのだ。
ところが品川さんがそれをさせてくれない。
ボケまくって、庄司さんをイライラの極地に追い込む。
そのイライラが、ストレートにお客さんに伝わる。
確かM-1は持ち時間が決められているし、4・5分程度の短い時間しかもらえなかったと思う。
だったらストレートに伝わりやすいことが一番なのではないだろうか。
しかもこのネタには、実に面白い動きが入る。
動きと言うのも、お客さんにわかりやすい笑いだ。
おっと、本気で考えてしまった。。。
もちろん決戦の日、TV画面から流れてくるネタは、この二つ以外のものなのかもしれない。
品庄が新しい形の漫才を確立した、記念すべき最初のネタ「あいうぉんちゅう」だったりするかもしれない。
どれであっても、持てる力を出し切れれば、私に何も言うことはない。
漫才と言うものの歴史を私はよく知らない。
現代に至るまでの流れを見ると、大阪が本場なんだろうと思う。
庄司さんは高校を卒業する時、大阪のNSCに入ることを考えたと言う。
でも大阪弁が出来ないと、誰も組んでくれないと思って断念したらしい。
品川さんが初めて書いた漫才は、何と大阪弁だった。
それを東京弁に直して、ネタ見せしたと言う。
吉本で漫才をやる限り、大阪弁へのコンプレックスは消えないのかもしれない。
よく言われることだが、私も品川庄司が本当に実力を発揮するのは、漫才よりコントであるような気がしていた。
毎年行われる恒例の単独ライブも全編コントだ。
ルミネでも漫才ばかりではなく、時にはコントもやってくれればいいのにと思っていた。
だが品川庄司は、今年自分たちの漫才の形を完成させた。
まだまだ発展の可能性があるにしろ、これが自分たちの漫才だと言うものを作り上げたのだと思う。
大阪の漫才を東京弁でやるのではない。
よくある漫才の中の設定コントをやるのではない。
恐ろしいほどテンポの速い品川祐の変幻自在なボケの連発。
血管が切れるのではと心配になる庄司智春のテンション高いツッコミ。
ふたりの呼吸がピッタリと合ったその瞬間、舞台の上で誰にも真似できない品川庄司の漫才が生まれる。
品川庄司の漫才。
いつか伝説になる日が来るかもしれない。
もしも私が感じたとおり、決勝のネタが決まっていないのなら。
もしもどちらのネタをやるか品川庄司が迷っているのしたら。
もしも私に選ぶ権利があるとしたら。
私が選ぶネタはすでに決まっている。
「拳銃で撃たれて苦しむシーン」
理由もいたって簡単だ。
ー庄司さんが何をして欲しいのか、お客さんにわかりやすいー
彼は銃で撃たれ、腹を抑え、苦しみ、のた打ち回る演技をしたいのだ。
ところが品川さんがそれをさせてくれない。
ボケまくって、庄司さんをイライラの極地に追い込む。
そのイライラが、ストレートにお客さんに伝わる。
確かM-1は持ち時間が決められているし、4・5分程度の短い時間しかもらえなかったと思う。
だったらストレートに伝わりやすいことが一番なのではないだろうか。
しかもこのネタには、実に面白い動きが入る。
動きと言うのも、お客さんにわかりやすい笑いだ。
おっと、本気で考えてしまった。。。
もちろん決戦の日、TV画面から流れてくるネタは、この二つ以外のものなのかもしれない。
品庄が新しい形の漫才を確立した、記念すべき最初のネタ「あいうぉんちゅう」だったりするかもしれない。
どれであっても、持てる力を出し切れれば、私に何も言うことはない。
漫才と言うものの歴史を私はよく知らない。
現代に至るまでの流れを見ると、大阪が本場なんだろうと思う。
庄司さんは高校を卒業する時、大阪のNSCに入ることを考えたと言う。
でも大阪弁が出来ないと、誰も組んでくれないと思って断念したらしい。
品川さんが初めて書いた漫才は、何と大阪弁だった。
それを東京弁に直して、ネタ見せしたと言う。
吉本で漫才をやる限り、大阪弁へのコンプレックスは消えないのかもしれない。
よく言われることだが、私も品川庄司が本当に実力を発揮するのは、漫才よりコントであるような気がしていた。
毎年行われる恒例の単独ライブも全編コントだ。
ルミネでも漫才ばかりではなく、時にはコントもやってくれればいいのにと思っていた。
だが品川庄司は、今年自分たちの漫才の形を完成させた。
まだまだ発展の可能性があるにしろ、これが自分たちの漫才だと言うものを作り上げたのだと思う。
大阪の漫才を東京弁でやるのではない。
よくある漫才の中の設定コントをやるのではない。
恐ろしいほどテンポの速い品川祐の変幻自在なボケの連発。
血管が切れるのではと心配になる庄司智春のテンション高いツッコミ。
ふたりの呼吸がピッタリと合ったその瞬間、舞台の上で誰にも真似できない品川庄司の漫才が生まれる。
品川庄司の漫才。
いつか伝説になる日が来るかもしれない。