勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

世界のどこへでも

2007-01-05 | TVや舞台やスポーツのお喋り
昨日は『いただきマッスル!』のSP―韓国お手伝い編―の放映日。
品川庄司が揃ってで出演する番組ではないが、安心して見られることにかけては今、日本一の番組かもしれない。
「お正月に家族で見たい番組」に推薦したいほどだ。

今回も期待を裏切らない内容だ。
深夜やお昼の番組がSPをやると、何故かグダグダになってしまうことが多いが、この番組は「韓国ロケをした」と言う以外、レギュラー番組と変わらない作りだった。
良い意味で、スタッフの気負いがない。
TV番組を制作する側としては「Gタイム進出」が目的なのだろうが、本来の良さを壊してまでと言う本末転倒なことをしていない。
まさにスタッフに感謝したい番組だ。

もちろん出演者(ぐっさん・亮・ワッキー・庄司・HG)の番組に対する真摯な姿勢も見逃せない。
他のバラエティ番組ではマイナスイメージのある芸人さんも、この番組を見てるとイメージアップしてしまうから不思議だ。
彼らが心からこの番組を大切にしている気持ちが伝わってくるからかもしれない。

さて今日の見所を個人的に言うと、タコ採りのお手伝いで壊れてしまった庄司さん。
ぐっさんや亮さんといると、やはり後輩と言うことで気を使ってる。
ワッキーといると、やんちゃキャラのワッキーをたしなめる役に徹する。
そして唯一の後輩HGといる時が、一番甘えている感じがする。

干潟の中にもぐりこんでいるタコを採るためにシャベルで穴を掘っていた庄司さん、勢い余って転倒し、顔は泥まみれに。
「もうヤダよ」と半泣き状態になった庄司さんをHGが懸命に励ます。
そらから何かにとり憑かれたように穴を掘り続ける庄司さんは、タコを品川さんに見立ててる。
追いかけて、追いかけて、やっと追いついた「品川タコ」を嬉しそうに掲げる庄司さんの泥まみれの顔。

決して器用とは言えない、ネタも書けない庄司さんにとって、品川さんは一歩前を行くライバルのような存在だったのかもしれない。
不器用ながら、迷走しながら、やっとひとりでもキャラ立ち出来るようになった庄司さんだが、品川さんは小説を書き、文化人としての仕事も始めた。
庄司さんはまだ品川さんに追いつけないのだろうか。
それとも別の道を行きながらも、肩を並べて歩いているのだろうか。

その疑問はさておき、カキ採り名人のオバちゃんとの「ハニカミデート」でも笑わせてもらった。
やはり伊達に「韓流スターの髪型をしてる」わけではないらしい。
オバちゃんとすっかりラブラブの庄司さんに、亮さんとHGが嫉妬してる(風)なのもおかしかった。

そして最後は、全員で韓国のボランティアの方たちにお辞儀。
この「お手伝いをさせていただきました、良い経験をさせていただきました」と言う姿勢が変わらないから、この番組の雰囲気は温かなのだろう。
お手伝い募集のお知らせに「世界のどこへでも行きます」とあったが、番組がいつまでも続いて、手伝いを必要としているいろんな国で汗を流している5人を見たいとつくづく思っている。
Comments (6)
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