24日にAmazonからB'zの20周年記念LIVEのDVDが届いた。
当然帰宅直後からずっとDVDを鑑賞していた。
と言うより、一緒に歌いながら、そして定番の振りを踊りながら見ていた。
ちょうどDisk1のラストのコーナーで、蔵出しB'zのTV初出演VTRに抱腹絶倒し、「いつここ」でしんみりしながら、Disk2に移った時。
2曲目のLOVE PHANTOMが終わった時。
電話が鳴った。
彼からだった。
何だか妙に冷静に応答した。
ただ、自分の中で一番可愛く聞こえる、と思っている声は出したが。
彼は一気に用件を済ませてしまおうとしているかのように、事務的な早口で喋っていた。
こっちが返事をする間もないほどだ。
それでも無理に言葉をはさむと、またさらさらと言葉が返ってくる。
何にも話せないうちに、彼は用件を伝え終えた。
返事を待っている。
飲み会のお誘いだ。
嫌なわけはない。
だけど私は、一瞬沈黙した。
答えてしまうと電話が終わってしまう。
個人的な話をしかける隙のない彼に、私ははかない抵抗をしたのだ。
沈黙がどれほどの長さだったか、正確には言えない。
彼も黙って返事を待っている。
仕方なく、参加の意向を伝えた。
では…
じゃ…
また…
微妙な沈黙が流れる。
私は懸命に電話を引き延ばす方法を考えていた。
ダメだ、思いつかない。
彼は礼儀正しい人だから、私から電話を切るのをじっと待っている。
これ以上引き延ばすことは不可能で、私はまた、無意味な言葉を呟いて電話を切った。
もう泣きそうだった。
嬉しいんだかも悲しんだかもわからなかった。
当然帰宅直後からずっとDVDを鑑賞していた。
と言うより、一緒に歌いながら、そして定番の振りを踊りながら見ていた。
ちょうどDisk1のラストのコーナーで、蔵出しB'zのTV初出演VTRに抱腹絶倒し、「いつここ」でしんみりしながら、Disk2に移った時。
2曲目のLOVE PHANTOMが終わった時。
電話が鳴った。
彼からだった。
何だか妙に冷静に応答した。
ただ、自分の中で一番可愛く聞こえる、と思っている声は出したが。
彼は一気に用件を済ませてしまおうとしているかのように、事務的な早口で喋っていた。
こっちが返事をする間もないほどだ。
それでも無理に言葉をはさむと、またさらさらと言葉が返ってくる。
何にも話せないうちに、彼は用件を伝え終えた。
返事を待っている。
飲み会のお誘いだ。
嫌なわけはない。
だけど私は、一瞬沈黙した。
答えてしまうと電話が終わってしまう。
個人的な話をしかける隙のない彼に、私ははかない抵抗をしたのだ。
沈黙がどれほどの長さだったか、正確には言えない。
彼も黙って返事を待っている。
仕方なく、参加の意向を伝えた。
では…
じゃ…
また…
微妙な沈黙が流れる。
私は懸命に電話を引き延ばす方法を考えていた。
ダメだ、思いつかない。
彼は礼儀正しい人だから、私から電話を切るのをじっと待っている。
これ以上引き延ばすことは不可能で、私はまた、無意味な言葉を呟いて電話を切った。
もう泣きそうだった。
嬉しいんだかも悲しんだかもわからなかった。