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気ままな毎日を綴ります。

おひとりさま力

2021-05-20 | 
先日、「徹子の部屋」に社会学者の上野千鶴子氏が出ていた。
著書「おひとりさまの老後」で「おひとりさま」のイメージを変えた方です。
この方は「アグネス論争」で知りました。ちなみに私は林真理子派でした。
最近では東大の入学式の祝辞が話題になった。
87歳の徹子さんに72歳の上野氏。お二人は共に独身で現役でお仕事を。
最強の「おひとりさま」トークでした。
人間は生まれるのもひとり。死ぬのもひとり。
人間という大型動物は、簡単に死ねないそうだ・・・(哀しい)。

徹子さんの元気の秘訣は、よく食べ、珍しいものに感動し、好奇心を持ち
今もお仕事をしていることだそうだ。昔から生活はそう変わっていないそうです。
番組は46年目。この様子だとまだ続けられそうです。
50年が目標で区切りとか。その気力が素晴らしいです。

「おひとりさま力」・・・ひとりも楽しめる。人といるのも楽しめる。
誰かに会いたい時、会える人がいる。話せる人がいる。
誰にも気兼ねせずに暮せる。自由に楽しく暮らせる。
でも認知症は誰にも「ちゃんと」やって来るそうです。

還暦過ぎて「老い」が他人ごとではないと「老後本」をせっせと読んだ。
諸先輩方はどう捉えているのか、どう生きていくのかが興味があった。
「老後本」まあ~嫌というほど出ています。いかに老人が多いかという事ですね。
今はもう読みません。いくつになっても自分は自分です。
ありがたいことに周りに素敵に生きておられる先輩方がおられます。
先輩方の姿が大いに参考になります。

親族でただおひとりお元気な90歳台の伯母。
父も母も叔父も、もうみんな向こうに行っています。
近くに娘と息子が住んでいますが、同居はせず気丈におひとり暮らし。
いつもご近所の方たちが来て賑やか。
何かあったら伯母の所に集まって来るらしい。
着道楽で食道楽。料理も上手。珈琲も美味しい。
伯母の家には、みなさんのマイカップが置いてあるそうです。
皆の心配をよそに、娘をお共に東京へもさっと出かける。
いいですね~。

新聞に「くだらないこと」を話せる人がいるって大事だと書いてあった。
全くその通りだと思う。
くだらないこと何でもないことを話せる人がいる幸せ。
そして「おひとりさま力」の第一は、何よりも健康であること。
ですね。