いったいどこまで…見渡す限り続く長城。
山の尾根に沿ってはるかかなたまで。
2200年前、秦の始皇帝によって造られたという。
その壮大さに言葉が無かった。
~1年半続いた癌との闘い。(1999年~2001年のこと)。
8年後、A先生からやっと「完解」の言葉をいただいた。
再再発に備えて冷凍保存していた「末梢血幹細胞」。
もう必要がないですねと、処分する書類にサインをした。
万歳はここですると決めていた。
宇宙から見える地球の唯一の建造物。
万里の長城で万歳! 私の勝利宣言。
漆黒の闇も体験した。
本当に何も見えない。真っ暗闇…。その中をバスが進む。
着いたところは長城の兵士の要塞。
居庸関長城古客桟。6000人の兵士が北京を守った砦。
そこがその日の宿だった。
朝起きたら、深い深い山の中。
朝もやの中に、長城がまるで大蛇のように続いていた。
あの光景は忘れられません。
夫と行ったこの旅は思い出深いものになった。
どこへ行きたいかと言われたら、もう一度あの場所に行ってみたい。
~あれから20年。元気な私を報告したい。