この前所用で花隈へ行った。ついでにこの界隈をぶらぶら歩き。神戸の中心は「三宮駅」。そのひとつ手前の「花隈駅」。いつも通り過ぎて降りるのは初めて。用がないと行くこともない。生まれも育ちも神戸でもまだまだ知らない所は山ほどありますね。
山に向かって少し歩くと目を引く大きな建物があった。「本願寺神戸別院」です。お寺とは思えないインド様式のデザインで地元では「モダン寺」と呼んでいます。京都西本願寺の別院です。東京の築地本願寺も西本願寺直属の寺院。こちらも斬新なデザインのお寺ですね。一度見てみたい。
あら。こんなところに銭湯が。町中の銭湯は珍しいですね。どんな人が利用するのでしょうね。
坂道を少し登ると「関帝廊」があった。三国志の英雄関羽を祀っています。横浜中華街にもありますね。横浜は観光地のど真ん中で規模が大きく賑わっていましたが、ここは訪れる人もなくひっそりと。誰もいない。お線香の香りが漂っていた。この近くには「神戸中華同文学校」があった。神戸は住民の1割が外国人。外国人にもよく出会います。坂を下って行くと中華街です。
駅からぶらぶら歩くと震災にも壊れずにレトロな小さなビルが結構残っていて懐かしい雰囲気。酒屋、醤油屋、医院、事務所…今も現役です。喫茶店を覗いたら昭和にタイムスリプしたよう。常連さんがお茶していました。「洋食の朝日」の前には行列が。1時間待ちです~。ネットで有名らしいです。へえ~知らなかったなあ。名物のビフカツ興味があるけど1時間待ちは…。暖かな冬の日、1時間ほどのぶらぶらで歩きでこんな発見。日本で3番目の教会「神戸教会」もある。ここは車で三宮に行く時にいつも見ています(写真無し)。
「花隈」・・・昔ここは神戸で大きな花街だったそうですが、その痕跡は見当たらず。花隈城も石垣が残っているだけ。城跡は小さな公園になっています。伊丹有岡城の黒田官兵衛幽閉の荒木村重が城主だったそうだ。歩いてみると知らない神戸の歴史がありました。