ブログを見て舞妓になりたいと京都花街を訪ねた来た少女春子（上白石萌音）。小さな下八軒の置屋で修行。厳しい修行を経て舞妓さんになる物語です。鹿児島弁と津軽弁のバイリンガル！訛りの酷い少女に興味を持った言語学者センセ（長谷川博己）。常連の呉服屋の旦那（岸部一徳）と賭けをする。春子が舞妓さんになったら花街は一生タダで出入りできると。半年で京言葉にしてみせるとセンセの元で猛特訓。舞妓必須三単語「おおきに」「すんまへん」「おたのもうします」。
周防正行監督2014年の作品です。800人の中から選ばれた上白石萌音はこの時15歳。初々しい彼女の成長ぶりが楽しめます。置屋の女将に富司純子。お姉さん芸者に草刈民代。年増の舞妓に田畑智子。竹中直人、渡辺えり、濱田岳の芸達者な顔ぶれ。花街の厳しい修行の様子やしきたりも興味津々。京都の四季の美しさも。あんなこんなで舞妓さん誕生♪ これはミュージカル仕立て。突然歌って踊る。インド映画のノリ。ミュージカルで子供の時から舞台に出ていた上白石萌音の歌がいい。光秀長谷川博己やお竜富司純子まで歌います。草刈民代、田畑智子の舞姿も美しい。
「マイ・フエア・レディ」～「舞妓はレディ」田舎の少女が見事に変身。15歳の上白石萌音がキラキラしています。周防監督は、この映画、主役の少女に出会えなくて20年間温めてきたそうです。彼女に出会って即映画を撮ろうと即決。文句なしに最初から最後まで楽しめます。
