雨の日も風の日も ららる~♪

気ままな毎日を綴ります。

白蓮れんれん

2014-09-15 | 本・ライブ

「花子とアン」で仲間由紀恵演じる蓮子さまは、歌人の柳原白蓮。
大正三美人と歌われ、大正天皇の従妹にあたる華族の家柄。
何と言っても白蓮を有名にしたのはスキャンダラスな人生だ。

林真理子は、この小説を書くにあたって実に多くの文献を読み、
白蓮や炭鉱王伊藤伝右衛門ゆかりの人々にも会い取材している。
また宮崎家の厚意により、門外不出の白蓮と龍介の700通にも及ぶ書簡も見せてもらったそうだ。
巻末には数多くの参考文献が記載されており、いかに白蓮が注目されたかが伺われる。

読み終えて、白蓮はなんとつまらない女なんだろう・・・としか感じられず。
炭鉱王伊藤伝右衛門も、ただの無学でがさつな好色な男・・・と。
どこにも彼の人物像が描かれておらず、
やっと最後に、駆け落ちを見逃してやる伝右衛門に男気が感じられたのが救い。

白蓮と龍介との恋文も、姦通罪のあるあの時代の秘められた恋ゆえ、
最初は興味を持って読んでいたが、まあ他人にとってはどうでもよく途中で読むのを止めた。

白蓮の淋しさや苦悩と葛藤、内面の心の叫びが伝わってこず、華族と言うプライドで上から目線で人を値踏みし
不幸の原因は全て伝右衛門にあるという姿勢。
友人の夫に横恋慕。夫ではない誰かを思う恋の歌を当てつけのように堂々と読み、
あげくに伝右衛門にない知的な若い男との恋におぼれて行った・・・。描写が実に生々しい。
白蓮は豪放磊落な伝右衛門の良さを見つけることが出来なかった。
伝右衛門の複雑な家系のドラマもドロドロと描かれており、ずいぶんと下世話な物語に終始した。

「アンと花子」では脚本家中園ミホは、全ての人に愛情を持って描いていた。
道ならぬ恋に走った蓮子も、最後まで妻を愛した嘉納伝助も、人妻と知りながら恋に落ちた龍一も。
世間の轟々たる非難も覚悟の上で結ばれた二人。誰もが丁寧に生き生きと描かれていた。


まあよく、両家から異議申し立てがなかったことです。
林真理子がどう描くのか期待していただけにがっかり。





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秋ですね

2014-09-13 | 日々

あまりきれいなうろこ雲だったので、バイクで走りながら空を見上げた。
赤とんぼが乱舞。

夜バイクで走っていたら、風が冷たかった。
虫たちが饗宴。
昨日から、掛け布団を出した。
暖かい~♪
窓も閉めてパジャマも長袖に。

今朝は冷んやり。長袖を出してきた。
知人から葡萄が届いた。
この前見たスーパームーン。きれいだったなあ~。
秋ですね。

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複雑・・・

2014-09-12 | 日々

昨日、久しぶりに練習に参加したメンバー。
お仕事で練習に参加出来ず。やっと昨日顔を見せてくれました。
個人練習頑張ってねとメールしていたのですが。
前日、楽譜が見当たりませんとメールが来た。
楽譜を彼女の家まで届けた。
今頃楽譜がないということは、その曲の練習をしていなかったのね・・・。
ショック。

わが家でのコンサート、みんな張り切って練習を積んできた。
彼女、次の最後の練習にもごめんなさい欠席しますと。参加できないようだ。
結局1回の練習で本番になる・・・。

もう一人のメンバーも最後の練習になって初めて参加する。
二人が、1回の練習で本番を迎えることになった。
多忙なのは分かります。
でも個人練習は出来ていないようだし。

私たちって、アマチュアのグループ。
でもみなさんに聞いていただくには少しでもいい演奏をと思う。
そのために先生のレッスンも受けて練習を重ねている。

1回の練習で本番に臨むなんて私には出来ないことだ。
夫は、みんなでかカバーしてやれば。楽しさが伝わればいいよと言う。

コンサートへの考えの相違ですね。
取り組む思いの違いが出てきているのは否めない。

参加することに意義あり。大丈夫みんなで温かく包んでカバーするからね。
それともコンサートに出るのなら最低限の練習には参加しましょうと言うべきか。

何にも規則がないのがFGSのよさなんだけど・・・。
まあ、ここまで来たんだから、本番に間に合わせようね!って言うしかない。

みんながんばろうね~♪




身辺整理

2014-09-11 | 日々

老い支度・・・なんかこの言葉嫌だな。

でも、いつこの世とおさらばするかもしれないし、
生活を軽くしておくのは大事。

旅行に出るとき、まず家を掃除する。
もしものことがあって、他人がわが家に来た時に恥をかかないように。
って、これは大正生まれの母の教え。
葬儀になると通夜だ何だって、他人が出入りする。
昔は家でやっていたので。
だから旅に出るときは、きちんときれいにしていきます。

外に行くときも、下着はきれいに。
事故にあって運ばれた時、恥をかかないようにねって。
今思えば、恥の文化だったのね。

恥をかかないようにきちんとしなさい。って。

老い支度

2014-09-10 | 日々

「着物も洋服もみ~んな処分しちゃった。
押し入れも物置もすっきりしたわ~。
何て要らないものがいっぱいあったんだろうって思ったわ」。

この間、還暦を迎えたばかりのTさん。思うところあって「老い支度」を始めたと言う。
少し早くない?
何も着物の喪服まで捨てなくても・・・。
Tさんのご主人は社長。社葬になったらやっぱり喪主は着物がいいと思うよ~と言ったら、
(夫が先に逝くと仮定)その時は借りるからいいの。 全く未練がない。

随分思い切ったものです。
着物も着たためしがないし、昔の洋服は着れないしね。
ピアノもタンスもバーベキューセットもご主人の古いスーツもコタツも布団もみ~~んな。

娘二人は嫁に行ったし。
夫婦で入る墓も買ったことだし。
5段飾りのお雛様だけ悩んでるの。娘たちは要らないというし・・・。

せっかちで何でもさっさとやらないと気が済まない彼女。
家もいらないかも。
庭の手入れがめんどうになったらしい。
居間と寝るところ、小さなキッチンがあったら事足りるよねと言う。
それって、老人施設でしょ。

終活に老い支度・・・。
最近、目につく言葉だ。

兄も両親が亡くなった後、膨大な「物」の処分に困ったと思う。
どれも思いがあって・・・。
父の撮りためたスライド写真、兄が捨てるというので引き取った。
わが家の屋根裏にあるけど、見直すこともないままだ。

要らないものいっぱいありますね・・・ちょっと考えさせられた。

今朝もまんまるお月さまでした。
朝5時の西の空にスーパームーンがまだ見えた。
錦織君、残念だったね~。素敵でしたよ。
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