食器には普段使いとお客様用がある。ヘレンドにバカラ。深川製磁に象彦に輪島塗…。高価な食器はなかなか使いづらい。食器棚に飾ったまま。もしくは食器棚の下に眠っています。大掃除の時こんなのがあったんや~すっかり忘却の彼方。
これらはほとんどが頂き物。自分では買いません。だから覚えていないのでしょうね。亡き義母や知人、中には50年前の結婚祝いに頂いた物まである。友人が来た時やお盆とお正月に家族が集まった時に使っています。気の張ったお客様は来る予定も無く、このまま日の目を見ずに終わるのは忍びない。そう思いつつ今に至る。そう言えば、客座布団も夏冬10枚づつある…(汗)。いつ使うんだろ。
映画の黒澤明監督の嫁だった、元アイドルの林寛子さんが新妻の頃、とても高価な置物をうっかり壊してしまった。監督は形あるものは壊れると言って気にもかけなかったそうです。その言葉に救われましたと「徹子の部屋」で話していました。さすが~と思った。
木箱に入れたままで眠っている食器たち、食器棚の肥やし。使ってこそ食器も生きるというものです。考えたら残された時間は何十年もありません。ではでは来客用と言わず使ってみないとね。綺麗な食器に盛ると不思議なもので同じ料理が美味しく見えますもんね。いつものマグカップではなく優雅なティカップでお茶にしましょうか。それもいいかも。
みなさまお茶に来ませんか~♪
辻仁成さんお帰りなさい~日本からの発信楽しみです。