放送に間に合うよう昨日から少しずつ、芥川の『地獄変』を読んでいた。
『地獄変』という題名が気味が悪そうで、嫌な感じがして長い間敬遠していた。
でも、芥川文学を知る上では欠かせない作品のひとつだと思ったので、昔一度だけ読んだ。
その時の読後感は、描写に迫力があり、異様な世界に引きこまれ、重苦しい印象が残った作品だった。
内容は少し覚えてたけど、かなりの部分忘れていた。
今夜の『文学の世界「カリスマ講師に学ぶ近代文学の名作」(8)芥川龍之介の世界「地獄変」その1』を聞くために再読した。
放送は概ね興味を持って聞けた。
細かいところはもう一度読み直さないと判らないなあ、とも実感した。