asayanのブログ

趣味を中心に、感じたことを書いていこうと思います。

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近ごろ、更新を怠っています。コメントへの返事が遅くなります。どうぞ、ご了承ください。

碁将棋に凝ると

2011-11-27 18:10:44 | 日記
「昔は碁将棋に凝ると親の死に目に会えないと申しますが、・・・」


『笠碁』の枕に出る言葉です。

噺家さんによってその後に続く内容が違ってきます。


小さん師匠は、
「碁将棋に凝ると、勝っても負けても夢中になりお尻が重くなってくる。もう一石もう一丁と続けます。大事な用もほったらかし・・・」と続いていきます。

馬生師匠は、
「碁将棋に凝ると、お金をかけないでも面白い・・・」となっています。

金原亭馬治さんは、
特に解釈はしていません。
「碁将棋に凝ると、親の死に目に会えないなんてなことを申しまして」と言ってから、さらりと本題に入っていきます。
馬治さんは若手噺家のホープ。
「第5回落語一番勝負・若手落語家グランプリ」で優勝。
笠碁以外の『碁どろ』も是非演じて欲しいです。
きっと上手いと思います。


「碁将棋に凝ると、親の死に目に会えない」

私なりの解釈では、

江戸時代、徳川家康は碁や将棋が好きでした。
将軍の御前でお城碁やお城将棋の対局、今で言うタイトル戦が行われました。
お城碁を打つときは、何ヶ月もかかって対局していたことがありました。
お城にこもりっきりで打っていたので、親が危篤状態になってもお城を出ることが許されなかった。
碁が強くなるとお城で碁を打たなくてはいけなくなり、結局親の死に目に会えなかった。
碁や将棋に熱中しすぎないように戒めたのが由来だと思います。

将軍の代が変わって、お城碁も事前に対局した棋譜を、御前で並べたので数ヶ月もかかることはなくなったと、どこかのものの本で読んだことがあります。

私の解釈が正解かどうかは、分かりません。
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漱石・鴎外と落語

2011-11-26 21:10:11 | 日記
『吾輩は猫である』『坊っちゃん』などで有名な夏目漱石。

漱石が若い頃、落語が好きで高座を足繁く通っていたと習いました。

誰のどんな落語を聞いたのかは、先行論文や資料に書いてあったと思います。


森鴎外も落語の影響を受けた作品があると思います。

漱石や鴎外の生きた時代には娯楽の乏しい頃だと思うので、

落語がもてはやされたのでしょう。


卒業論文にそのことを触れて書きました。

漱石と落語の関係は有名でしたが、鴎外と落語の視点は当時珍しかったらしく、

「君でないと気づかない。面白い視点だね」とゼミの先生にほめられました。

すごく嬉しかったことを覚えています。



今でも、楽しい落語はたくさんあります。

落語はいいですね~。
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碁の創作落語

2011-11-26 20:15:07 | 日記
金原亭馬生師匠の『笠碁』を3度、柳家小さん師匠の『笠碁』を2度、繰り返し繰り返し見ました。

声を出して、石を打つしぐさも真似しながら、繰り返しました。


そこで思いついたのが、碁会所風景です。

碁会所は普通、ご年配の方や若い人たちが大勢で碁盤を囲んで真剣に対局しています。

そこへ碁の全く知らない素人が、碁会所に見学に訪れます。

碁を全く知らないので、見学しながら失礼な事や下らない事をブツブツ呟きながら観戦する、という内容です。

碁会所で声を出しながら、碁の観戦をする人は誰もいません。

ありえない状況ではありますが、それも承知で考えてみました。

え~、バカバカしいお話でございます。


演題『碁会所風景』という創作落語。

妄想してみました。
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古典落語にて

2011-11-25 17:22:29 | 日記
私の知っている古典落語の中で碁に関する演題は、

『笠碁』と『碁どろ』です。


『笠碁』は碁仇が「待った」をしない約束をしても、

都合が悪くなると「待った」をする。

それが原因で喧嘩別れになる。

喧嘩した後、雨も降るし、相手が打ちに来ないので退屈。

雨の降る中、傘の代わりに笠をかぶって碁仇の家に。

碁盤を前に、笠をかぶったまま碁を打つ。

碁盤に笠のしずくが落ちるところで、オチ。


『碁どろ』は、碁の対局に夢中になっている家に泥棒が入る。

碁の好きな泥棒が対局中に横から口を出す。

泥棒に気づかない二人の対局者。

「なるほど、おまえが泥棒か」

「これは泥棒さん、よくおいでだね」でオチ。


遅ればせながら、囲碁フェスティバル2011のUstreamを見たら、

落語家の春風亭柳好師匠が『笠碁』を披露されていました。

『碁どろ』のオチも『笠碁』が終わった後、紹介されていました。


この二題も他のいろんな噺家さんに高座で取り上げてもらいたいです。

碁にまつわる噺が少ないので、

新作・創作の碁の落語も聞きたいと願っています。


追記:19:19

動画にて、10代目・金原亭馬生師匠の『笠碁』を拝見しました。

面白かったです!

味がありますね。

5代目・柳家小さん師匠の『笠碁』もありました。

嬉しいですね!
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24日の棋譜

2011-11-25 16:34:33 | 囲碁
日本と中華台北戦。

日本の3勝5敗。

またしても負け越し。

3勝は富士田明彦三段、謝依旻五段・女流本因坊、奥田あや二段。


謝五段はこの対抗戦 3戦全勝。

さすがタイトルホルダーです。

実力をいかんなく発揮できたのだと思います。


富士田三段も2勝。

これからの国際戦も出場して勝ち星を増やして欲しいです。


奥田二段、最後に勝てて良かったですね。


他の棋士は1勝できず、悔しい思いだと思います。

今後の日本棋士の奮闘に期待したいです!


注目の2勝同士の対局、大将戦 朴廷桓九段(韓国)対 李六段(中国)。

結果は、158手完 白番・李六段の白中押し勝ち。

李六段は無傷の3戦全勝。

強いですね!


韓国と中国の戦績は、4勝4敗。

引き分けでした。


国際新鋭囲碁対抗戦に出場された全ての棋士が、さらに研鑽をつんで囲碁界を担う棋士に成長してもらいたいです。
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