らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

高川山~秀麗富嶽12景~

2019年07月02日 | 山登り

6月中旬、久々の日帰り登山は山梨県にある高川山に行く。
山梨県には、秀麗富嶽12景という富士山の展望が良い山が12山選ばれている。
これらの山々をすべて登頂すべく今回はアクセスの良い高川山へ。
中央線・初狩駅から歩いて登山口までいけるから便利だ。


朝10時半、初狩駅に到着。
この駅で降りる乗客は少ない。意外と穴場の山なのか…?
駅の降り立つと、本当に気持ちの良い青空が広がり絶好の登山日和。
さぁ、出発!


登山口までは30分程度。
山頂までのコースは、沢コース・男坂・女坂の3つ。
我々は女坂コースを進む。ほどよい勾配で歩きやすい。
山頂近くでロープの張られている箇所が一つあるが問題無く通過。
登山道を歩くのは私たち家族のみ、貸し切りである!


12時半、高川山山頂に到着。
富士山は雲で少し隠れているが頂上からは360度の大展望が望める。
こんなに素晴らしい景色を堪能出来て、且つ静かな山というから贅沢である。


富士山を眺める。
今年の富士山は、残雪がほぼ無いようだ。
降雪が少なかったのか…
それにしてもこの高川山、山頂から下りたくなくなるくらい気持ち良い。
ゆっくり昼食休憩を取り、古宿方面へ下山する。


下山で歩くこの道も、誰もいない。
尾根道の明るい登山道は、ずっと飽きずに楽しく歩ける。
木陰になっているので、暑い夏でも大丈夫そうだ。
ゆっくり1時間弱かけて歩き、古宿の集落に出る。
ここから富士急行・禾生駅までさらに30分程だ。


こぢんまりした禾生駅、周辺にはとくになにもない。
富士急行の列車本数は驚くほど少ない。ここで50分待ち。
待っている間、駅で都留市にあるおすすめの山を聞いたり地図を見たり。
何となく過ごしているうちに、あっという間に時間は過ぎた。

気持ち良い山歩きが出来る、いい山、高川山。
登って本当に良かった!




日和田山~男坂で岩登り~

2019年02月25日 | 山登り

埼玉県日高市にある日和田山は、高麗の里山としていつも多くの登山者で賑わう。
我が家も、お気に入りの山のひとつで何回も登りに行っている山だ。
実はこの山には、クライミングが練習出来るコマの岩場がある。
しかし、子供が練習するには難しく危ない。
そこで最近、男坂の岩場で娘のクライミングの練習を始める。
ここが、なかなかの良い練習場。日当たり良く適度な高さと傾斜がある岩場だ。
もちろんロープで安全確保をしてトップにリーダー、ワタシが後ろに付いてでの練習。
さて、この日も男坂から日和田山山頂を目指して出発する。


始めは、あまり乗り気でない娘…
しかし、岩に手をかけ始めると結構いい感じのムーブで登っていく。
途中、怖いからやめるとグズるシーンもあったが、何とか乗り越える。
やはり、登り切った時の達成感が子供ながらにも嬉しく楽しいらしい。
よし、この調子で夏山は北アルプスを歩かせるぞ…と思案中。
この男坂コース、普通に歩けばこのような岩に登る必要はなくロープの必要無し。
あくまでも、岩場をわざわざ選んで登る練習である。


今日の昼食は、焼きそば。
前日に谷中の製麺所で購入した焼きそばを3玉使ってキャベツ盛りだくさんと豚肉で炒める。
この麺が、これまた美味しい。焼きそばを作るならこの麺が一番である!と思う。


休憩後は、武蔵横手駅に向かうコースで下山。
途中、ロウバイが見頃で綺麗に咲いている。
高麗駅に戻るコースと違い、人とすれ違うことがほとんどなく静かな山歩きが出来る。

武蔵横手駅でやぎの家に住んでいるヤギを見てから帰路につく。
いろんな楽しみ方が出来る日和田山、いい山。

 


草戸山~高尾山口駅から~

2018年06月08日 | 山登り

5月のある日曜日、朝9時半に高尾山口駅到着後、改札口を出るとすでに大混雑。
一年を通して登山客の多い高尾山、この人混みもいつもの見慣れた光景だ。
だが今日は、高尾山とは道路を挟んで反対側に位置する草戸山を目指す。
高尾周辺の山に詳しい方から、草戸山がとてもいい山だと教えて頂いたことがきっかけ。
では、草戸山に向けて出発!
人混みを通り抜けて駅から右手に進むと歩く人はほとんどいない。
ほんの僅かでこんなにも違うのかと驚く。


登山口は住宅街にある。
標識があり、迷うことはない。
ここで準備体操をして、登山道に入る。


しばらくは、雑木林のゆるやかな尾根道が続き歩きやすい。
娘も調子よく、ぐんぐん登っていく。
そして何よりも、静かだ。
ついさっきまで、多くの登山者で大賑わいの高尾山口駅にいたことが嘘のよう。


広葉樹が多く、気持ちよい山歩きが続く。
そして何よりも、人がいないのでここが高尾であることを忘れそうだ。
しばらくすると、小ピークがたくさん出てくる。
峠まで20のピークがあり、意外となかなか歩き甲斐がある。


途中で、どんぐりから新芽が出ているのを発見。
どんぐりって、こんな風に芽がでるのねぇ、と感心。
その後も登ったり下ったりしていると草戸峠に着く。
ベンチがある小さな広場になっていて小休止する。
ここから草戸山までは、あと少しだ。


正午、草戸山364メートルに到着。
空は快晴、低山とは思えなくらい眺望良好だ。
近くてこんなに素敵な山があるのに今まで知らず、高尾山しか見えていなかった。
もっといろんなところに目を向けてみようと感じる。


山頂にある展望台に上がり、そこで昼食休憩。
焼きそばを作って食べたが、おなかペコペコですぐにぺろりと完食。
山で食べるご飯は、本当に美味しい。


たっぷりと1時間休憩した後、下山開始。
往路と同じ道をしばらく行くと、途中で梅の木平へ分岐する標識がある。
私たちは梅の木平方面に進むことにする。
比較的細い道が続き、山中で木の伐採作業が行われていた。
40分ほど歩けば、梅の木平バス停に出る。
バスの本数は少ないため、ここから高尾山口駅まで自動車道横の歩道をてくてく歩く。
この歩道歩き30分が、この日のうちで一番暑くて辛かった。

今回初めて登った草戸山、本当に静かで素敵な山に出会えて良かった。
きっとこんな風に、まだまだ近くに知らない素敵な山があるのだろう。
地図を広げて、同じところばかり見ていないでもっと周りもよく見よう!











新緑の陣馬山~一ノ尾尾根コース~

2017年05月08日 | 山登り

春らしい陽気の4月中旬、久しぶりに陣馬山へ向かう。
山の上では、この時期なら桜や山ツツジが見頃かもしれない。
前夜に激しく降った雨はすっかりあがり、空は快晴。
こんな日は、気持ちよい尾根歩きが一番!と、いうことで一ノ尾尾根コースを歩くことにする。


JR藤野駅からバスで10分程いった所の上沢井停留所で下車。
降りた道路を山側に渡ったところに一ノ尾尾根コースへの標識が見える。
しばらく民家横脇の道を進んでから登山道へ入る。
この時期なら、さぞかし混んでいるだろうと思いきや、誰も歩いていない…
静かな登山道を気持ちよいペースで進む。
雨上がりのおかげで、呼吸をするたびに新緑の香りが身体の中に染み入ってくる。
あぁ、春の匂いだなぁと嬉しくなる。


登山道のあちこちに野イチゴの花が可愛らしく咲いている。
春山の良さは、新緑はもちろん、いろんな花があちらこちらから咲きはじめているのを見つける楽しさだろう。


山頂直下のところで木段が出てきて、これをもうひと頑張りすれば茶屋が見えてくる。
登りきれば陣馬山855mである。


茶屋の周辺は芝が青々としてとても心地よい。
鯉のぼりが風にゆらゆら揺れていて、思わずゴロゴロ転がりたくなる。
周りの子どもたちは、結構転がって遊んでいたがオトナなので我慢する…
フラットな場所でお昼ご飯休憩をとる。


暖かくなってきたので、山ご飯は鍋物から炒め物に変更。
ニンニク味噌味の焼うどん、藤野駅で購入したほうれん草の卵炒め。
娘はかなり空腹だったようで、気持ちよい食べっぷり。
食べ盛りの娘のためにも山食メニュー、そろそろ新しいモノを開拓して、もっと山ご飯を充実させよう。


山頂にある白馬から見下ろした時の風景。
この日は、春霞がなく空気が澄んでいたので周辺の山々もクリアに見える。
都心もよく見渡せて、スカイツリーまで見えた。


下山は、陣馬高原下への道を行く。
40分ほど下れば林道に出て、ここを20分歩けばバス停が見えてくる。
ここからは、JR高尾駅行きのバスに乗り帰路につく。

陣馬山一ノ尾尾根コースは、なだらかな道がほとんどで春山をゆっくり楽しむことが出来た。
晴れた日のこの尾根歩きが本当に気持ちよく歩けて、いい山登りであった。

 

 



 


雪山・赤城山~雪上テント泊~

2017年04月26日 | 山登り

今年こそは、冬山シーズンが終わる前に雪山を登頂したいと考えていた。
3歳の娘を連れて、安全且つ楽しく登れる山はどこか…
いろいろ情報を集め検討した結果、赤城山が一番好条件ではないかとリーダーと意見一致する。
登山口までのアクセスが良く、ベースキャンプで日帰り登山が可能であること。
3歳になる娘には、念願の雪だるまを作って楽しめそうであること。
また無雪期に一度ではあるがルート確認のために登った経験があること。
等々、家族全員が雪山を楽しめそうだということで赤城山行きが決まる。
久しぶりの冬山テント泊準備にワクワクしながら出発の日を迎える。


3月に入ってすぐの週末は天候に恵まれ快晴。
前橋駅から赤城山まではバスが冬季でも運行しているから便利だ。
この時期は、凍り付いた大沼で氷上ワカサギ釣りをする人たちでとても賑やか。
氷の上で釣ったワカサギをその場で天ぷらにして食べるなんてサイコー!!
うん、次回は山&ワカサギ釣りプランも良さそうだ…と到着早々気分が盛り上がる。
釣り人を見やりながら、赤城山キャンプ場まで凍った大沼の上を歩く。
無雪期は歩けない大沼横断でキャンプ場まで時間短縮である。


キャンプ場は我々のほか1組しかいないため静かである。
テント設営後、娘は楽しみにしていた雪だるま作りに夢中。
雪上遊びが初めての娘は、もうそれはそれは大喜び。
喜ぶ姿にワタシ自身も幼少期はこうやって寒さに関係なく雪遊びをしていたなぁと思い出す。
夕方、早めに夕食を取り19時半就寝。


翌朝5時半起床。気温は、マイナス10度だが無風・快晴で寒さはそれ程感じない。
昨夜の味噌鍋の残りにお餅と白飯・卵を入れて雑炊にしたものを食べる。
必要な装備のみをザックに詰めて、7時半にテント場を出発。
黒檜山登山口まで歩くこと15分程で到着すると、既にかなり多くの登山者がいたので少々驚く。
冬山に日帰りで登れるからだろうか、とても人気があるようだ。
ワタシは今から、4年ぶりに12本爪のアイゼンを使って冬山を登ることの大きな喜びを感じる。
ようやく雪山に登れる日がやってきたんだな、と思うと感極まる。
まずは、安全第一にいくぞとリーダーと共に確認しあう。


登り始めから、いきなり急登が続く。
しばらくガシガシ登り続けると暑くなり、着ていた冬用のアウターをとる。
足元は、雪が固くアイゼンがよく効いて歩きやすい。
猫岩まで来ると、大沼と赤城神社がよく見える。
そして、またひたすら急登が続く雪道をひたすら登る。


登り始めて1時間半、赤城山最高峰・黒檜山1,828mに到着。
青空の下、大展望を楽しむ登山者で賑わっている。
いつの山でもそうだが、やはり冬山の天候に恵まれたときの登頂の喜びはひとしおである。
北関東方面の山には疎く、見えている山の名前が分からないのが惜しい。
今年は、登ったことのない山を中心に行きたい。


景色を楽しみながら昼食休憩をとる。
幸い、風がないおかげでゆっくりと日光浴しながら雪上ランチを満喫出来る。
これぞ山での醍醐味だと感じる。娘も普段、お目に掛かることのない雪景色を楽しんでいる。
たっぷり1時間、休憩をとった後下山にかかる。


雪上を歩きたがる娘のために少しだけ一緒に歩く。
何度もツルリと滑ってこけそうになり、危ないので背負子の載せる。


太陽が高くなるにつれ、気温も一気に上昇。
ズボ足状態になると、思うように前に進めなくなるから大変である。
それでも、雪がグサグサに腐ってしまう前になんとか下山することが出来た。
山頂から小一時間ほどで登山口に戻ってこれたから、かなりあっという間である。
山行時間としては少し物足りなさを感じたが、4年ぶりの冬山登山復帰を果たせたワタシの喜びは大きい。


今回は好条件での冬山だったため、何だか少し得したような気分。
もう少し苦労があったほうが冬山らしいような…
などと過去のことを思い出しつつ、娘がまだ小さいうちは無理は出来ないなと思い直す。
まずは、安全第一で無事に赤城山山行が出来て良かった。
また来シーズン、冬山を楽しむことが出来ることを願う。