11月に入り二週目の週末。
ここしばらく、長時間歩くいわゆるロング縦走がまったく出来ていないらいちょうチーム。
だが、ついにリーダーは、単独で山へ出かけることにする。
そして選んだ行先は、いつか登ってみたいと思っていた丹沢。しかも主脈縦走。
そう、丹沢は関西からは遠くてなかなか登れず、そのうち・・・と残された山域。
横浜に引っ越してからは近くなるも、登る機会がないまま。
そこへ、今回らいちょうリーダーは一人で挑戦することにした。
今回のブログは、帰宅後に聞いた報告を元にワタシが作成する。
朝6時に自宅を出て、JR横浜線橋本駅からバスで三ヶ木(みかげ)まで。
そこから登山口の平丸までタクシーで移動、登山口を出発したのは9時。
今回のコースの標準縦走タイムは10時間30分、と歩きごたえ充分。
落ち葉の絨毯を踏み締めながら先を急ぐ。単独かつロングコース踏破の為、かなりスピードアップで登り続ける。
岩の上に黄から赤のグラデーションが。誰かが落ち葉を並べてくれていた。
標高千m付近では、もうすっかり紅葉シーズンであるらしい。
11時15分姫次に到着。この時の気温は6度。
ガスっているため、期待していた展望はまったく望めず。
なかなか富士山を見ることが出来ない・・・
晴れていたら、モチロン最高に気持ち良いのだろうが、このように霧懸っているのも
幻想的で良いのでは・・・とワタシは思う。
いや、どんな天候であれ、山登りは楽しいはずだ。
蛭ヶ岳まであと0.4㎞という標識があり、あと少し・・・と思いきや、
これが予想外にしんどかったとか。
なんでも、こんな階段が延々と続き、これが結構応える。
確かに、長い階段歩行というものは山登りの中では修行のように感じる。
12時40分丹沢山地の最高峰・蛭ヶ岳1,673mに到着。
相変わらず景色は何も見えないが、やっとここまで来たぞ!という思い。
登山口から標高差約1,300mをここまで一気に登る。
30分だけ昼食休憩。
ワタシが早朝に作ったおむすびとサンドイッチで簡単に済ませる。
気温は4℃しかなく、じっとしていると身体が冷えてくる。
その後、予定通り縦走路を進み、15時半に塔ノ岳到着。
ぼんやりと後ろに見えるのは、立派な山小屋・尊仏山荘。
その後も、ほとんど休むことなく歩き続けひたすら大倉を目指す。
17時半、すっかり日が落ちて暗くなった頃、ようやく大倉にたどりつく。
ここからはバスで渋沢駅へ戻り小田急線で帰路に着く。
さすがに疲労困憊のらいちょうリーダーであった。
今回は東野から登り始めて大倉へ下山するコースを歩いたが、これが良かったとのこと。
逆コースだと、塔ノ岳までの登りで結構混むらしい。
しかし今回のコースだとほとんど人とすれ違うことはなく静かな山歩きが出来る。
なるほど、丹沢は登山道もしっかりしているし小屋もある。
コースもかなり充実しているから、来年は必ず家族全員で登りに行こう。