らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

超簡単!ぱりぱりチーズ

2011年05月29日 | 日常のこと

あまりにも早い梅雨入りでこの週末、どこへも出掛けられず・・・
今日日曜日なんて、台風が近づいてきているせいで家から一歩も外へ出られず仕舞い。
じ~っとしている事が非常に苦痛なので家の掃除やら片付けをしていると簡単おつまみレシピが
出てきた。あまりにも簡単だったので早速作ってみると、かなりイケル。
「これ、夏山縦走にも持っていけるやん。お酒のアテにピッタリ!」
フムフム、そうだね、チーズは栄養もあるし中々いいじゃないか~
そんなワケで皆様も是非お試しくださいませ。


<作り方>
スライスチーズを4等分して、耐熱皿にクッキングシートをひいて
その上に並べる。レンジ500W2分30秒で、はい出来上がり。
お好みで七味や胡椒をかけてもいいかも。

山ごはんレシピがまた一つ増えました。

 


夏山に向けて~菊水ルンゼetc

2011年05月23日 | 六甲山

ゴールデンウィーク山行が無事に終わった後、しばらくは山と下界との気温差に
身体が馴染めずバテ気味が続く・・・
そりゃあそうでしょ!寒い雪山から一気に春爛漫・気温25度とかの生活はあまりにも過酷です。
でも、週に一度のトレーニングは欠かさずやっております。
そうです、気分はもう夏山に向かってレッツゴー!ですよ。暑さに負けるもんか~


菊水ルンゼは以前にも一度登りましたが、再び15日に行ってきました
この日は、山疲れが少々残っていたので二人ともいつもより荷物を半分にして
軽量登山をしました。たまには小さいザックも楽チンでヨロシイなぁ


菊水山頂で昼食です。今日はちらし寿司と新玉ねぎ肉炒め。
お寿司は暑くて食欲がないときでも食べれることが出来るのでとてもおススメです!


あらら・・もう下山ですか!?ハイ、そうです。もうバテました
菊水山だけですでにお疲れモードの私たち。もう、今日はいいわ~そやね~
で、山頂から神鉄ひよどり駅までのコースを下山。
途中の展望台からは神戸の街並が一望でしたよ


下山後、三ノ宮に立ち寄って神戸まつりを見学。
大賑わいでしたが、さらに疲れました・・・でも、これも年に一度のお祭りなので見ておくべきかなと
思ったので行ったワケです


な~んと!ワタシの大好きなNHKキャラクターどーもクンがいるではありませんか!
子ども達が一緒に記念撮影している中で気にもせず、オトナのワタシは一緒に写真を
撮ってもらいました。わ~い。

この後、らいちょうリーダーが登山靴を修理に出してお直し待ちなのでしばらく山はお休みになります。
まぁ、六甲山はもう暑いしマラソンで持久力付けようとなり早速走ってきました。
まずは自宅から三ノ宮まで約9キロを走ります。そして、ランニング姿で三ノ宮をウロウロ・・・
ランチしてから神戸大丸やらダイエー、東急ハンズと散々買い物して最後は徒歩で自宅へ帰宅。
これくらい歩けなかったら夏山縦走出来ないもんね~よしよし!この調子だよ。

元気いっぱいに頑張れそうです

 

 

 

 

 

 

 

 

 


北穂高岳東稜(G.W後半編)

2011年05月17日 | バリエーション

ゴールデンウィーク前半は剱岳を登ってきたが、まだ休みは残っていた。
強風で破壊されたテントの上張とポールを購入する為、一旦下山して再び山行きの準備を整えた
私たちは、今度は北アルプス.北穂高岳東稜登攀を目指して出発したのでした。

5/6、朝一番の新幹線で名古屋まで行き、特急に乗換えて松本まで。
そこから松電とバスを乗り継ぎ、お昼前に上高地に到着。
これだと高山経由で行くよりも早く到着出来たし、ワタシは松本から新島々まで、
車窓からのどかな風景を見るのが大好きなのである。
まぁ、次回からこの移動手段を使おう、と一人勝手に決めていた。
さて、今日は涸沢まで登らねばいけない。上高地からは所要6時間ある。
初日の寝不足気味の身体には少々キツイが仕方ない・・
頑張って歩き始めたのでした。


平日だったせいか、G.Wなのに静かな上高地
ここから見る穂高連峰はいつの季節も美しいのです。


涸沢ヒュッテが見えてくるも中々着かない・・もう、この時ワタシは疲労困憊状態。
18時、予定通り6時間掛かって涸沢到着。
連休中、200張あったというテント場はこの日わずか20張強程度でした。
こんなに空いてる涸沢、初めて!


5月連休の山行は必ずこの鯉のぼりをテントに付けて泳がせます。
我が家の恒例行事なのです


今度は強風でテントが吹き飛ばされないようにと、深~く雪を掘りガッチリ設営。
そして今夜はすき焼きです。生卵持参で、山ご飯とは思えぬ贅沢感がありました。
ここまで重たい思いをして担いできてよかった!


翌朝は5時半起床、8時出発とやや遅め。
そんなに慌てなくても今日は混雑もないだろうし、雪も締まってて歩きやすい
だろうと、二人考えていたが・・・


なんてことはない、登り始めてしばらくすると太陽がぎらぎらと雪面を照らしつけ気温は
グングン上昇。おかげで、東稜取り付きまで1時間のつもりがズボ足と暑さに悩まされ、
なんと2時間も掛かってしまった。
「剱岳はず~っと寒くて雪も硬かったのに・・計算違いだったね」と、二人で反省する


稜上をしばらく進むと細いリッジに出たので、ここからは
ロープを出してスタカットで登攀開始。今年は積雪が多くて、岩が
あまり出ていないようだった


リッジの両側は見事にすっぱり切れ落ちていて、かなりの高度感。
でもそれ以上に、雪質が悪くて崩れはしないかとヒヤヒヤした


核心部のゴジラの背は雪が多くて登り始めはチョット難儀したが、
思っていたよりもあっという間に終わってしまった。
最後は本来なら10mの懸垂下降なのだが、この雪の多さのため
クライムダウンで東稜のコルに降りた。


この辺りから、すっかり空は雲に覆われてしまった。さっきまで太陽はどこに?
ここからはコンテで進む。途中、雪が腐ってピッケルも引っかからなくて
苦労した箇所もあった


13時15分、北穂高小屋に到着。ガスっていて何にも見えなかったが、久々のバリエーションを
二人で登頂出来たのでうれしかった。


小屋の周りをつがいの雷鳥が遊んでいた。モコモコしていて何とも愛らしい姿に心癒されます


小屋テラスで休憩した後、今度は下山開始。北穂沢はかなりの急傾斜で、下り始めの1時間は
後ろ向き体勢で下降しました。山は登りより降りの方が断然怖い!とワタシは思う


傾斜が緩くなってきたところでやっと、景色を見る余裕も出てきた
再び太陽が出てきて青空が戻り、前穂北尾根の上部を照らしてくれた。



16時半、涸沢小屋に到着。ここでアイゼンと登攀用具を外し、登頂祝い用のワインを購入。
テント場に戻ると、10張しか残っていなかった。昨日よりもさらに静かな涸沢テント場で、
満足感いっぱいの私たちは五一ワインを1本、軽々空けました~


5/8日曜日、今日でゴールデンウィークも終わり。さぁ、下界に帰らなきゃ。
降雪のあった涸沢の朝は寒かったが、この雪の世界ともしばらくお別れと思うと少し寂しい・・


徳沢まで来ると、もうすっかり春。ゆっくり、ゆっくり、充実感に浸りながら帰路に着きました。

今年ほど山三昧の連休はいままでなかったと思う。
また、無事にすべての目標を達成出来たことでとても自信につながりました。
さぁ、今度はどこの山を登ろうかなぁ。

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


剱岳~早月尾根~

2011年05月12日 | バリエーション

4月29日から5月3日まで富山県の剱岳へ行ってきました。
今回の山行、実は一年前から計画していたもの。
当日は2年前に北鎌尾根で知合ったK氏とその山岳会に所属されているY氏がご一緒に同行して下さった。
私たちにとって、早月尾根から登る初めての剱岳。しかも、今年は雪が例年よりもたっぷりあるとか!
うわ~、大丈夫かしら・・・ でも、行ったことのない初めての場所というのは不安よりも楽しみの方がワタシは大きい。
天気予報では、何やら大きな低気圧が通過する云々・・まぁ、停滞覚悟で行きましょう!と、大阪から富山行きの特急に乗り込んだ。
富山駅から地鉄に乗換えて上市駅へ着いたのは夜10時前。
今夜は知合いのH氏に泊めて頂き(H氏も北鎌尾根以来のお付き合い)、翌朝車で馬場島へ向かう。
到着後は馬場島派出所に届出済の計画書を提出して、さぁいよいよ登山開始!


出発早々からお天気は下り坂。
あぁ、今日はこんな中を早月小屋までの標高差1,400mも登らねばないらない・・
稜線に差し掛かる辺りでは激しい雷雨に辛い思いをさせられながら、夕方小屋に到着。
テント設営してゴチャゴチャ片付けして、モツ鍋食べて即就寝でした。
そして、問題の翌朝・・・


小屋で自炊中の私たち。えっ!?なぜって?
実は2日目の朝、あまりの暴風雨にテントのポールが折れて上張を付き破いてしまった。
テント内で待機中の私たちは雨の中、急いで小屋に避難。テントが破壊した為、小屋泊まりになってしまったのでした。
停滞中の2日目は、諦めて朝からビール飲んでゴロゴロして過ごしました。


3日目朝。やっと天気は快復し、朝7時にいよいよ剱岳山頂に向けて出発する。
この時、ワタクシかなりの緊張モード。


雪は硬く、12本爪アイゼンがよく効いていい感じに登っていく。


登り始めて1時間半で小休止。ここから先は傾斜のきつい雪壁が待ち受けている。
まだまだず~っと緊張しっぱなしのワタシ・・・


標高が上がるにつれて風も強くなってきた。
エビの尻尾がその自然の厳しさを表してくれてる。しかし、今年は黄砂の影響で
茶色になっていたので、まさしくエビフライのようだった。


垂直かと感じるくらい急な雪壁を乗り越え、山頂まであと少し。
もうちょっと、もうちょっと、ツルギ、ツルギ・・と自分で自分を励ましながら
一歩一歩登っていく。


山頂が見えてきたよ!


11時15分、ついに山頂に到着。
念願が叶って感無量のワタシ。4人で記念撮影です。


さぁ、登ったら降りなきゃ。実はこの早月尾根、下りが核心部です。
登りはロープ無しで行けましたが下りはそうはいきません!
下りが超苦手のワタシはまだまだ緊張しっぱなし。


慎重にリッジを通過していきます。


この日一番の長~い懸垂下降は約30m。
岩と雪のミックス帯で、途中ロープが引っかかったりしたが無事でした。


ようやく核心部を通過して、あとはゆっくり景色を楽しみながら下山です。
初めての剱岳を登頂出来たことの嬉しさを思いながら・・・


小屋に着いてから一息つくと、もう夕暮れ。
夕陽に赤く染まる山々を眺めながら今日一日は終わりました。


朝9時前に小屋を出て、ゆっくり下山。
いろいろあったけど、楽しかったなぁ。


途中から登山道を外れて、馬場島方面へ雪面をトラバース。
このほうが早いのです。こんなことが自由に出来るのも、この残雪期ならではです。


お疲れ様でした!ここまで来ると、冬から一気に春に変わりました。


馬場島に下りて来たら、山桜が咲いていました。
フキノトウを見つけて、いっぱい摘んで大喜びのワタシ。

初めての剱岳登頂。今まで登ってきた山とは違う何か大きな自然の力を感じました。
また、登るよ剱岳!