気持ち良すぎるくらいの秋晴れの9月最終の日曜日、箱根へ山登りに行ってきた。
今までに、明神ヶ岳に2度登っていたがそのときに山頂から見える向かい側の
高い山が気になっていた。
やはり、もっと高いところに登りたい気持ちになるのが岳人だろう…
神山は箱根の最高峰、そのお隣駒ケ岳は抜群の眺望であるらしい。
もしかすると、今日こそ富士山全貌が拝めるかもしれない。
期待いっぱいで、登山口に向かう。
JR小田原駅からバスに乗車、50分ほどで早雲山登山口に着く。
途中、車道がかなりのウネウネ山道だったので乗り物酔いしたワタシ。
だが、行かねば!こんなに快晴なのだ。
地図を確認してから11時半に出発。
登山道は、始めはまぁまぁの急登。
しばらくすると、富士山の立派な姿が視界に飛び込んできた。
やっと、見ることが出来た!とてもうれしいワタシ。
このまま天気が安定していれば、山頂でも見られるかも…
それにしても、暑い。晴れるとまだまだ残暑が厳しい。
登山道は、可愛い花が意外とたくさん見ることが出来て楽しく歩ける。
歩き始めて1時間半ほどで、大涌谷分岐まできた。
ここから駒ケ岳へ直接行くことも出来るが、せっかく来たのだから
箱根山最高峰・神山のピークを踏んでおきたい。
迷わず、神山経由の方へ進む。
神山1483mは、展望のない狭い山頂であったが、数名の登山者がいた。
この日は出発が遅かったので、あまりゆっくりしていられない。
最高峰で記念撮影をしてから、すぐに出発する。
ここから、まだ駒ケ岳を登り、ロープウェイ最終16時50分に間に合わねばならない。
神山から、いったん下りまた登り返しいよいよ駒ケ岳山頂へ向かう。
かくれんぼ出来そうなくらい、笹ヤブがボーボーに茂っている。
それでも、道はしっかりと踏まれているのでしっかり歩ける。
笹ヤブを抜けて振り返ると、富士山が薄っすらとではあるが姿を見せてくれた。
駒ケ岳山頂は草原が 広がっており、立派な赤い鳥居が建っていた。
周囲は何も遮るものがなく、富士山と反対側には見下ろせば芦ノ湖がよく見える。
うーむ、なんとも素晴らしい景色。
富士山が眺められるというのはとても贅沢な気分になれるのはワタシだけか…?
箱根が日本を代表する観光地であるのが納得してしまう。
山頂から少し下れば、ロープウェイ乗り場であり、そこから下界へと降りる。
16時過ぎに無事に下山。
今さっきまでいた駒ヶ岳が、もうあんなに遠いところに見える。
下からでもよく見えるものだ。
ここから、バスで小田原駅行きに乗り帰路につく。
今回選んだコースは、なかなか歩きごたえのある登山道であった。
ハイキングコースなんて紹介されていたので、ラクチンかと思っていたが、
立派な山登りが出来、満足であった。
次回は、もう少し距離を延ばして歩いてみよう!