らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

春爛漫ランニング

2012年04月25日 | 日常のこと

4月も後半になり街中ではあちこちで花が開き、六甲山は山桜がきれいに咲いている。
春爛漫、外に出てただ歩いているだけでも気持ちがいい。
ランニングも景色を楽しみながら走れるのが嬉しい。
先日、今年の神戸マラソン応募にエントリーをした。あとは、抽選待ち。
そして、この日も楽しく神戸まで走ってきた。



八重桜が、今ちょうど見頃。モコモコと咲いている。


北野坂界隈は、観光客でいっぱいだ。旅行するのにも、いい季節だろうと思う。
お店の庭先に植えられたお花畑を見やりながら走り続けるワタシ。

こんなに春を満喫して、昼間はシャツ一枚で過ごしているのにゴールデンウィークの
アルプス山行は冬用のシュラフやらダウンが必要だから感覚がおかしくなる・・・
今週末からの連休、毎日お天気でありますように!

 

 


 

 


剱岳の大絶景!大猫山

2012年04月21日 | バリエーション

4月14日から16日まで、富山県の大猫山へ行ってきた。
馬場島から入山、初日は大猫山東面尾根上で幕営、翌日に大猫山をピストンして3日目下山。
今回、このプランをたてて下さったのはいつも山でお世話になっているK氏とH氏だ。

さて、剱岳や毛勝三山ならばよく聞く山名だが大猫山はまったく知らなかった。
地図を見ると、この大猫山は剱岳北西面の大展望と記されているではないか!
大猫山はいったいどんなに素晴しい眺望を見せてくれるのだろう・・・
ワタシは久々の雪山登山と未知の山への期待を胸いっぱいにして出発する。


14日は朝から雨。剱岳への登山口でもある馬場島はG.W前とあって、
誰も居ない。ここから、私たちは川沿いに進む。雨で雪が柔らかくズボ足になるのでワカンを付ける。
途中で、橋を渡りまた進むと今度は道が崩れていて川の向こう岸に渡れない。
仕方なく、戻り返して渡れそうな所を探す。そして思い切って水の流れる中をザブザブ一気に進む。
もし、水量がもっと多かったら渡れなかっただろう。
そして、いよいよ尾根に取り付く。
ここからはアイゼン装着だ。雨降りの中、急登が延々と続く登りはキツイ。
途中からは、新雪の上に降った雨で雪がグサグサに腐って何回も身体がはまって往生させられる。
しかも急登で思うように先に進めず時間がかかり15時に行動終了。


15日5時起床。前日の雨雲は何処へやら、見渡す限りの青空と太陽がキラキラと眩しい。
そしてビバーク地からは白銀の山々の大展望!こんなに素晴しい場所にテントを張っていたなんて
昨日まで何も見えなくて気付かなかった。
卵雑炊とお餅を焼いた朝食を食べ、準備を済ませて7時15分に出発する。


荷物をテントにデポして、登攀用具と行動食をザックに詰めて大猫山を目指す。
風もなく、穏かな天候だが太陽の光が雪に反射するのでサングラスなしでは歩けない。


出発から30分程で、剱岳が目の前に見える展望台まで来る。
大猫山まで行かなくても、これだけの素晴しい景色が見えるからスゴイ!


この大猫山東面尾根は、とにかく急斜面がずっと続く。これでもか、これでもかという具合。
登りより帰りの下山が気になるワタシ・・・
思わずK氏に「帰りはコンテでお願いします」と頼んでしまう。
後半からは、ワタシがトップで登らせて頂いた。いつもセカンドでは、ルートファインディング
力がいつまでたっても身に付かない。
トレースの無い雪壁にクレバスがあちこちにパックリ口を開いている。落っこちないように、
どのルートで進むかを見極めねばならないトップにずっと緊張しながら登る。



11時前、大猫山(2070m)に到着。山頂からは剱岳北西面の全景が大きく立派に望むことが出来た。
また、後立山連峰の五竜岳や唐松岳までもすっきり見渡せた。
記念撮影をして、休憩をとってから12時に下山開始。猫又山が目の前に見えているが
この雪の状態であと標高300m登るのは厳しいので次回のお楽しみにとっておくことになる。


急斜面を下るのは苦手なワタシは、足元を気にしながらゆっくり確実に降りる。
途中、ロープを2回出した。懸垂下降で降りるのはまだそれほどでもないが、
登りでも苦労した切れた斜面のトラバース20m程の箇所は緊張感いっぱいだ。
ロープがなければ、きっとワタシは渡りきれなかったはずだ・・・


緊張感いっぱいのトラバースを終了した地点で、H氏と合流。
H氏は、この日は写真を撮る為にシャッターチャンスを待って過ごされていた。
山岳写真の撮影は、この重い機材を担ぐだけでも相当体力が要りそうだ・・・


15時、無事にビバーク地へ戻ってきた。テントが見えてやっと、緊張から開放される。
ワタシはもっと精神を鍛えねばならない。


山の楽しみといえば夜の宴会だが、この日はいつにもまして盛り上がる。
持参したお酒は、日本酒・バーボン・スコッチ・焼酎と飲み放題(飲みすぎ・・・)


自宅から持参したペミカンでカレーを作る。やはりフリーズドライより手作りに限る。
食後は、K氏とH氏からサーモン塩焼きと明太子で酒盛りは続く。
山の上でこんなにいろんなものを食べられるなんて、
すごく贅沢で下界で食べる何倍も美味しく感じる。


最終日は8時半に下山開始して、約2時間で馬場島へ到着。
下りはかなり早く降りることが出来る。
日ごとに雪解けが進み、アルプスにも春がゆっくり訪れていることを感じる。

今回の大猫山縦走は、トレースの無い雪深い急登や雪屁にクレバスと厳しい雪山だ。
でも頑張った分、登った者でしか見ることの出来ない景色とその喜びを堪能することが出来る。
そして不思議と、苦労したことは忘れ、楽しかったことだけ記憶に残り、また山へ登りたくなる。



 

 


 

 


ふきのとう

2012年04月17日 | 山登り

4/13から昨日16日まで、残雪のアルプスへ行ってきました。
残雪といっても今年はかなりの雪が残っていて、とてもG.W前とは思えないほど。
それでも、登頂日は天候に恵まれ苦労するも無事に登ることが出来きました。
詳細は、写真が揃い次第報告します。
下山後、馬場島でフキノトウがいっぱい芽を出していたので摘んで持ち帰った。
さっそく、ふき味噌を作ってみました。


摘んできたフキノトウは、何ともいえない良い香り。天ぷらにしても美味しそう・・・


きれいに水洗いして熱湯で2分ゆがき10分水にさらす。
そして、よ~く搾ってみじん切りしてごま油で炒める。
味噌、砂糖、みりん、酒を合わせたものを加えてさらに炒めて出来上がり。

このフキノトウ摘みは、この時期ならではの楽しみのひとつです。


 


桜並木

2012年04月10日 | 日常のこと

神戸は昨日、ソメイヨシノが満開になったそうだ。
今年の桜は咲きが遅いのでは、と思っていたが4月になって一気に暖かくなり、
結局、例年通りに満開になったようだ。
満開になったのはいいが、水曜日が雨の予報なので折角咲いた桜が散ってしまう・・・
ゆっくりお花見には行けそうもないので、今朝出勤前に近くの桜を見に行ってきた。
少しの時間ではあったが、朝からこのように満開の桜を眺めるというのもいいものだ。


御影駅から歩いてすぐの所にある弓弦羽神社へ続く桜並木。
桜シーズン、ワタシのお気に入りの散歩道である。


桜を見ていると、心がほんわかしてくる。
そして、必ず桜餅が食べたくなる・・・

春爛漫であるが、アルプスの山の上はまだまだ雪深い。
この週末、気を引き締めて雪山に登ろう。

 



 

 


蓬莱峡・屏風岩

2012年04月03日 | 六甲山

久しぶりに蓬莱峡・屏風岩へ行ってきた。約2年ぶりである。
ここは、ロープやアイゼンを使って実践的な岩登りが出来る練習には最適な岩場である。

日曜日の朝、天気は晴れているが4月というのにまだまだ肌寒い。
蓬莱峡へは、阪急宝塚駅からバスに乗り座頭谷で下車。
ガードレールを越えて、川の方に降りていくとあの奇岩が現れる。
道なりに行けば、屏風岩の正面にある広場へ出ることが出来る。
さて、この日も朝から多くの人たちが本番に備えて熱心に練習に取り組まれ、とても活気を感じた。


屏風岩での練習風景。どこのルートも楽しそう。
(この日は、カメラを忘れた為、携帯で撮影した写真です)


久しぶりの岩場だったので、最初はトップロープで練習。
この日使用した10mmロープは絡まないので使いやすいが、持ち運ぶには重い・・・
自宅を出るときは少し太陽が出ていたのに、ここは時折り雨が降る空模様。寒い!


少し岩に慣れてきたところで、休憩。今日の昼食は、シチューと前日に焼いたベーグルパン。
そして、このベーグルパンを温めているのが、今回初登場のアルミフライパン!
今までチタンのフライパンを使用していたが、熱伝道が悪く真ん中ばかり焦げたりと使いにくかった。
だが、アルミフライパンならじっくり全体に温まり焦げないし、結構軽い。
山食器はチタン、と思い込んでいたがこの機会にアルミを見直そうと思う。


後半は、リードで登る練習を何度もやって16時半に終了。
いつもの、クライミング楽しかった~というものよりも、あぁ練習したなぁという感想。
ずっと曇りか雨だったのが、帰る頃になって晴れてきた。

蓬莱峡の屏風岩は、岩が大きくて場所も広いのでのびのびと練習出来た。
泊り込みで練習に来てもいいかもしれない。