らいちょうのあし日記

山登りが大好きで今日も日本のどこかで歩いています

登る×走る=10倍楽しい~六甲山頂から有馬越え~

2012年06月26日 | 六甲山

梅雨入りしても何故かいつも日曜日は上手い具合に晴れるのでうれしい。
ちょうど週1日ペースの山登りを続けることが出来るのだからありがたい。
そして今回はいつものように重いザック担ぎ、歩いて登る山ではない。
ナント、走って駆け上がり走って駆け下りるトレランに初めて挑戦した。
登山靴に重いザックはこの日はお休み、ランニングスタイルでスタートです。

 
自宅から早速走る。登山口から油コブシ経由で六甲山頂へ。
走って登った山頂は、いつもより何だかウレシイ。
思っていたより、ここまでそれほどキツクない。
いつもの歩荷トレの方がしんどい・・・


魚屋道を快適に走る。この道が、また走りやすいこと!
変わる景色と涼しい風を受けながら走ることがあまりにも楽しすぎるワタシ。
下界でのランニングより、ずっと気持ちいい。
ほとんど休憩することなくこの日は走り続ける。


紫陽花も見頃。
そしてあっという間に、有馬温泉へ下山する。
登山口からたったの2時間半だったから自分でも驚いた。
ちなみに地図上のコースタイムは約4時間。


有馬里駐車場前にある自家製天然酵母のお店イーゲルさんに寄り道。
ここのパン屋さんは、材料も有機物を使われていてとても美味しい。
木~日曜のみの営業で、遅い時間に行くとほとんど売り切れてしまう。
有馬に来たら必ず立ち寄りたいお店だ。


まだ時間も早いので、有馬で足湯に浸かって疲れを癒す私たち。

山で走ることが、こんなにも楽しいなんて自分でも驚きだ。
下山後も「今日は良かった、面白かった」と言い続けるワタシ。
来週もトレランしてみようかな。


 

 


 


自家製酵母でカンパーニュ

2012年06月23日 | 日常のこと

自家製酵母の魅力にすっかりハマッてしまったワタシ。
ほぼ、一日おきにパンを焼く生活に幸せを感じる今日この頃・・・
こんなにパン作りが楽しいのも、きっとプクプク生きている酵母を使っているから。
暑い夏が来ても、パンを焼き続けるぞ!


初めて作ったカンパーニュは、形はまだイマイチだが美味しく焼けた。
これを満足いけるモノにするには、あと最低5回は焼かなければ・・・頑張ろう。


トエンティクロスから森林植物園へ

2012年06月22日 | 六甲山

毎年この季節、必ず神戸市立森林植物園に行っている。
目的は、アジサイを見るためであるがここの品種・株数の多さは日本一!なのだ。
神戸に住んでいて、今この時期にしか出会えないアジサイを見逃すわけにはいかない。
また、ちょうど金曜日の夜に毎週見ている関西限定ローカル番組「山登り☆大好き
という番組でもこのコースが紹介されている。
雨上がりの日曜日に、同じコースで歩いてみた。


布引の滝から紅葉茶屋を越えて、トエンティクロスへ向かう。
前回の八経ヶ岳も新緑が気持ちよかったが、地元六甲山だっていろんな樹木があって楽しい。
しばらく行くと、前日の大雨で川が増水して向こう岸に渡れなくなった。
仕方なく、少し迂回してから再びトエンティクロスに入りその後は無事に飛石渡しを踏んで渡る。
ちなみに去年の同じ所では、登山靴を脱いで膝下まで水に浸かりながら渡った。
今年は腰下くらいまで増水していたため、諦めた。


羽根の奇麗なトンボ発見。


出発から2時間程で、森林植物園東門に到着。
ここから先は、森林浴を楽しみながらゆっくり散策。




シチダンカ(六甲山の特産種)

ヤマアジサイ

布引の滝から渓流沿いの道トエンティクロス、そしてアジサイが花咲く森林植物園へ。
このコース、六甲山のいろんな景色を一日で楽しめるのでお勧めです。

 


近畿最高峰・八経ヶ岳へ~後半~

2012年06月18日 | 縦走

弥山川双門コースを無事に終えた翌朝、小鳥のさえずり声で気持ちよく目覚める。
晴れて青空が見えるが、結構寒い。
テント場は標高1,500mだから下界との気温差は10℃近くはあるだろう。

さて、行程2日目は、一般ルートから八経ヶ岳に登頂して栃尾辻経由川合へ下山。
昨日のようなアドベンチャーコースとは打って変わって、ルンルンコースである。
とは言え、6時間のコースタイムだから今日もしっかり歩かなければいけない。
前日の連続梯子越えと岩登りで少々筋肉痛の身体のため、入念に準備体操をして出発する。


テントの周囲でたくさん群生していた、これはワラビみたいな・・・?


栄養たっぷりの朝食で、エネルギー充電。最近は、このフライパンが大活躍している。
自家製ロールパンに厚切りハムとチーズをサンドしてモリモリ食べる。


7時20分、山頂に向けて出発。
さすが一般ルート、歩きやすいことこの上ない!
新緑と一面を覆う苔があまりにも美しく、かなりご機嫌なワタシ。
前日苦労した分、今日の快適登山を実感出来る。


出発から1時間で弥山到着。ここから見える山並みに大峰山の奥深さを感じる。


弥山から明るい登山道を30分も歩けば、近畿最高峰の八経ヶ岳1,914mに到着。
この日は、月曜日とあって山頂は私たち以外にもう一組のパーティのみだった。
景色を堪能して、記念撮影を済ませてさらに先を行く。


ほとんどアップダウンのない登山道が延々と続く。
レンゲ道と地図に記されているが、オオヤマレンゲにはお目にかかれずだった。


日裏山で小休止。明るく視界が開け、振り返ると八経ヶ岳と弥山が大きく見える。
まだ朝の10時だが、かなり暑い。気温がかなり上昇しているらしい。
これから夏に向けての時期、関西の山歩きは暑さとの闘いだ。


下山途中、何度も見つけたコガネムシはどれもピカピカでキレイだった。
これぞ、黄金虫という漢字がピッタリだと思う。

14時20分、無事川合に下山。この日もよく歩いた。
梅雨時期ではあったが、雨にも降られず充実した山行を楽しめた。
前半は、冒険的なコースでハラハラドキドキ、後半はゆったりコースの今回の縦走路。
関西以外の方にも是非!来て登ってほしいお勧めルートである。


 

 

 

 


弥山川双門コースから近畿最高峰・八経ヶ岳へ~前半~

2012年06月13日 | バリエーション

梅雨入りしたつかの間の晴れ間を狙って、奈良県の大峰山系・八経ヶ岳へ行ってきた。
今回選んだ弥山川双門コースは、地図上では破線で表記された難路ルート。
100程の鉄梯子の登りや沢の渡渉、岩壁越え、ルートファインディング・・・と中々手強い。
でも、このコースをいつか登ってみたいとワタシは2年も前から思い続けていた。
そしてついに、この念願のコースを挑戦することになる。

6/10 曇りのち晴れ。
前日までの雨で、川の増水が気懸りだったがとりあえず目的地へ。
始発の電車に乗り込み、登山口である熊渡に着いたのは9時半。
緊張しつつも、これから始まる挑戦に気合を入れて出発する。


伏流水である白川八丁から河原の上流へ進んで行くと、釜滝が現れる。
この滝の水はエメラルドグリーンで、あまりの透明度に見とれてしまう。
早速、梯子が出てくるが木製のものは濡れていて足元ツルツルで結構怖い。


新緑の美しい樹林帯を行く。ヒンヤリ、涼しくて気持ちよい。
この辺りは、まだまだ序の口。楽しく歩いていられるのも今のうち、とは知らず・・・


一ノ滝に続いて二ノ滝が上方に懸かり、滝前の吊橋を渡る。
滝を見ていると、夏はやはり沢登りだよなと思う。


滝見物が終わると、いよいよ梯子の連続する急登スタートである。
覚悟はしていたが、ここまで連続しているとかなりウンザリしてくる。
そして、安定しない足元の急登は永遠かと思われるほど続く。
早起きして、寝不足気味の身体にはキツイ。




ツライ登りが続くも、道に咲くコイワカガミやシャクナゲが頑張れよ、と応援してくれる。


滝見平からは、名瀑100選に選ばれている双門の滝が見える。
絶壁から落ちる滝を見ていると、吸いこまれそうになる。


さっきまで、散々急登が続いていたのに今度は急斜を下る。
下って、下って、まだ下る。登った分、下りきったようだ・・・
かなり、疲れてきたがまだまだ先は長い。
本当に今日中にこのコースを抜けきることが出来るのか、徐々に不安になるワタシ。
時刻は15時を過ぎている。16時行動終了予定はあまりにも厳しい。


ここまで来るともう沢登りと変わらない。
川をヘツリながら、慎重に先を行くもかなりの時間を要す。
河原小屋は、昨年9月の台風で流されて跡形もない。
道はかなり分かりづらく、行きつ戻りつを繰り返しながら進む。


17時半、まだ終わらない。
もう疲労困憊状態のワタシの前に現れたのは、オーバーハング鉄梯子。
ゆらゆら揺れる梯子にエイッと乗り、もうどうにでもなれ!なんて気持ちになる。


続いて今度は、ボルトのみの足場。
こんな登山道、見たことない。このコースならではか。
この後しばらくすると、急に穏かな川の流れる道に出て一般道と合流した。


18時、ようやく狼平に到着した。あまりにも広々した草原の光景に今までの苦労も一気に吹き飛ぶ。
やっと心安らぐことが出来たワタシは、あまりの嬉しさに駆け回る。
結局、この日はほとんど休むこともなく約8時間も歩き続けた。

テントを張り、弥山川双門コース無事終了を祝って乾杯!
明日の八経ヶ岳登頂に向けて、早々と就寝する・・・
お天気が晴れますように!